スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

でいごの花が咲き

虫仲間の話を色々と聞いていると、どうやら今年は奄美・徳之島・沖縄と立て続けにマルバネクワガタが当たり年らしい。
いいなぁ…行きたいなぁ…




あー…






行きてぇなぁ…










沖縄の海
来ちゃった

…10/22(月)~26日(金)の平日4泊5日、沖縄本島。
猛者達は既に八重山に飛んだあとなので、その残り物を拾おうと。


10月22日(月)
空港着いてまずはレンタカー屋へ。
ここ数年で沖縄は3回ぐらい来ているが、借りているのは毎回フジレンタカーさん(→フジレンタカーHP)。
基本的に安く、場合によっては更に格安プランもある(今回、ヴィッツ4泊5日で13,000円弱でした)。
更にありがたいのは、500円/日を追加すればいくら傷付けても大丈夫 万一の傷の際の2万円分も免除してくれる保証システムがあること。
林道突入が前提の虫屋にオススメです。
また、那覇営業所には給油所もあるのでガソリンが少ない状態で返却(返却時に給油して清算)も出来るのですが、ここのガソリンは結構高い。
よほど時間に迫られている等の理由がない限り、極力満タン返しにした方が良さそう。


さて、今回あまり写真がないので成果中心で手短に。
初日はとりあえずバナナトラップを6個ばかりセット。
…ただ、今回作製が遅れたため熟成(腐敗)期間が短く、成果は期待薄かもしれない…。

10月にバナナトラップなんか効果あるのか?と思われるかもしれないが、ヒラタクワガタなどは気温さえ上がれば普通に活動しているし、ゴキブリらしからぬぷりてぃさのヒメマルゴキブリなんかも来る。
夏のように全開で掛けなくても、何個かは準備して行った方が良い。

…で、夜。
沖縄の林道、夜
初晩は腹部を食われてまだ生きていた小型のマルバネ♂を見つけたぐらいで、残念ながら成果ナシ。
また、明らかにマルバネ狙いの車が数台。
自分の他にも同じように残り物を狙う人が数名はいるらしい。


10月23日(火)
朝は陽の光が熱くて目を覚ますが、昨年に比べると気温は低い。
朝方近くは車中泊では少々寒くて寝ていられなくなり、エンジンをかけて暖房をつけた。

昼間にゆるゆると走ってみるが、昨年と少し時期がズレているのかハイビスカスの花も非常に少ない。
よってチョウの数も非常に少なく、網を出す気になれない。
さてどうするかと考えたところで、「冬の下見で某島を見に行っとくか」と思い立ち、ハンドルを切る。
ここ数年、ケブカコフキコガネ(→ケブカコフキコガネ)というコガネムシにハマッており、冬になると南西諸島に出撃している。
奄美諸島~沖縄諸島の一部の島に分布しており、隔年発生で奄美と沖縄を交互に繰り返す。
今度の冬は沖縄の発生年なので、狙っているポイントの下見をしておこうというワケ。

…んが、正直難しいなぁ。
狙っている島は小さく、車で適当に走ってみたが、ケブカがいそうな環境が少ない。
冬に狙ってはみるつもりだが、なかなか厳しそうだ。

夜は昨夜と同じように北部の林道を車でユルユルと流す。
大きい道ならいざ知らず、細い林道だと時速20kmがせいぜいで、30km/hなんて出したら路上のマルバネなんて見えない。
しばし走り、19:30頃だろうか。下り坂に入った直後に路上に黒い影。
これは間違いない!と拾ってみれば、56~57mm程の大歯一歩手前ぐらいの♂。

オキマル♂
ああ…この虫を採るために、去年は死ぬほど苦戦したんだ…(→去年

ヨシヨシと走り出した途端、前から車のヘッドライト。
あと5分も遅ければ、この個体は前の車の人に拾われていた。
まさにタイミングの勝負だったな…

更に走ると、ライトの前に黄色い塊が躍り出す。
蛾なのはすぐに分かったが、種類までは分からんな…と思ったが、結構デカイ。
あれ?もしかして…と思って車を降りてみれば、案の定ハグルマヤママユさんじゃないですか。
しかも翅が丸っこい…というコトは♀か!

ハグルマヤママユ♀

確保。

…その後は深夜1:00頃まで走ってみたが追加は得られず、睡魔と相談の結果、就寝。
スポンサーサイト

イナゴを食す

先日、丹沢山麓の某所で採ってきたイナゴ(ハネナガ&コバネ)を食してみました。
(→丹沢山麓、秋の直翅散策

イナゴと言えば信州の「イナゴの佃煮」が有名ですが、友人のacraeoidesさんから、「素揚げにして塩かナンプラーで食べるのが美味い」と聞き、それを試してみました。

(1)糞出し
まずは捕まえてきたイナゴを袋か虫かごにでも入れて、水だけを与えて糞を出させます。
24時間ぐらいそのまま生かしておけばOKです。
…まぁ草しか食べていないような虫なので必ずしも糞出しは必須ではないと思うのですが、出させた方が雑味も無くなりそうな気がします。

(2)冷凍
イナゴ冷凍
調理する前に、まずはイナゴに死んで頂きます。
糞出しした後にビニール袋などに移して冷凍するのが一番簡単だと思いますが、場合によっては麻袋などに入れて湯通しして処理する場合もあるようです。
今回は、手間を減らすために冷凍でいきました。

(3)翅を取る
イナゴ翅取り
手で普通に毟り取るだけです。
取らなくても食べられるんですが、翅が口の中やノドに残る事があるので、取ってしまった方が食感が良くなります。
ジャンプする後脚も取ってしまう場合がありますが、私は脚はシャリシャリして好きなので、取りません。

(4)油で素揚げする
イナゴ揚げ
中までしっかり火が通ってカラッとなるまで揚げます。
…と言っても、小さい虫なのでさほど長くは掛かりません。
油のジュワジュワが大人しくなったら、だいたい火が通っています。

(5)盛り付け
イナゴの素揚げ
火が通ったら、お皿に盛って塩をふれば完成です。

普段食べ慣れないので見た目があまり食べ物っぽく思えないかもしれませんが、実際食べてみるとシャリシャリとしており、味も食感も「小エビのカリカリ揚げ」そのもの。
実際、エビもバッタも節足動物という同じグループに入る生き物ですし、似ていて当然と言えば当然です。

おかずとして夕食に一品足すのも良いし、ビールのおつまみにもピッタリ。
なかなかにオススメです。

自分は、過去にイナゴの佃煮などを食べたコトはあったのですが、自分で採ってきて調理して…というのは初めてで、なかなか良い体験でした。
興味を持って頂いた方にはぜひお薦めしたいのですが、ひとつ問題があるとすれば、農薬
農薬を使っている水田のイナゴは、その農薬が掛かった葉を食べている事になります。
毒性がどの程度かは分かりませんが、食すとなるとあまりお勧めできません。
採集するのであれば、無農薬や減農薬の水田か、いっそ薬剤等を撒かれない空き地や河川敷で採集した方が良いかもしれません。



…ところで、これを見て「虫を食べるなんて…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、イナゴや蜂の子(クロスズメバチの幼虫)などは昔から日本で貴重な蛋白質源として食べられてきたものです。
つまり、地域によっては普通に食卓に上がってきた物なワケです。

また、「虫が好きとか言ってるのに、それを食べちゃうわけ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、虫屋にとって、昆虫はただの愛玩動物ではなく、知的好奇心の対象です。
虫を採るのも観察するのも標本にして調べるのも好きですし、それが日本で食べられてきた食材であるというなら食べてみたいと思っても何ら不思議ではないのです(中には食べられない人もいるでしょうけど)。


ついでに言うと、「じゃあクモとかゴキブリも食べるの?」と言われると、答えはNo。
少なくとも日本で普通に食べられてきた食材ではないですし、近年流行り(?)の『ゲテモノっぽい調理』はどうも好きになれないんですよね…。
色々食べてみようという試み自体は否定しませんが、“なんでわざわざ、その調理?”と思うこともしばしば。

昆虫食材(クモは昆虫じゃないですけど)というのは、時期になれば簡単に手に入るものであり、色々こねくり回すよりも、サッと調理してサッと食卓に上がるお手軽料理であって欲しいと思う次第であります。














~オマケ~
イナゴの素揚げ(オマケ)
…あ、ショウリョウバッタモドキ(笑)

たき火

たき火

垣根の 垣根の 曲がり角~
たき火だ たき火だ 落ち葉焚き~
「あ~たろうか」「あたろうよ~」
北風 ぴーぷー 吹いている~

さざんか さざんか 咲いた道~
ドクガだ ドクガだ チャドクガだ~
さ~わろうか さわろうよ~
かぶれて お手々が もう痒い~






…ん?



……。


ん?

山梨県韮崎市という場所

クワガタムシのメッカ、山梨県韮崎市。
かつてオオクワガタの一大産地として有名になった場所で、道沿いにもかの有名な台場クヌギが見られ、そこらじゅうがクヌギ林。

韮崎の台場クヌギ

夏になればそこかしこの樹から樹液が溢れ出し、昼は国蝶オオムラサキが飛び交い、樹液に集う。
そして夜にはその樹液にカブトムシ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタがわんさと集まり、もしかしたらオオクワガタも見つかるかもしれない夢のクワガタ天国…







そんな幻想抱いていませんか?




確かに、山梨県韮崎市周辺はかつての農法により台場クヌギがそこらじゅうに立ち並び、夏には樹液を溢れさせています。7月中旬以降だとオオムラサキも簡単に見られます。

…が、そこまで

ハッキリ言って、“行けば簡単に大きなクワガタが採れるクワガタ天国”などというのは、もはや幻想

初めて行って車で簡単に見られるような樹は、他の人もガッツリ見ています
コクワガタぐらいならともかく、ノコギリやミヤマの大型個体などは、そんな場所にいたら一瞬で見つかって採られてしまいます。

例えば、自分が何度かゼフィルスというチョウを採りに行っているポイント。
クヌギも多い場所ですが、ここのポイント入口で車中泊をしていたところ、日没後クワガタ・タイムが始まると、わずか1時間の間に6組もの採集者が入れ替わり立ち替わり現れては消えて行きました。
単純計算すれば10分に1組の採集者が来ていた事になります。

つまり、自分達は夜になってワクワクして樹液を見に来たつもりが、わずか10分前に人が来てクワガタ採って行っちゃった後なんです。

…まぁここまでの集中は多少極端な例かもしれませんが、他の場所でも、分かりやすいような場所は似たようなものだと思います。
つまり、採集圧が高過ぎるんです。
いくらクワガタの宝庫と言えど、毎日何人もの採集者が来てクワガタを採っていったら、いくらクワガタが多いったって、そりゃ採集は厳しいワケです。

…無論、人のあまり来ないような場所を見つければミヤマもノコギリもまだまだいますし、人によってはオオクワガタも採集しています。
しかし、それはかなり採集に慣れた人です。
「韮崎市って場所が有名らしいから、行けば採れるんじゃないか?」なんて初めて行って採れるような場所ではありません。
有名という事は、逆に言えば 誰でも知ってるし、みんな採りに行く場所 という事なんです。


「韮崎産」という産地にこだわりたいという希望があるならともかく、「クワガタを採りたい」という思いだけならば、正直言って個人的には【自宅から1時間以内の広葉樹林】を探してそこで探索した方が良いと思います。
東京都市部からでも、1時間以内の場所でコクワ、ノコ、ヒラタまではいます(見つけられるかどうかは腕次第ですが)。

私も夏に数回韮崎周辺に採集に行きますが、クワガタはついでに探す程度で、ハナムグリ、ゼフィルスなどその他の虫が狙い。本気でクワガタを狙って韮崎に行こうとは思いません。


…まぁなんでこんな事を記事にしているのかというと、正直、さっき他の人が見回ったばかりの樹液を照らして「クワガタいないねぇ…」って言っている親子連れを見る度に、『ここまでのガソリン代使うぐらいなら、もっと家の近所で見つかるハズなのに…』と思ってしまうから。

ただ、もちろん韮崎周辺だと採りやすい虫というのもいます。
ミンミンゼミのミカド型(→ミカド様)やアカマダラハナムグリ、最近増えてきているシラホシハナムグリなど。
そういった虫を狙うのであれば韮崎という選択は良いと思います。

言いたいのは、
有名でクヌギが多いからと言ってあまり韮崎を神格化せず、“虫採りポイントのひとつ”ぐらいに思っておきましょう
…というコト。




山梨のクワガタポイント 山梨でクワガタとれる 韮崎クワガタ

はじめてのコンデジ昆虫撮影(02)フラッシュを抑える

夜間採集で、上手いアングルで樹液に付いているクワガタを見つけた。
運良く外灯下の路上に静止しているカブトムシを見つけた。

採集するけど、このタイミングなら撮影も…

と考えてコンパクトデジカメを取り出し、フラッシュ焚いてパシャッ!
…が、フラッシュが強過ぎて虫も何もかも白っぽくなってしまった…

なんてコトがあります。
例えば、この写真。
フラッシュ露出オーバー

これはクワガタではなくナナフシで、しかも捕まえた後ではありますが、イメージは伝わるかと思います。
この現象は背景が暗い場合に特に起こりやすく、画面全体の明るさをカメラが自動判断して無理に補正してしまっているのと、フラッシュがそもそも遠距離用に設定されているので光量が強過ぎるために起こる現象です。

こんな時は露出調整をしてやると良いのですが、「それすらもよく分からん」という場合は、手近なもので一工夫。
ティッシュペーパーを1枚。
こんな感じで、ティッシュでカメラのストロボ部分を覆ってしまいます

ティッシュでストロボ

それだけ

こうしてストロボをティッシュで覆って強制的に光量を落としてしまうのです。
この状態で撮影してみて、画像を確認してまだ光が強いようならティッシュを折り畳んで厚くして、光量を更に抑え込みます。

ティッシュ使用

①は最初の写真で、ティッシュを使用せずにそのままフラッシュを焚いたもの。
②はティッシュをそのままストロボに被せたもの(ティッシュは元々2枚重ねなので、正確には“2枚”ですが)
③はティッシュを半折りしてストロボに被せたもの
④はティッシュを四折りしてストロボに被せたもの

…この写真だと、ティッシュを半折りにして被せたぐらいが適正かな、という所でしょうか。
ティッシュを何枚重ねにするかは周囲の状況や被写体との距離によっても異なりますので、一概に『何枚重ねがベスト』とは言えません。
状況によって変えてみて下さいませ。

普通に手元にあるような物とちょっとした工夫で、コンデジ写真はずっと“見られるもの”になります。

ぜひ、お試しあれ。

丹沢山麓、秋の直翅散策

10月9日。
以前にその場所で採ったイナゴが、どうやら近年減少しているハネナガイナゴで間違いなさそう…というコトで、再確認と追加採集を狙い、丹沢山麓の某所に行ってきた。
…あとついでに、マツムシとクツワムシの鳴いてる写真(コンデジだけど)でも撮れればなー、と。

深夜2時半頃にポイントに到着し、まだ鳴き残ってないものかと懐中電灯片手に散策してみるが、聴こえるのはコオロギ類ばかりでクツワもマツムシも聴こえない。
ちょっと時間が遅過ぎるようだ。
それにしても、長袖を着ていても肌寒さを感じる。
つい先日まで夏だと思っていたのに、もうすっかり秋なのだなぁ…


…って、
10月のアブラゼミ
セミぃ!?
…しかも、どうやら生きているっぽい。
まさか10月も半ばにさしかかろうというこの時期に、生きたアブラゼミを見るとは思わなんだ。

…と、畑地のヘリに生えたトゲだらけの草に、多数のイナゴがとまっているのを見つける。
就寝ハネナガイナゴ
確認のために捕まえてみると、案の定ハネナガイナゴだ。
うむうむ、着いて早々に第一目標は確認。
とりあえずは明るくなるのを待とうと車に戻って仮眠。

明るくなって、まずは昨夜のセミを見に行ってみる。

10月のアブラゼミ-2
…あ、やっぱり生きてた。
また木に付けておく。

さてハネナガイナゴを探してみると、夜以上に多数の個体が見つかる。
ハネナガイナゴの交尾
よくみるコバネイナゴも多少混じってはいるが、ハネナガの方が圧倒的に多い。
ただ、既に発生の後半に入っているようで、ほとんどの個体は翅の先が切れており、完品が見つからない。
数十…いや、数百はいるであろう個体を片っ端から捕まえて確認し、完品を選んで数頭を捕獲する。

…にしてもいっぱいいるなぁ。
まさに『佃煮にする程いる』ってヤツだ。


……。


ホントに食ってみるか。

というコトで、コンビニ袋にイナゴを放り込んでいく。
イナゴと言えば佃煮が有名だが、友人から“「素揚げして塩」の方が美味い”と聞いたので、今回はそちらにしてみるつもり。
集めている途中でコバネイナゴばかりの場所も見つけ、それならとハネナガを半分ぐらいリリースしてコバネ中心に切り替える。
…別に貴重種だからどうこうというより、翅を取らずにそのまま調理してしまうつもりなので、翅が小さい方が触感が良いかな、という好みの問題で

そんなコトをしていたら、休耕田の隅で羽音がする。
気になって見てみると、脇の細い流れでオニヤンマが一生懸命に産卵していた。

オニヤンマの産卵
(右側の写真はブレブレだが、携帯での撮影なので御容赦頂きたい)

更に、遠くでミンミンゼミまで鳴き出した
気温が低いのでかなりゆっくりと間延びした鳴き方だが、間違いなくミンミンゼミだ。
う~ん…この時期で生き残りの夏ゼミを複数確認できるとは思わなんだ。




…そうして、夜。
肌寒いとさえ感じる気温の中、マツムシ・クツワムシを探す。
マツムシの鳴き声は結構多いのだが、クツワムシはごく少数。
しかし、クツワムシは声が大きいので、とりあえず先にそちらを探してみる。

クツワムシ
いたいた。
彼らは藪の表面近くで鳴くので、声を頼りにじっくり探せは大抵見つかる。
ただ、この辺りでは彼らの発生時期は9月上旬がピークなので、既にかなり数も少なくなっている。

次はマツムシだ。
こちらはまだ数も多いのだが、実は見つけるのは少々難しい。
というのも、マツムシは丈のある草地の中程で鳴くので、声の場所をほぼピンポイントで特定できても、そこから先が難しいのだ。
あまり近付くと鳴きやんでしまうし、無理に草を倒してもピョンと飛んで逃げてしまう。
何度も失敗しながら、物怖じしない鈍感な個体に当たるのを期待するしかない。
そういう個体を見つけたら、そっと草を分けてみると…

マツムシ-1
いたいた。

更に近付く。

マツムシ-2

…こういう場所で鳴いてくれちゃうので、鳴き声はすれども鳴いている姿を見るのはナカナカに難しいのである。
しかもコンデジなので小さな被写体にはなかなかピントを合わせてくれないし、ピント固定してカメラを動かそうとすると草が揺れてマツムシ鳴きやんじゃうし。

ああもうっ!

そんなこんなで悪戦苦闘しながらも、何枚か撮影して探索終了。
久しぶりのマツムシは、やはり美しい声であった。
…個人的には、マツムシとヒグラシが美声ツートップだと思っている。
カンタンの声も確かにキレイだが、澄んだ少し寂しげなマツムシの声の方が好きだ。

時計を見れば21時前。
日付変わる前に家に着けるかなぁ…

またこの声を聴きたいな、と思いつつポイントを後にした。





マツムシ-3
…最後は、捕獲したマツムシを草丈の低い場所にポイして、しばらくしたら鳴き出した“半ヤラセ”写真。
実際のマツムシは、こんなベストアングルで撮れるような場所では滅多に鳴いてくれない。

チョウセンカマキリ

先日のインセクトフェアの後、夜出で福島にナミゲンゴロウを採りに行ってきました。
…なんでわざわざ福島まで行ったかっていうと、確実なポイントを知っているのが福島だけだったから(笑)

山梨や長野にもいますし、おおまかな場所は知っているのですが、ほぼ日帰りで確実に得られる可能性は低いかなぁ…と。
んで、過去に多数を得た経験のある福島まで足を延ばしてみたワケです。

まぁゲンゴロウはいずれ登場して貰うとして、今回は、その際に見つけたチョウセンカマキリ

チョウセンカマキリ(1)

図鑑によっては、ただカマキリという名で載っている事も多いです。
ただ、それだと“カマキリの仲間”という意味でのカマキリと混同しそうなので、ここでは「チョウセンカマキリ」と呼んでいます。

姿はオオカマキリと良く似ていて、わりと混同されているんじゃなかろうかと。
感覚的にオオカマキリより多少小ぶりで、首(前胸)が長くて胴体(中胸から先)が寸詰まりな印象を受けますね。
そして何より一番の見分けポイントは、首の下側、カマの付け根部分の色。

チョウセンカマキリ(3)

ここがオレンジ色なのがチョウセンカマキリ。
オオカマキリだとこの部分が淡いレモン色になるので、捕まえさえすれば、ここを見ればすぐに分かります。
幼虫でもこの特徴は出るので、捕まえれば幼虫でも成虫でも分かります。




…ところで、2枚目の写真、“ちょっと小さくない?”て印象受けませんでした?


実はそうなんです。


チョウセンカマキリ(2)

妙に小さいんですよ。

最初これが草にとまっているのを見つけた時、正直言って種類が分かりませんでした。
先述の通り、チョウセンカマキリは普通はオオカマキリに次ぐ大型の種なので、このサイズからは思い付かず。
捕まえてみてもカマの内側に紋がないからコカマキリの緑色型でもないし、ウスバカマキリでもない。
…で、裏を見てカマの付け根にオレンジの紋…

…え、これチョウセンカマキリ!?

まだ終齢幼虫サイズなのに、しっかり翅も伸びてるし。

(少なくとも国産の)カマキリ類は、成虫のサイズは比較的安定している印象があったんですが、こんなのを見つけてしまうと“カマキリも成虫サイズに差があるんだなぁ…”と。
普段スルーしているような種でも、目を向けてみると案外知らないコトばかりなのだなぁ…と改めて思わされた個体でした。


ちなみに、Wikipediaだと♀は70~90mmとなっていますが、今回の個体は60mmちょっとでした。
他のページだと雌雄合わせて60~85mmなんて書いてある場合もありますが、基本的に♂の方が小型なので、♀としては相当小さいのは確かかと。

アカボシゴマダラ黒化型

梅雨明けの奄美で採集したアカボシゴマダラ(→奄美大島採集記2012夏(02))を展翅しました。
ジップロックで冷凍庫に入れておいたので、解凍してそのまま生展翅。

アカボシゴマダラ黒化型

まだ展翅テープが乗っているので少々見にくいのですが、上の個体は黒色部が発達し、いわゆる「黒化型」になっています(下の個体は通常型)。

…で、黒化型の個体をよく見ると、単に黒色部が発達しているだけでなく残った白色部も少し変化しています。
矢印を付けた辺りなど、白紋が細く伸びてるんですよね。
縁の白紋も、通常型より発達しているように見えます。
なので、単に「黒っぽい」というだけでなく、随分と雰囲気が異なって見えます。
アカボシゴマダラの黒化型をちゃんと見たのは今回が初めてなので、黒化型はこうなるのが普通なのか、それとも黒化に上乗せした異常型なのかは分かりませんが、面白い変化です。


…ああ、そう言えばまだ標本作製シリーズの記事で、チョウの展翅って書いてないんですよね。
基本的な事柄なので、うちのブログの趣旨からしたら絶対書かなきゃいけない記事ですね。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
今までに来た虫好きさん
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。