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最近の動向

ご無沙汰しています、虫けら屋です。
コロナのご時世で県外に出ることも少なくなっておりますが、なんとか生きております。
遠征が難しいなら地元の昆虫相解明に力を入れようぞ、というコトで最近は地元採集に色々と力を入れており、そのおかげか新しく採れた嬉しい虫もありました。

そのひとつが、こちら。
地元産ウマノオバチ

ばびほう=馬尾蜂=ウマノオバチ
以前に他県で採集した記事は書いておりますが(以前の記事:(1)神奈川里山採集・(2)ウマノオバチ)、転居した千葉でもいないものかと探しており…
ようやく今年になって出遭うことができました。

地元2ヶ所でポイントを見つけることができ、嬉しい発見でした。
で、せっかくなら動画も撮ってみたいとビデオカメラを持って同じ所に行き、採集する動画も撮影することができました。



住んでいるのが町中だったりすると、「地元なんて大して良い虫いないし…」と思ってしまいがちですが、例えば「地元=住んでいる市町村」として全体を見てみると、残っている社寺林や雑木林、河川敷など意外と虫のいそうな場所はあるものです。
そして、そういう地元(市町村)単位だと、意外としっかりと記録されていない昆虫が多かったりします。

遠出がしづらいこのコロナ渦中ですが、だからこそ、地元でじっくりと虫を探してみてはいかがでしょう?
「えっ、こんな虫が地元にいたなんて!」という驚きの発見があるかもしれませんよ。
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春、カブトムシの幼虫を探そう

短編動画を作ってみました。

外出自粛で息苦しい御時世ですが、要するに「人との接触を避けましょう」という話。
人との接触がない外出ならば、むしろ良いコトだと思う。
あまりに家の中に閉じ籠っていたら、息が詰まってストレスも溜まってくる。

では、人と接触をしない外出とは?

虫採りだ。


そんなワケで、まだ成虫のいない時期にカブトムシを探してみようというコトで、試しに動画を作ってみました。

https://youtu.be/aKcv5apAdFk

春も進んで色々な虫も活動を始めています。
息苦しく感じたら、人との接触を避けて外に出てみましょう。

よくある標本の誤解のひとつ

先日(と言っても1か月ほど前)手に入れたモーレンカンプオオカブトの標本を展足しているところ……というのが、以下の写真なのですが、、、
モーレン展足01

「針がいっぱい刺さって、まるで剣山みたい。カワイソウ…」


ありがちな誤解です。

昆虫の標本というのは、確かに針を刺す場合が多いです。
「なぜ刺すのか?」という理由については過去(だいぶ前)に記事を書いているので詳しくはそちらに譲るとして(→記事リンク:昆虫針)、まぁ簡単に言ってしまえば「標本を壊さないよう、大切に扱うため」です。
…でもって、虫の体に刺す針は1本だけなのです。

モーレン展足02

写真をよく見て頂きたいのですが、右のハネに刺さっている針以外、他の針はすべて体の各部にピッタリと添えているだけで、刺さっていません。これらの針は実は押さえ針で、標本を乾燥させる間に足の形などがズレて狂ってしまわないようにするために留めています。
そして、乾燥が済んだら抜いてしまい、体に刺した1本の針だけを残します。

これ、昆虫標本の世界では常識なのですが、そうでない方には意外と知られていないポイントだったりします。

ホソミオツネントンボ

ちゅー(虫)っす。
大変ご無沙汰しております、虫けら屋です。

ずーーーーーーーーーーーーっとBlogの方が更新止まったままになってしまっておりましたが、なんとか生きております。
これほど更新が止まっていたにも関わらず、インセクトフェアで「ブログ、まだですか?」なんて声を掛けていただける方もいたりして、「ああ。更新しなきゃ…」と思いつつ…
でも、やめたいというつもりはなく、また思うところもございまして更新を再開できたらな…と重い重い腰を上げ、動いてみることに。

さて、当方は文京区本郷の東大にある総合研究博物館でたまに標本整理のお仕事などさせていただいておりますが、その裏手で先日見つけたのが、こちら。

ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ。

水色の美しいイトトンボですが、大きさは4cmほどで体も細いのであまり目立たず、注意していないと見落としてしまいます。

えっ!? こんな時期にトンボ!?
…と思われるかもしれませんが、実はこのトンボ、冬越しするんです。
冬の間は枯れ枝のような茶色をしていて、春になると水色に変わります。
そもそも「オツネン」とは越年(えつねん)が訛ったもので、「ホソミオツネントンボ」とは「細身の年越しするトンボ」という意味。
暖かくなって色々な虫の姿が現れ始めたこの時期、ちょっとした林の近くなどでよく探してみると、見つかるかもしれません。




…さて、今後また当ブログも更新を再開して復活させていきたいと思います。
さしあたって、通常更新だけでなく、過去に載せた「標本の作り方」などの記事も内容が多少古くなっていたり、画像も撮り直したかったりとありますので、そのあたりも焼き直してしていけたらなと思っています。
虫に詳しい方には肩の力を抜いて読めて、虫を知らない人にも「へえ!」と面白く思ってもらえて、虫を知りたい人の役に立つような、そんなブログとしてまた続けていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

インセクトフェア戦利品(その1)

今年のインセクトフェアは例年の9月23日ではなく、10月8日に行われました。毎年会場となっている大手町サンケイプラザが改修工事で9月一杯使えなかったため、時期が遅くなったのだそうで。
今年も例年通り1卓出展で参加してきましたが、場内は大盛況で時間によってはブースとブースの間の通路を通ることも難しいほどでした。
知人・友人も多く来ており、またこのブログやTwitterの方を見て頂いている方からもお声を掛けて頂き、この場で改めてお礼申し上げます(…のわりに、Twitterではいつも馬鹿なことばかり言っていますが)。

さて、フェア後のブログ記事といえば戦利品のご報告。
今回のフェアは思っていた以上に良いモノがたくさんあり、だいぶ散財してしまいました…。一度の記事にすると少々長くなってしまうので、2回に分けて書いていきたいと思います。
カブト・クワガタムシが多いので、まずはそれ以外の虫から。

…で、まずはいきなり昆虫じゃないところから。

タイのオオムカデ
フェア2018オオムカデ
大人の掌を遥かに超える巨大なムカデ。一緒に写した携帯電話(ガラケー)からも、その巨大さが伝わると思う。
会場内を物色していたらたまたま発見し、「昆虫ではない虫」的な展示に使えるかな…と入手したのだが、個人的には好きではない。どうも生理的に受け付けないというか……好きな人は好きなんだろうけど……う~ん。じっと見ていると尻から背中にかけてゾワゾワと悪寒が這い上がってくる。
“これ”の生きているものに遭遇したら、とても手を出す気にはなれないかもしれない…

ニシキオオツバメガ
フェア2018ニシキオオツバメ
ニシキオオツバメガは以前のフェア戦利品でも紹介したことがあるマダガスカルの美しい蛾。「チョウは美しく、蛾は地味」という世間一般のイメージを真正面からひっくり返しにかかる極美麗な蛾である。

メネラウスモルフォドクチョウの仲間。
フェア2018モルフォ
フェア2018ドクチョウ
メネラウスモルフォ(上段)は美しい青い輝きで知られるモルフォチョウの一種で、こんなのが野生で飛んでいるというのが未だに想像できない。ドクチョウ(下段)はその名の通り体内に毒を持ったチョウで、外見がそっくりな種がいくつもおり、何と言う種のドクチョウなのかまでは私の知識では分からない。

オオルリオビタテハ
フェア2018オオルリオビタテハ
以前の記事でも書いたが、いずれ小さな展示ぐらいはできるようになりたいなーと最近は標本を買っていたりする。今回のチョウや蛾もその一環であり、正直言うとオオルリオビタテハは見た目だけで惹かれて選んだ。

オオゴマダラ
フェア2018オオゴマダラ
オオゴマダラは日本最大のチョウで、国内では沖縄地域で見られる。自身でも採集したことはあるのだが、わずかしか持っていないので展示に使えるかなーと思って。
ちなみにこの個体は沖縄島産で、自分が採っているのは石垣島。亜種が分かれており、微妙に違う。

カラスアゲハの仲間2種
フェア2018アキリデス
カラスアゲハの仲間は緑や青の金属光沢の鱗粉を持つものが多く、美麗種揃い。美しいものは理屈抜きに“良い”。

ジンメンカメムシシカツノハナムグリ
フェア2018ジンメンカメムシ
最後はジンメンカメムシとシカツノハナムグリ。ジンメンカメムシは、逆さにするとお相撲さんの顔に見えるということで有名なカメムシで、確かにそう見えてしまう。一頭一頭個体差があり、人相(?)や表情が違うのがまた面白い。
シカツノハナムグリは、頭に奇妙な形のツノがあるハナムグリで、東南アジアに見られる。こういう虫も面白い。願わくば、自分でも採ってみたい虫である。

…という所で、戦利品報告の第一弾は終了。残りはクワガタムシで、次回に。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
lucanidae@hotmail.com

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