FC2ブログ

バッタ釣り

ご無沙汰しております、虫けら屋です。
ここ最近、Youtubeに動画をポツポツと投稿していたりしますが、こちらのBlogはだいぶ空いてしまい…
見に来てくれている方には申し訳ない限りで。

なので、そんなYoutube投稿の中で先日投稿したものから、ひとつ。

トノサマバッタを釣っちゃおう!



いわゆる昔から知られている「バッタ釣り」という遊びです。
角材を7~8cmに切ったものを黒く塗り、糸で結んでトノサマバッタのオスを釣って遊ぼうというもの。

普通、釣りというとエサや疑似餌を使って魚を釣るものですが、このバッタ釣りの場合は疑似餌ではなく、メスに見せかけた角材(ルアーと呼んで良いものか…?)です。
普段は警戒心が強く、足音に反応してはるか遠くまで飛んで逃げてしまうトノサマバッタですが、メスに乗っている時だけは警戒よりもメスを放さないことの方が重要なようで、野外でたまにおんぶしている個体を見つけてもオスはそうそうメスから離れず、2頭まとめて手掴みできてしまう場合も多いです。
そのため、この角材にしがみついたオスも、サムネイルのように吊り上げられてもしがみついたまま離れず、簡単に捕まえられてしまいます。

作り方や釣り方なんかは動画の中で全部実践していますので、ぜひ見ていただければと。
ただ、オスを釣る際のポイントでひとつ言い忘れていたのが、

一度飛んで逃げた個体は、あまり釣れない

…というコト。
歩いていると、こちらの足音(振動?)でトノサマバッタは飛んで逃げてしまうのですが、釣りたい場合は逃げられるより前にこちらが見つけることが重要になります。
というのも、一度飛んで逃げたものは人間を警戒してしまうためか、ルアーに反応しにくくなってしまうのです。
はるか遠くまで飛んで逃げてしまうことも多いですが、一方で少し先にまた着地する個体もいます。しかしそういった場合でも、一度飛んで逃げた個体はルアーに対して反応しづらく、逃げやすくなっています。
そのため、バッタが逃げる前に発見し、そっと近付いてルアーを投げてやる必要があります。

あとは、ルアーの動かし方なんかは、野外でトノサマバッタの動き方(歩き方)をよく観察して真似すると良いかと思います。
逃げる際は跳躍と飛翔がメインなので歩くの自体はそれほど早くなく、また一度にあまり長くは歩きません。
そんな動きも真似てあげると、よりオスが引っ掛かってくれるかと。


…実際のところ、たくさん採集したいだけなら普通に捕虫網を持って行った方が簡単ですし、より大きなメスも得ることができます。
なので私も最初は「釣りったって、どんなもんなんだか…」という感じで、期待というよりは「昔の本にも出てるようなアレだし、一度ぐらいやってみるか」ぐらいのつもりでした。
しかし、実際にやってみるとこのトノサマバッタのオスがルアーに反応し、ピョン!と飛びついてくるのは見ていて面白く、「遊び」として楽しかったです。
なので、「ガチで採集するぞ!」ではなく、「バッタ相手に遊んでみるか」ぐらいのつもりで挑んでみて頂けたら、楽しめるんじゃないかと思います。

気になった方は、ぜひぜひお試しあれ。
スポンサーサイト



自然の節理

一見するとまだまだ夏のようでも、森のあちこちが既に秋へと変わりつつある…
そんな秋の気配が日に日に強まる森を歩いていると、突然けたたましいセミの悲鳴が響いた。
鳥か何かに追われたかと思ったが、声の出所が近く、しかも止まない。
何だろうかと探してみると、アブラゼミをがっしと捕らえたオオカマキリの姿。

オオカマキリの捕食-1

セミは必死に鳴き叫び、暴れる。だが、オオカマキリはそんなもの意に介さず、セミの複眼にかぶりつく。
トドメなど刺さず、暴れるのをよそに頭からもりもりと喰らい始めた。

オオカマキリの捕食-2

少しずつ、少しずつセミの暴れ方が弱まっていく…。

捕まれば死 、それが自然の掟。

その場面を目の当たりにした出来事であった。

お客様

8月27日、多摩六都科学館での標本教室のお仕事を終えて千葉の家まで帰ってくると、門燈の中に何やら怪しい影が…

カネタタキ影-1

むむむ…?と近づいてみると、どうやらカネタタキが門燈のカバーの中に入り込んだらしい。
カネタタキ影-2

…ぼんやりと浮かぶシルエットが、なんだか少し風流に思えた。

試作ライブ標本

…ここしばらくBlogが全然更新できていないのですが、実は愛用のコンデジが調子悪く、思うように写真が撮れず、結果ネタがなく更新も出来ない始末。

とりあえず、お試しで作ってみたライブ標本「トノサマバッタのジャンプ」 でも載せて茶を濁してみます。

バッタのライブ標本-2

ジャンプして、飛び立つ瞬間のライブ標本です。
全体のポーズとしての躍動感は出たと思いますが、色が悪くなってしまったり、お腹がちょっと間延びしてしまったりと等々改善点はありますね。
バッタのライブ標本-1

…にしても、こういう手間の掛かるモノっていうのは、試作のハズなのに1つ作っただけで満足してもうヤル気がなくなってしまうのが困ったもので…。
本当なら、更に良いモノを作りたいところなのですが。

…あとコレ、実は針で支えているだけで固定されていません。
どうやって固定したものか……そこも悩みドコロ。

クリックして虫メガネアイコンを更にクリックすると、大きな画像が出るよ。
 ↓↓↓
バッタのライブ標本-3

カマキリのライブ標本

思い立ったので、ちょっと遊びで作ってみた。
威嚇ライブ標本-1
オオカマキリのライブ標本、威嚇ポーズ。

生きている個体を怒らせたのではなく、既にこの状態で乾燥済みである。
まぁナカナカ良く出来たとは思うが、満足のいく出来ではない。
威嚇ライブ標本-2

…が、しかし、再チャレンジするかと言われたら、ちょっともうやりたくない(^^;
なにしろエライ手間が掛かるのだ。
威嚇ライブ標本-3

「遊びでやる」という言葉には色々な意味がある。
『適当に手を抜いてやる』という意味で使うコトもあるし、逆に『コストや手間度外視で本気でやっちゃう』という意味でも使う。
今回は、もちろん後者
威嚇ライブ標本-4

正直、誰かに「私も作って」と言われて、気軽に「ええよ~」と言えるレベルの手間ではない。

今年の秋は、依頼されたコトもあって、やたらとバッタやカマキリの標本を作っていた。
自分はカブトムシ・クワガタムシをメインに色々な虫に手を出している(比較的)オールラウンダーな虫屋であるつもりだが、直翅類は標本作製に手間がかかるコトもあって、趣味としてはあまり深入りしていなかった。
にも関わらず、なぜかバッタの標本作製で目を付けられ、標本作製を依頼されて色々やるうちにバッタの標本の色を残す方法を試行錯誤してみたり、段々と深みにハマりつつある気がする今日この頃。
なんだか不本意である。

しまいには、一部の知人から「あ、バッタ屋の虫けら屋さんだ」とか「虫けら屋じゃなくてバッタ屋に改名したらいい」とか言われる始末。
大変に不本意である。

……。

…まぁとりあえず、これを入れられるケースを買ってきて、飾っておくとしよう。
威嚇ライブ標本-5
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
lucanidae@hotmail.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
今までに来た虫好きさん
検索フォーム
リンク