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インセクトフェア戦利品(その1)

今年のインセクトフェアは例年の9月23日ではなく、10月8日に行われました。毎年会場となっている大手町サンケイプラザが改修工事で9月一杯使えなかったため、時期が遅くなったのだそうで。
今年も例年通り1卓出展で参加してきましたが、場内は大盛況で時間によってはブースとブースの間の通路を通ることも難しいほどでした。
知人・友人も多く来ており、またこのブログやTwitterの方を見て頂いている方からもお声を掛けて頂き、この場で改めてお礼申し上げます(…のわりに、Twitterではいつも馬鹿なことばかり言っていますが)。

さて、フェア後のブログ記事といえば戦利品のご報告。
今回のフェアは思っていた以上に良いモノがたくさんあり、だいぶ散財してしまいました…。一度の記事にすると少々長くなってしまうので、2回に分けて書いていきたいと思います。
カブト・クワガタムシが多いので、まずはそれ以外の虫から。

…で、まずはいきなり昆虫じゃないところから。

タイのオオムカデ
フェア2018オオムカデ
大人の掌を遥かに超える巨大なムカデ。一緒に写した携帯電話(ガラケー)からも、その巨大さが伝わると思う。
会場内を物色していたらたまたま発見し、「昆虫ではない虫」的な展示に使えるかな…と入手したのだが、個人的には好きではない。どうも生理的に受け付けないというか……好きな人は好きなんだろうけど……う~ん。じっと見ていると尻から背中にかけてゾワゾワと悪寒が這い上がってくる。
“これ”の生きているものに遭遇したら、とても手を出す気にはなれないかもしれない…

ニシキオオツバメガ
フェア2018ニシキオオツバメ
ニシキオオツバメガは以前のフェア戦利品でも紹介したことがあるマダガスカルの美しい蛾。「チョウは美しく、蛾は地味」という世間一般のイメージを真正面からひっくり返しにかかる極美麗な蛾である。

メネラウスモルフォドクチョウの仲間。
フェア2018モルフォ
フェア2018ドクチョウ
メネラウスモルフォ(上段)は美しい青い輝きで知られるモルフォチョウの一種で、こんなのが野生で飛んでいるというのが未だに想像できない。ドクチョウ(下段)はその名の通り体内に毒を持ったチョウで、外見がそっくりな種がいくつもおり、何と言う種のドクチョウなのかまでは私の知識では分からない。

オオルリオビタテハ
フェア2018オオルリオビタテハ
以前の記事でも書いたが、いずれ小さな展示ぐらいはできるようになりたいなーと最近は標本を買っていたりする。今回のチョウや蛾もその一環であり、正直言うとオオルリオビタテハは見た目だけで惹かれて選んだ。

オオゴマダラ
フェア2018オオゴマダラ
オオゴマダラは日本最大のチョウで、国内では沖縄地域で見られる。自身でも採集したことはあるのだが、わずかしか持っていないので展示に使えるかなーと思って。
ちなみにこの個体は沖縄島産で、自分が採っているのは石垣島。亜種が分かれており、微妙に違う。

カラスアゲハの仲間2種
フェア2018アキリデス
カラスアゲハの仲間は緑や青の金属光沢の鱗粉を持つものが多く、美麗種揃い。美しいものは理屈抜きに“良い”。

ジンメンカメムシシカツノハナムグリ
フェア2018ジンメンカメムシ
最後はジンメンカメムシとシカツノハナムグリ。ジンメンカメムシは、逆さにするとお相撲さんの顔に見えるということで有名なカメムシで、確かにそう見えてしまう。一頭一頭個体差があり、人相(?)や表情が違うのがまた面白い。
シカツノハナムグリは、頭に奇妙な形のツノがあるハナムグリで、東南アジアに見られる。こういう虫も面白い。願わくば、自分でも採ってみたい虫である。

…という所で、戦利品報告の第一弾は終了。残りはクワガタムシで、次回に。
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【告知】標本教室

「昆虫の標本を作ってみたいけど、やり方がよく分からない」「我流で標本を作っているけど、基礎をちゃんと知っておきたい」…という方向けに、2018年10月も、むし社さんで標本作製教室を開催致します!

今回の教室は、レギュラーの「クワガタムシの標本作製」の他、秋の恒例「バッタの標本作製」と、久々の「カマキリの標本作製」の計3本です。
なお今回も、僭越ながら私が講師を務めさせて頂きます。


<むし社開催>
〒164-0001 東京都中野区中野2-23-1
むし社 第2営業部(509号室)

2018年10月7日(日)
 1回目(13:00~14:30) クワガタの標本作製:2,500円
 2回目(15:30~17:00) バッタの標本作製:2,500円
 3回目(17:30~19:00) カマキリの標本作製:3,000円

◎クワガタムシの標本作製(タマムシ・カブトムシ等も同じ)
ミヤマやノコギリなどいわゆる大型クワガタの標本の作り方です。カブト・クワガタに限らず多くの標本作製の基礎となる「展足」になります。
標本作製というのは最初敷居が高く感じられるかもしれませんが、基本を覚えておけば実際にはそう難しくありません。

◎バッタの標本作製
バッタの標本は内臓を抜いて作りますので、そういったものが苦手な方はご注意ください。小学校高学年以上向けです。

◎カマキリの標本作製
バッタの標本作製と同じく内臓を抜く作業があり、バッタ以上に手間が掛かります。そのため、全くの初めてでは難しく、バッタの標本作製回を受けたことがある方、まはそれと同等の作業をご自身でできる方と対象とさせて頂きます(※バッタ等の標本作製経験がないと、正直難しいです)。

※お申込は、虫けら屋ホームページからお願い致します。
虫けら屋 標本教室ページ

※なお、迷惑メール設定等により、こちらからのお返事が届かない件がいくつか起きていますので、お申し込みの際は「lucanidae@hotmail.com」からの返信が受信できるよう設定を御変更下さい。

また、お使いのブラウザによっては申込フォームから送信ができない不具合が確認されております。もしその場合は、標本教室ページに書いてあるメールアドレス宛に必要事項をご記入の上、メールにてお申込下さい。

第75回 インセクトフェア

最近完全に更新が途絶えてしまっておりますが…
毎年恒例のインセクトフェアのお知らせだけはしておかないと、と。



10月8日(月・体育の日)、大手町サンケイプラザにて毎年恒例のインセクトフェアが開催されます。
毎年秋にサンケイプラザの3F・4Fの2フロアを貸し切って開催されている、世界トップクラスの規模を誇る有名な昆虫フェア(即売会)です。

例年9/23の秋分の日に開催されていたのですが、今年はサンケイプラザが改修工事で9月いっぱいまで使用できないという事態のため、今回に限り、10月8日 に開催されます。
恒例となっている方々は、開催日にお気を付け下さいませ。

…でまぁ、例によって毎度毎度「フェアとは何ぞや?」と同じコトを書くのもアレなので、もしまだフェアに行ったコトがなく、どういうものなのかを知りたい方は、以前の同フェア記事をお読み下さいませませ。

第67回 インセクトフェア


大手町インセクトフェア
10月8日(月(※体育の日)) 10:00~16:00


大手町サンケイプラザ(→地図
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-7-2



…ちなみに、私も恒例で一卓だけ出展致します(多分4階会場?)。
標本教室の宣伝&知人や教室に参加してくれた方とのご挨拶が主目的なので、売り物はあまりありませんが、まぁ賑やかし程度にケブカコフキコガネの標本でも並べておこうかなーとか考えています。
ですので、慌てて当ブースに来る必要はありませんので、狙いのモノをゲットした後にでも、気が向いたらブースにお立ち寄りくださいませ(…というか、当人がたぶん開始数時間は会場内を歩き回ってブースに不在と思われます)。

地元採集で、まさかの…

今年は季節の進行が早い。いつもならGW~5月頃に咲く花が既に満開になっていたりする。
昨年5月にカラスアゲハを採った地元ポイント(→記事)に、今年は完品を…!と意気込んで行ってみた。

…が、まだちょっと時間が早い。
そこで、川沿いの林にフジの花が咲いている場所はないかと川の土手に行ってみた。
しかしフジの花は見当たらない…と土手沿いを見渡したところ、川上側から黒いアゲハが飛んでくるのが見えた。
ハネの表が一瞬緑色に光ったように見えたので「おっ!カラスか?幸先良し!」と近くまで飛んでくるのを待つ。
やがてハネの表を視認できるぐらいの距離まで近づ…


んっ?


何か…

えっ…?
いやしかし、まさか…?


アゲハは土手沿いに右に左にフラフラしながらもこちらに飛んできて、やがてすれ違う。

やっぱり、それっぽく見えるんだが…

ネットインできそうなタイミングを計り、アゲハを追い掛ける。
…正直、採れる確率は低い。こういう場合、振り逃すことが多いのだ。
しかしだからと言って見逃すワケにはいかない。
小走りで追い掛け、やがてアゲハが土手の上をゆっくりと横切った瞬間、ここだっ!と追い掛けるように網を振った。

入った!

しっかりと胸を押し、網から取り出す。

地元ミヤマカラス-1
ウッソだろ…

念のため、ハネの裏も見てみる。

地元ミヤマカラス-2
やっぱり間違いない。

ミヤマカラスアゲハ。

えっ?
えっ、えっ…?
地元にミヤマカラス…?

あまりの驚きと戸惑いで、嬉しさがちっとも込み上げてこない。
千葉のド平地である地元で、ミヤマカラスアゲハ…?
確かに、三浦半島や伊豆半島など海に近い場所での生息地もあるが、いやしかし…

ミヤマカラスアゲハは煌びやかな輝きを持つ大型のアゲハで、日本で最も美しいチョウと言われることも多い。
「ミヤマ」の名のごとく山地に生息することが多く、自身も標高500mを超えるような場所で採集する機会が多いチョウだ。
まぁ一部に海沿いなどの平地に生息する個体群もいるが…

ほとんど山のない千葉県では確実な生息地は無いとも言われ(文献によって異なる)、恐らく地元では初記録ではないだろうか。


う~ん…いやしかし、まさか…

地元フチグロ採集

2015年に千葉に転居して、2016年に地元でフチグロトゲエダシャク(→春の蛾を訪ねて)が採れることが分かり、2017年には複数の♂を採集できた。
そして訪れた2018年初春。
今年こそ♀を狙いたいと意気込む中、SNSに本種の採集報告がポツポツと見られ始めた。
そして3月1日に一気に気温が上がり最高気温が20℃を超えたため、翌3月2日に近所の川の土手に向かった。
ふっち-2018-01

10時前に土手に到着し、おろしたての網を組み立て、握る。
2月に奄美大島でケブカコフキを採集したとはいえ、本格的な網振り採集は今年初。
前日がかなり暖かかったのでそれに比べると少し肌寒く感じるが、空は晴れ渡り、空の青と土手の枯草色とのコントラストがまるで合成映像のように見える。
雰囲気的に少し時期が早いようにも思えるが、はてさて…と歩いていると、何かが飛んだ。
だが、黒っぽく見える。
となると…
ふっち-2018-03
やはり ベニシジミ だ。
とまると朱~オレンジの鮮やかさが目立つが、飛んでいると意外と黒っぽく見える。
一方でフチグロトゲエダシャクは白っぽく見えるので、似たサイズの虫ではあるが飛んでいる時の色味である程度見分けは付く。
ギシギシの葉の上を動くものがいるなと目をやれば、ナナホシテントウ
ふっち-2018-04
モンシロチョウ、モンキチョウも1」頭ずつ見掛けた。
まだ肌寒さは残るが、確実に春は始まっているらしい。

そうして11時を過ぎた頃…

明らかに、ソレと分かる白っぽいものが飛んだ!

慌てて駆け寄り網を振るが、スカ!
フッチーは一度振り逃すと風に乗ってはるか風下へと逃げてしまうコトが多い……

…のだが、今回はなぜか風に逆らうように飛んでおり、数回振り回して幸運にもネットイン!
ふっち-2018-05
相変わらず、ぷりてぃ な蛾である。
そして、ハネの表の模様はよく写真で見るが、裏面はこんなに白っぽい。
飛んでいるとこの裏面の色がよく目立ち、かなり白っぽく見える。

この日は、時折飛んでいる♂を見掛け、数頭を採集出来たものの♀の発見には至らず…
ただ、個体数的にもまだ発生の前半と思われ、まだチャンスはあろうと午後1時に引き上げた。


そして、その4日後の 3月6日
朝は曇り空で気温も低く、『せっかくの休みだけど、今日は無理かなー…』と思っていたのだが、やがて日が射し始め、迷い始めた。だが日は射しても気温は低めで肌寒く、風もまだある。

う~ん…どうしたものか…

そうこうするうち、10時半を過ぎる頃には風も穏やかになってきたので、思い切って行ってみることにした。
こういう時、行かないでいると後で「やっぱり行っておけば…」と後悔することが多い。

11時前にポイントに立つと、さっそくモンシロチョウ。少し歩けばまたモンシロチョウ。
先日より明らかに数が多い。この数日で羽化したのだろう。
フッチーの姿を探して土手下から見上げるようにしながら歩いていく。
…以前の記事でも書いたが、この虫は枯草の上を飛ぶと非常に見づらく、簡単に見失ってしまう。
そのため、自分は低い位置から土手を見上げることで空を背景にして姿を探すようにしている。
彼らは地表に近い低い位置を、こんな感じにランダムに、しかも素早く飛び回る。
ふっち-2018-06

少しでも枯草に紛れさせないように視線を低くして探していく。
万が一ミニスカートの女性でも通り掛かろうものなら確実に勘違いされそうな行動であるが、まぁここならジョギングや自転車で通る人はいてもミニスカの女性は滅多に通るまい(笑)

1♂を採集し、その後は次々とスカって成果も上がらず、しばらくして…
時刻はちょうど12時頃、いつも以上に地表スレスレを飛ぶ♂を見つけた。スピーディーさもなく、まるで何かを探すように…いや、何かに近付こうとするようにゆっくりと飛んでいる。
そして、枯草の上に止まった。

フチグロトゲエダシャクの♂がとまるなど初めて見た……
…というコトは、もしかして…!?

とまった場所から視線を外さないようにしながらゆっくりと近づき、確かめる…

♀ キタ----(゚∀゚)-----!!!!
ふっち-2018-07

♂の下にいる地味な色をしたのが♀である。
…っていうか、本種の実は♀を見つけたのはこれが初めて。
嬉しくなってバシバシ撮影していると、やがて♂は交尾を終えてパッと飛び去ってしまった。
少し勿体無い気もしたが、せっかくなので♀単体の写真も撮っておく。
ふっち-2018-08

…♀の姿がおかしいことに気付いただろうか。

実は、フチグロトゲエダシャクの♀には翅(ハネ)がない
これでも立派な成虫で、♀は飛ぶことなく地上を歩きまわる。そしてフェロモンを飛ばして♂を呼び寄せ、飛んできた♂と交尾をするのである。
お腹は卵が詰まってパンパンに膨らんでおり、思っていた以上に大きい。

地元でフッチーを初採集してから3年目、初めて採集(埼玉)してからなら4年…
ようやく本種の♀を採集することができた。
内からジワジワと込み上げる喜びを噛み締めながら、♀を眺める。

…その後、数頭の♂を採集して、1時半頃に採集を切り上げた。
ギシギシの葉上で交尾するコガタルリハムシも見られ、春は確実に来ているのを感じた採集だった。
ふっちー2018-09


プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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