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トノサマバッタに似たヤツら

※当人はまだ離島採集中につき、予約投稿でのUPになります。





クルマバッタ、クルマバッタモドキと続きましたので、以前に紹介したツチイナゴを含め、ここらでトノサマバッタとよく間違われるバッタをまとめ。
…と言っても、これら以外にもトノサマバッタに似た種というのはいます。
今回は「トノサマバッタと同じような場所で見られる、良く似た比較的大きい種」という事で。

トノサマ近似4種

…こうして見ると、ツチイナゴは明らかに違うのがお分かり頂けるかと。
特に、目の下に伸びる黒緑色のラインが特徴的。
この4種の中では唯一成虫で越冬するバッタなので、春先にトノサマバッタっぽい茶色のバッタを見掛けたら、まず大抵ツチイナゴ(※南西諸島には、タイワンツチイナゴという良く似た形の巨大なバッタがいます)。

他のトノサマバッタ・クルマバッタ・クルマバッタモドキの3種は比較的よく似ています。
そこで翅を広げてみる。
トノサマ近似3種の翅

すると、トノサマバッタには後翅に黒い帯がない
また、クルマバッタに比べてモドキの方は後翅付け根側の黄色が薄いのが分かる。
更に今度は翅を畳んだ状態で背面から。
トノサマ近似3種背面

緑色型の個体であれば、クルマバッタは翅の合わせ目が緑色になるのでよく分かる。
クルマバッタモドキは緑色型でも合わせ目が緑色にはならず、褐色型は胸部背面のX字模様が分かりやすい。
なお褐色型のクルマバッタの場合、クルマバッタモドキと多少見分けづらいが、後翅の黄色の濃さや、翅を横から見た時の模様などで見分けられる。


…さて、あなたが今年空き地や土手で見掛けたバッタは、はたしてトノサマバッタで良かっただろうか?

気になった方は、ぜひ次のシーズンにはしっかりと確認してみて頂きたい。
こういう小さな疑問こそが、自然探求の入口なのであります。




~~~~

…さて、年内の更新は今回が最後になりそうです。
遠征帰宅予定が31日の夜中なので、多分当日に更新してる余裕はなさそうなので…。

今年も様々な虫と出遭いました。
正直、2012年はかなり神風(突風の吹いた年だったと思います。
思い返せば、神風は既に2月の奄美遠征(→奄美大島採集記2012年初春)から始まっていたんでしょうね。
来年もまた良き年でありますように。
私にとっても、皆様にとっても。

それでは、来年もよろしくお願い致します。


良いお年を!
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ちょっと虫採り行ってきます

ちょいと南の島に虫採りに行ってきます(※例によって、この記事がUPされるのは離陸予定時刻です)。

2012年最後の採集は、沖縄県の某島。
自身では全く初めての島、いわゆる初渡島です。
冬以外の季節にもまだ行った事がないので、どういう場所なのか、自分の中のイメージが全くありません。
一応ネットで見たり、行ったことのある知人に聞いたりして下調べはしていますが、やはり実際に行ってみないと感覚は分かりません。
ゆえに期待半分・不安半分。

狙う虫は、まぁ…時期がら分かる方にはお分かり頂けるかと。
ここ数年、冬にハマッている “アレ” です。
無論、せっかく行くからにはその他にも色々な虫を狙ってみたいとは思っていますが、兎にも角にも第一目標は“アレ”

今年、私の周囲を取り巻いていた 神風 がまだ残っているのか、否か。
精一杯頑張ってきたいと思います。



じゃあ、ちょっと虫採り行ってくる!

クルマバッタモドキ

クルマバッタモドキ

前回に引き続き、トノサマバッタ(→トノサマバッタ)に間違われやすいバッタ。
そして前回のクルマバッタ(→クルマバッタ)にもよく似ており、その名もクルマバッタモドキ
クルマバッタより小型で、色も少しガチャガチャした感じ。
ただ、“モドキ”と付くだけあって後翅の黒帯もちゃんとある。
クルマバッタモドキの翅
(※老いた個体なので、ハネの縁がボロボロになっちゃってますが)

クルマバッタはどちらかと言うと緑色型が多いが、クルマバッタモドキの方は灰色に近い黒褐色の個体が多く、最初の写真のような緑色型は少ない。
翅の付け根側の黄色みが薄いのと、背面のX字模様でクルマバッタと見分ける。
クルマバッタモドキ背面

また、クルマバッタと違い、緑色型でも翅の合わせ目が緑にならないのも特徴。
クルマorモドキ背面比較


この虫も子供の頃にさほど多かった印象はないのだが、どうも褐色型が多い(自分は緑色型の方が好き)のとサイズが小振りなのとで自分の中ではあまり捕獲対象になっていなかったような記憶がある。
クルマバッタだと思って捕獲したらモドキで『ハズレだ』みたいに思ったことも。

…ただ、先述の通りクルマバッタモドキの方は緑色型は少ないので、今では緑色型を見つけると喜んで追い掛けてしまう。

クルマバッタ

クルマバッタ

トノサマバッタ(→トノサマバッタ)に良く似ており、サイズ的にも近いので一般的に混同されていると思われるバッタのひとつ。
ただ、トノサマバッタより草が多くまた草丈のある場所を好む傾向があるのと、トノサマ同様飛翔で逃げるので虫屋以外の写真には収まりにくい。
おそらく、飛んで逃げた瞬間に「トノサマバッタだ」と認識されて、そこで終わりだろう。

実際に捕えてみると、トノサマバッタより太短く、寸詰まりな印象がある。
そして何より後翅にあるクッキリした黒帯。
クルマバッタの翅

この帯が、飛んだ時に両翅で「車輪が回るように見えるから」というのがクルマバッタの名の由来らしい。
緑色型と褐色型(茶色)の2パターンあり、緑色型は上から見た時に翅の合わせ目が緑色なのもクルマバッタの特徴。
後脚脛節がトノサマバッタよりずっと赤みが強く、どことなく艶っぽさを感じさせる。

野外で観察していると、トノサマバッタより寸詰まりで翅も短いせいか飛翔もトノサマほど得意ではないようで、飛距離が短い。
トノサマバッタは一度飛んだが最後はるか彼方まで飛んでいってしまう個体も多いが、クルマバッタはだいたい目で着地点を確認できる程度の距離に着地する。
そして、飛ぶ時の羽音も、トノサマはバタタタッという羽ばたき音なのに対し、クルマバッタはシュバババッというかすれた感じの音がするコトが多い(あくまで個人的な感想ですが)。


子供の頃、近所の河川敷はトノサマバッタが多く、秋になるとよく虫網を持って採りに行っていた。
そこはトノサマバッタが圧倒的多数を占める場所なのだが、稀にクルマバッタが見られ、飛んだ瞬間に翅の黒帯が見えると「クルマだっ!」と目の色変えて追い掛けていた。
そのせいか、今でもクルマバッタは自分の中でトノサマバッタより格上に位置付けられている。

北海道採集記2012夏(3)

7月20日(金)
北海道遠征は明日で最後。つまり、丸一日自由に動けるのは今日で最後…
…なのだが、まずは昨日パンクさせたタイヤを交換しなくてはいけない。
付近で一番大きなガソリンスタンドを探し、そこならタイヤもあるだろうと行ってみたところ、「タイヤは常備してません」という無情な事実を告げられる。
しかもなんか店員の「そんなモンあるかよ」みたいな言い草に少々カチンと来る。
…更に2軒ばかり回ってみるが何処も同じで、これは大きな街まで出るしかないのか…と車を走らせていると、道の向こうに『ミスタータイヤマン』の看板が。

ミスタータイヤマンを見つけて嬉しかったのは、これが生まれて初めてだ。

タイヤ1本交換で約9,000円
かなり痛い出費だが仕方ない。

…と、ここまでで既に昼近い。
最後の自由日をタイヤ交換で半日潰してしまった。
急いで採集ポイントへ向かう。

昼の採集をこなし、やがて陽は落ち、北海道遠征最後の晩。
今夜は某所のパーキング(と言っても、駐車スペースとトイレがあるだけ)の灯火を見張る。
この時期になると灯火に飛来するミヤマは圧倒的に♀が多いため、わざわざ灯火でクワガタを狙おうとは思わないが、灯火に飛来するのは何もミヤマクワガタだけではない。
ポツポツと飛来するクワガタのうち♂だけを拾いながら“それ”の飛来を待つが、なかなか来ない。
灯火の周りには無数のスカイフィッシュ 蛾が飛んでおり、そこに混じってポツポツとクワガタが飛来する。

スカイフィッシュ

北海道ではミヤマより珍重されるノコギリクワガタも、ここでは時々飛んでくる。
65mmぐらいの大歯型も飛来した。

この灯火は地元でも多少知れているようで、虫を狙いにやってくるのは自分だけではない。
若者2人組の採集者が現れ、灯火をチェックしながら話しかけてくる。
若「こんばんは~。どうですか?」
私「クワガタはポツポツ来てますけどねぇ…一番の狙いは違うんですよね。」
若「どんなの狙ってるんです?」
私「ダイコクコガネって言って、黒くてコロッとして長い角が生えてるヤツなんですよ。」
…という会話をしていたところ、若者の一人が足元を照らしながら、

「それって、コレとかですか?」


え…?







ダイコクコガネ♂


それぇぇぇぇえッ!!

わたしそれ探してたのぉぉぉお!!

なんでずっと待ってた俺じゃなくて、今来たばかりの人に見つけられちゃうんだよぉぉぉおッ!!…と悔しがっていたのだが、しかしどうも2人はあまり興味もなさそうなので、
「あ、あ、あの、貰っちゃっても良いですか?」
と聞くと、
「あ、どうぞどうぞ。」

よっしゃあ!!
ダイコクコガネじゃあっ!!!!


「あ、じゃあ代わりにこちらが採ったクワガタ、好きなのひとつどうぞ」
と言うと、先程のノコギリ大歯に目が釘付けになり、
「なまらデケェ!」
「こんなサイズ見たことない!」
…と(まぁ正直言うと65mmは大型ではあってもそこまで特大でもないんだけど、ね)。
「ホントに貰っちゃっていいんですか?」
「全然どうぞ。」

交換成立。

…そう、ここでクワガタの♂を拾っていたのはこういう時の交換&お礼用。
モノの価値は人それぞれで、ダイコクに興味がない人にとっては超お得な交換なのだろう。
でも、これは俺にとっても 超俺得交換



7月21日(土)
…で、最後の車返却時。
ボディのキズという事で20,000円もしっかり取られ、50,000円近い余計な出費

神風の反動か。

…とは言え、虫屋的に見れば奄美と北海道を合わせた今夏の成果と50,000円の出費だったらまだまだ全然±でプラスである。
知人の誰に言っても「プラマイでプラスだ」という返事が返ってくるぐらい、間違いなくプラスである。
北海道で採ったミヤマ77mmひとつでも十二分にプラスだと言って間違いない。

手痛い出費ではあっても、大した怪我もせずに済んだのだから不幸中の幸いと喜ぶべきだろう。
事故を起こして怪我したり死んだりするよりは、警察に捕まって減点と反則金で済む方が遥かにマシというもの。
緩んでいた気持ちを引き締められて良かったと思うべきだろう。



…そんな北海道採集2012。













~オマケ~
ポイント探索中、某林道で見つけた立派なエゾシカ♂の頭骨。
下顎も揃っており、非常に立派な頭骨だった。

エゾシカ頭骨

…この写真、人に見せると必ず「コレ持って帰ってきた?」と聞かれるのだが、こんな角だけで俺の腕の長さぐらいあるようなデカブツ持って帰れないし、持って帰ったって家に置く場所ないっちゅーの。

北海道採集記2012夏(2)

7月19日(木)
更なるミヤマクワガタのポイントを求め、以前に行った場所へ向かう。
…そのポイントの入口に、小さな池がある。
ゲンモの池
横長の池で、長辺でも大人の歩幅で15歩かそこらで歩けてしまうような本当に小さな池だ。
「こういう池にはゲンモいないのかなぁ…」と車を止めて水面を眺めていたら…








ゲンゴロウモドキ

「いるじゃん!」

捕虫網をビショ濡れにしつつも慌てて掬いあげれば、間違いなくゲンゴロウモドキ
「ぃよっしゃぁぁぁあ!」
…実は、北海道も間を置きつつ何年も前から来ており、メインはミヤマクワガタとは言えゲンゴロウモドキもずっと狙っている虫だった。
しかし“普通にいる”というワリになかなか見つけられず、ずっと苦戦していた相手だったのだ。
それが、ようやく採れた。
再び水面に視線を戻せば、まだ泳いでいるヤツがいる。
「おるっ!」
再び捕虫網を突っ込み、掬い上げる。

更にいないかと少し待つと、水中の何処からともなく現れ、気付くと水面で呼吸していたりする。
ゲンゴロウモドキ呼吸中
…結局、この小さな池だけで10頭以上が見つかった。
採集を切り上げてもまだ泳いでいる個体が見えたので、少なくとも数十頭がいるのだろう。

奄美から引き続いての神風、正直 反動が怖い
…なんて思いつつも、北海道の見通しも良く広い気持ちの良い道、アクセルを踏む足も少々ゴキゲンになる。

…と、道の脇から赤い旗を持ったお巡りさんが出てきて、“ストップ”の指示。
時々道路工事をやっていて片側通行の場所があるため、ここもそういう事かとブレーキを踏んで速度を落としたところ、

『左の空き地に入って』の指示。


やられた!!


ネズミ捕り。…スピード違反の待ち伏せ取り締まりである。

急転直下で一気に気分が暗転する。体温が一気に2~3℃下がる感じ…とでも言おうか。
だがしかし、速度オーバーで走っていたのは自分なので何も言えない。
しかも捕まったのは生まれて初めてなので、尚更にヘコむ…。
指示のままに車を止め、うなだれて話を聞く。
26km/hオーバーで原点3点の罰金(※正しくは“反則金”?)18,000円。
…これだけ聞くとどんでもない速度で走っていたように聞こえるが、道は見通しが良い上に道幅が高速道路並み、更にカーブも緩いというのに制限速度が何故か50km/h。
こんな道だったら76km/hだって……いや、違反は違反…悪いのは自分か…くっ。
…というか、あと4km/h速かったら一発免停になっていた速度であり、むしろ減点で済んで良かったと思うべきなのかもしれないが。


違反切符を貰って走り出し、気分を変えてミヤマを追加しようと特大を採った林道へとハンドルを切る。
今日も朝イチでそれなりの数を採ったのだが、既にそれとほぼ同数が戻ってきている。
樹液にベタベタと大型個体が付き、木を蹴飛ばすと更にバラバラと降ってくる。
エゾミヤマいっぱい

やがて辺りが薄暗くなり始め、そろそろ灯火場所に移動しようかと走っていると、道脇をエゾシカが逃げて行くのが見えた…………その瞬間、

バキンッ!

という物凄い嫌な金属音と共に下からの衝撃
慌ててブレーキを踏む。

…どうやら、雨流し用に道を横切る樋のフタが外れて跳ね上がった部分を、鹿に目を取られたその瞬間に踏んでしまったらしい。
慌てて車を降りてフロントを確認すると、案の定下回りにハデな傷。
「やっちまった…」

ネズミ捕りに続いて車にハデ傷
本気でヘコむ…

だが、ここでヘコんでいても辺りも心も暗くなるばかりなので、再び走り出す。
…が、明らかに不自然な揺れ。
未舗装のダートとは言え、どうも揺れ方が違うような…

まさかと思って今一度車を降りて見てみると…







タイヤパンク

やっちまった…

右前輪、思いっきりパンク。
しかもタイヤに裂傷が走っており、完全にバーストしている。
「最ッ悪だ…!」
薄暗くなる林道で何とかスペアタイヤに履き替え、ゆっくりゆっくりと道を戻る。
タイヤを交換すべく、カーナビで一番近いスタンドを探し、そこへ向かう。

…が、19時前にして既に閉店

あぁ………orz
このまま一晩過ごさなければイカンのか…
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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