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2016年、第一号

知り合いから、この時期にオオカマキリを採ってくれと頼まれ、雨上がりの夜に近所を探索してみた。
本当は昼間の方が見つけやすいのだが、昼間は雨で動けなかったので仕方なく夜に出てみたのだ。

探索ついでにいつも大量の樹液を垂れ流す木を見てみれば、そこにはオオスズメバチの小集団が。
オオスズメバチ集団

夜で活性が落ちているとはいえ、あまり刺激するのもよろしくないので静かに観察してみると、集団を遠巻きにするように1頭の個体が付いている。
「そういうコトもあるか」とスルーしようと思ったのだが、なんだか気になる。

なんか…触角が長いような…

他のスズメバチを刺激しないように注意しながらよくよく見る。

腹の先も尖っていないような…

もしやオス…?

懐中電灯の明かりに反応して動いてしまい、確認するのがなかなか難しい。
しかし、それでも触角と腹端をよく見てみれば、やはり♂っぽい。
一応、自分の中で99%間違いないな、という確信を得て、手掴みした。
オオスズメバチ♂2016
あ、やっぱり♂だ。

刺す真似はするが、毒針がないので刺せない(→記事)。噛み付いてくるが、女王蜂や働き蜂ほどアゴの力も強くないので痛いという程でもない(→記事)。
目的のオオカマキリは見つからなかったが、思わぬ副産物が採れた。

毎年10月下旬~11月上旬に楽しんでいるオオスズメバチの♂採集。
今年もいよいよその季節がやってきたというコトか。

楽しい採集ではあるが、同時に虫のシーズンの終わりが近い。
寂しさも感じる、秋の深まり。
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集団

春先の虫を求めて夜な夜な彷徨っております虫けら屋です、こんにちは。
昨夜、いつものように灯火を巡回している最中、小さな社の前に生えた立派なスダジイの木に、妙な色を見つけた。

ホソアシナガバチ集団-1
最初は、変なキノコか着生植物か…?と思ったのだが、気になったので正体を確認しようと近付き…

正体に気付いた時、さずかにちょっとゾワッとした。



…アップの画像はそれなりにショッキングなので、一応「続きを読む」にしておく。
覚悟のできた人だけ、下をクリックして頂きたい。

↓↓↓

続きを読む

クマバチ と くまんばち

だいぶ以前、コマルハナバチという蜂を紹介した際に、クマバチとの違いを少し書いた(→記事)。
コマルとクマバチ

このクマバチ、♂は土手や高台の上で空中に浮かぶようにホバリングして縄張りを張り、他の♂や通り掛かるものを追い掛け、追い払う。♀はフジの花などに来ている姿をよく見かける。コマルハナバチと同じくとても大人しいハチで、こちらが掴んだりでもしない限り刺されることはまずない。

ところが、一方で「クマンバチはとても危険な蜂である」という人もいる。


この矛盾は一体どういう事なのか。





…実は、地域によっては オオスズメバチのことを「くまんばち」と呼ぶ のである。
くまんばち

オオスズメバチは危険なハチで、刺されれば命を落とす場合もある。
クマバチとオオスズメバチ(くまんばち)、どちらも「熊のように大きな」という意味から由来しているものと推測できるが、この「クマバチ」と「くまんばち」が混同されているせいで、混乱を招いているようだ。
更に、その混同からか、はたまた元からか、いわゆる「クマバチ」の方を「クマンバチ」と呼ぶ人がいたり、情報を混同して黒い方(本来大人しい方)のクマバチがとても危ないと思い込んでいる人までいるから、余計に話がややこしくなる。

Webの質問板などでもこの混乱は時々見られ、「くまんばちは危ない」という言葉に対して「それは間違いです」と自信満々に言い切っちゃっていたりするのも見掛ける。
これは、「危ない」と言った人は「くまんばち=オオスズメバチ」を想定しており、一方で「危険はない」と言った人は「くまんばち=クマバチ」を想定しているという両者の思考の食い違いからくるものなのだが、今後は「クマンバチ」と聞いた時には、会話の流れからそれが「クマバチ」と「オオスズメバチ」どちらの蜂を指しているのか、よく考えてから答えた方が良さそうだ。

分蜂群の悲劇

これもフランス滞在中の話。


昼間の散策を終え、ヨーロッパミヤマの黄昏飛翔前に夕食を済ませるべく一度ホテルに戻ってきたところ、玄関前が妙な雰囲気である。
何か今日はハエが多い気がする。
そして、人々が上を見上げている…?
そんな視線を追って上を見上げた時、思わず 「あっ!」 と声を上げた。

ミツバチ分蜂-1

ホテルの看板に群がる大量のハエ……ではなく、ハチである
ミツバチの分蜂 だ。

ミツバチという虫は女王蜂が数年生きるのだが、次世代の新女王蜂が生まれてくるとその巣を新女王に譲り、自分は半分ほどの働き蜂を連れて新たな営巣場所を探して巣を出ていく。
これを分蜂(ぶんぽう)と呼ぶのだが、その分蜂軍群は新しい巣場所を見つけるまで女王蜂を中心に群れで移動し、女王蜂が休むとその働き蜂も周辺にかたまる。

それがたまたま滞在ホテルの看板に来てしまったのだろう。
群れる蜂の数はすさまじく、数千か数万か。
通り掛かる町の人も思わず足を止め、ホテルを見上げている。
自分も面白くなってバシバシと写真を撮っていた。

分蜂群は比較的大人しく、こちらが危害を加えない限りまず危険はないらしいので、撮影しながら観察を続けていると、ちょうど看板の真横の位置のホテルの窓が開くのが見えた。
“なんだ…?”と思っていると、中から年配女性と思われる腕がニュッと伸びてくる。
その手に握られているのは…
「げっ!マジかよ!?」
思った瞬間、年配女性が握りしめていた物から白い煙状のものが一気に噴射される。

ぶしゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!
ミツバチ分蜂-2

途端に分蜂群が一気に飛び広がったかと思ったら、次の瞬間に空から無数のハチが雨のように降ってくる。
殺虫剤を噴射されたハチたちはもがき苦しみ、地面に落ちてものたうち回っている。
既に分かって見ていた人たちはともかく、知らずに下を通り掛かった人はパニックである。
いきなり空から無数の虫が降ってきて、それが地面でのたうち回るのである。

見ている間にも次々とハチが降ってきて、路上は苦しみもがくミツバチが散乱するちょっとした地獄絵図と化す。
ミツバチ分蜂-3

分蜂群にとっては、運がなかったと思う。
ホテルの裏側は岩崖になっており、虫けら屋が泊まっている部屋はそちら向き。
表の看板ではなく、そちら側の崖で休憩したのならきっと何事もなかっただろう。
分蜂群は危険が少ないなど普通は知らないだろうし、何万もの蜂の群れが部屋の前を飛び回っていたら普通の人は恐怖する。
…とはいえ、あのバーサンも下を歩く人のコトを考えもせずにいきなり殺虫剤噴射はないだろ…とも思う。


なんとも複雑な気持ちにさせられた、白昼の惨劇であった。

危険だze

みんなは真似しちゃダメだぜっ!

オオスズメバチ手掴み-1




しないか。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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akepon6464@yahoo.co.jp

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