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アロミアブンギ

遅ればせながら…

以前にウチのブログでも紹介したクロジャコウカミキリ(Aromia bungii(→記事)、がNHKニュースで紹介されたみたいですね。
クロジャコウカミキリ-1
ただ、クロジャコウという和名ではなく、「アロミア ブンギ」という学名で紹介されていました。

なんかここ1ヶ月ぐらい、クロジャコウ系の検索が多いなぁ…とは思っていたんですよねぇ。
んで、2週間ぐらい前に友人から「NHKでこんなカミキリが出てたんだけど、知ってる?」と聞かれまして。

あー、前にウチのブログで紹介してる。

…それでまぁ、多分ニュース紹介以前はNHKの方、紹介後は番組を見た視聴者の方の検索だったんだな、と納得しましたよ。
後から確認したら、「昆虫」でワード検索録画予約しているウチのビデオデッキにもしっかり録画されていました。

なんだー、NHKさん、言ってくれれば標本撮影ぐらい協力できましたのにー(笑)
1♀しか持ってないですけど。


ちなみに、学名で出すなら和名と混同しないようにカタカナだけじゃなく本来の学名表記も載せてもらいたかったなーとか、末尾は人名による「i」 だからカタカナ表記も「アロミア ブンギ」より「アロミア ブンギイ」の方が良いんじゃないかなーとか、まぁ細かい話を言い始めると色々ありますが、一番気になったのは、なんでわざわざニュースにしたの?という点。
…実際、例の用水沿いの桜はかなりの被害が出ていて、枯死木も数本確認できます。
なので注目されること自体は良いと思うんですが、外来昆虫なんて今までいくつも入り込んでいるだろうに、人に直接害をなす毒虫というワケでもないクロジャコウを何故わざわざNHKでピックアップしたのかなー、と。
テレビ埼玉とかのローカルニュースなら分かりますけど。

…何にしろ、もうしばらくするとこのカミキリムシの活動期に入ります。
まだ1♀しか採ってない 駆除に貢献できていないので、今年はもっと欲しい より多く駆除に貢献したいなと思います。

あとまぁ、昨年は雨の中で1♀を見つけたのみで、撮影もせずに持ち帰ってしまったので、今回は実際に現地での撮影をしたいと思います。

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キクスイカミキリ

春、まだ若いはずのヨモギがこんな風にくたりと萎れていたら要注意。
キクスイカミキリ
これは、キク科の植物を餌にする小さなカミキリムシの仕業。
その名を キクスイカミキリ
1cmにも満たない小さなカミキリムシで、真っ黒な全身に首(前胸)の部分にポツリと赤い点があるのが特徴のカミキリムシだ。
キクスイカミキリ-2

さして珍しい虫ではないのだが、探そうと思っても意外と出遭えない。
でも探そうと思っていない時に萎れたヨモギが目に入って、ちょっと見てみれば付いている。
そんな虫。

ただし、キク科の植物を餌にするため園芸菊を食害する事もあり、キク栽培をしている方にとっては 大害虫
野原でヨモギを齧っている分にはただの虫でも、ひとたび栽培菊を齧れば害虫
その虫が人にとってマイナスになれば害虫と呼ばれ、プラスになれば益虫と呼ばれる。
しかし、当の本人(本虫?)達にとって、人にどうかなど関係なく、ただ、あるがままに生きているだけ。
害虫・益虫という呼び方は、人にとって役に立つか邪魔になるかであり、生き物自体が良いか悪いかではない。

喜界島(&他)遠征記2014~09~

3月5日
慣れない喜界島や沖永良部島より、慣れ親しんだ奄美大島の方が朝起きた時の気分も何となく良い……ような気がする。
明日には飛行機で家に帰るので、帰り支度に手を付けておく。
今回の遠征は3つの島を行ったり来たりなので本当にバタバタだ。
夕前には友人Y氏と鶏飯を食べる約束なので、バタバタとは言えのんびりと支度する。

それから約束の「ひさ倉」へと向かう。
ひさ倉

さてここで 飯テロ のお時間です。
お腹が空いている方は、胃袋直撃にご注意下さい。

奄美名物「鶏飯」の食べ方。
鶏飯の食べ方

具は多めにありますので、2杯目・3杯目とおかわりも出来ます。
鶏飯おかわり

存分に味わいましょう。
ご飯とスープはおかわりできますので、何だったら、白飯に鳥ガラスープだけぶっかけて食べても美味しい です。

更に鶏刺(とりさし)なんかも付けちゃったら最高ですね。
鶏刺



…はい、飯テロ終わり。
写真の色が良かったら、もっとテロになったんだけどなー。

食事を終え、2人でそれぞれの車に乗りポイントへ向かう。
…だが、自分が喜界島に行っている間にY氏が何度かこのポイントで張ってくれたのだが、ケブカは全く現れなかったらしい。
以前に♀を採集したのが2012年だったので今年は発生年のハズなのだが、ケブカのケの字もなかったらしい。
うむぅ…

レンタカーでポイントの道を突っ込んでいくと、一昨年よりは走りやすくなっているとは言え、相変わらず二輪駆動のレンタカーで入るような道ではない。

…途中、斜度+道荒れで車が登れないという事態に遭遇。
勢いをつけてアクセルベタ踏みで上がるのだが、あと少しという所で進まなくなり、ギュルルルル!とタイヤが空転する。
少し戻っては勢いをつけて走り…空転、また少し戻っては勢いをつけて走り…空転。

キツイ。

後ろで見ていた友人曰く、「二駆と四駆の力の差を見た」と。

もう少し助走を付けないと登れそうにないので、後ろから来ているY氏にも下がってもらい、平坦な場所から助走を付けて一気に乗り越え…乗り越え……越えたッ!
はぁぁぁ…と安堵のため息を吐き、再び進む。
そんなこんなしながら一昨年ケブカコフキを採ったポイントまで辿り着き、活動時間までしばし歓談を楽しむ。

良い頃合いになり、2人で懐中電灯を持って歩いてみるが、甲虫の羽音は全く聴こえない。
2年前、多数のケブカコフキが飛び交いライトの光の中に飛び込んできた場所は、シンと静まり返り微かな葉擦れの音だけ。
2時間程周辺をウロウロしながら探したものの、結局ケブカのケの字も感じられないまま終了。
仕方ないので昨夜の蛾ポイントまで車を飛ばして行ってみたものの、今夜は霧も出ず蛾の数は昨夜の1/10以下…いや、1/50以下。
めぼしい種も現れず、最後の採集は終了となった。

翌日は昼頃の飛行機なので採集する時間はほとんどなく、荷物をまとめて終了。
夜には自宅に帰り着き、


…と、その深夜。
twitterで一昨夜採った大きな蛾の話になり、ここで初めて“アレ”がユワンオオエダシャクという大変な蛾だということを知る。

↓↓アレ↓↓
ユワンオオエダシャク

う~む、そんな大それた種なら蛾屋(→虫屋とは)でない自分が持つより、ちゃんとした蛾屋さんに献上して持っていてもらった方が良いだろう。
というコトで、キイロトゲエダシャクと共に知人の蛾屋さんに献上決定。


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はい、というコトで今回の「喜界島(&他)遠征記2014」はこれで終了となります。
…本当は6話ぐらいでまとめたかったんですが、なんか伸びに伸びて全9話。
この時期は本当に副産物が少なく、特に後半で日に日にケブカコフキが減っていくにつれ、採集も段々と気だるくなっていく感じは拭えませんでした。
無論、アシブトメミズムシやユワンオオエダシャク、沖永良部島のキイロトゲエダシャクなど「良い副産物」も採れてはいるのですが、やはりメイン所が最初にピークを迎えて後は減る一方…というのは精神的にも結構キツイものがありました。

ケブカコフキ奄美亜種、本当に難儀な虫です。
きっと「inouei」なんて難儀な名前付けちゃったから、余計に難儀な虫になったに違いない(笑)

来シーズンは沖縄の発生年。
行きたい島はもう決まっていますが、さてどうなることやら…。

やっと出遭えたモノ

見よ、この 禍々しさ すら感じるほどの 圧倒的存在感 を放つこの姿。

イボタガ

イボタガ。

蛾が嫌いな人なら絶対に見たくもないだろうと思える一方で、虫好きにはたまらなく惹きつけられる、この素晴らしき模様。

やっと出遭えた。

やっとだ。

実に4回目のチャレンジ。

…こういうのを、「巡り合わせの悪い虫」というのだろう。
それほど極端に珍品というワケでもなく、他から「採れた」「なんかいた」「いくつもいた」なんて情報が入ってくるのに、探している自分はちっとも出遭えない虫。
そのひとつが、このイボタガだった。

今年、山梨でお仕事を頂いて4月~5月にかけて数回日野春まで行っていた。
その度に、夜に駅や周辺の灯火を見回るも、スカ。
外灯で“ソレっぽい”のを一瞬見掛けるも、ロスト。
更に帰りに丹沢まで遠回りして灯火を見回るも、スカ。
ついでに都内某山の灯火を探しに行くも、スカ。
もう見事にスカされまくったイボタガであるが…

5月5日の山梨のお仕事帰り、渋滞回避も兼ねて小淵沢方面まで足を伸ばし、深夜まで灯火を回っていた。
しかしエゾヨツメやタケウチエダシャクは見つかるものの肝心のイボタガは出遭えず、「やはりダメなのか…」と諦めかけていたその時、

看板灯火のある場所で車を停めてチェックしようとしたその時、ヘッドライトの光の中を大きな羽ばたきがよぎった。
明らかに大きい。
だが、思っていたような力強い飛び方ではなく、ハタハタというかヒラヒラというか、随分と力無い羽ばたき。
だが、大きい。
「当たり…か?」
とりあえず急いで車から網を取り出し、影を追う。
看板灯火の近くまで走って慌てて見回すと、再び影が舞う。
地面に落ちそうになる所を勢いよく掬い上げると、網の中に暴れる手応え!

明かりの下で確認した瞬間、この独特の模様が見えた。

「ぃよっしゃぁぁぁあ!!」

深夜、誰もいない山奥の道で、一人で声を上げた。

喜界島(&他)遠征記2014~08~

3月3日、6時半起床。
まだ薄暗い。
正直睡眠不足、かなり眠く、体も動かないが、今日ばかりは「もう少し…」というワケにいかないので無理矢理体を動かして脳味噌を起動させる。
トラップを回収して荷物を整理する。
これから飛行機で奄美大島を経由して沖永良部島に渡り、仕掛けっぱなしにしておいたトラップを回収する。その後は奄美大島に戻り、最後にそこで2泊して今回の大遠征は終了となる。
そこで、最後の沖永良部・奄美大島でで使う物と、もう今回の遠征では使わないものに分けていく。
8時半に空港が営業開始するので、開始早々に駆け込んでチェックインを済ませ、荷物を預ける。
それから再び町中に戻り、今度は9時に開く郵便局へ。
もう今回の遠征では使わない物(余剰トラップ、着替え済衣類、等々)を箱に詰めて自宅宛に発送する。
喜界島の風景
…これで喜界島の風景も見納めである。

9:55の小さなプロペ機に乗り込むと、飛行機は一気に空へ…………と思ったら、あっと言う間に奄美空港に到着。
実質の飛行時間は15分も無かっただろう。
船は名瀬港で飛行機は笠利だから距離自体も違うとはいえ、この所要時間のあまりの差にちょっと溜息を吐きたくなる。
さてそのまま空港で飛行機を乗り換え、沖永良部島へ。

到着して早速仕掛けたままにして置いたトラップを確認に行く。
一週間以上放置となるので本来なら氷酢酸などの防腐液を入れておきたいところであったが、あいにく持ち合わせておらず、少しでも効果があればと食用酢を入れてみたのだが……
…結果からすると、ほとんど意味はなかった。
残念ながらケブカコフキコガネは落ちていなかったが、トラップには蛾などが落ちており、


落ちて…



多分、だいぶ前に落ちて…
腐りキイロトゲ
キイロトゲエダシャクの♀がデロデロに腐ってたなんて、蛾屋さんにはとても言えない。


3月4日、回収を終えて沖永良部島で一泊し、再び飛行機で奄美大島に戻る。
早速トラップ回収…といきたい所だが、今回のレンタカーで一人であのボコボコのダート道ポイントに突入するのは不安が残り、ならばと過去に記録のある別の場所で、車のヘッドライトでライトトラップをしてみることにした。

晩飯を買い込み、山へと向かうと…標高が上がるにつれて次第に霧が濃くなってくる。
細かな雨も降っており、気温が低い。
あまり嬉しくないな…と思いながらもポイントに到着し、目の前を流れて行く霧をしばし眺めて過ごす。

やがて辺りが薄暗くなってくる頃に、車のヘッドライトを点灯する。
すると、木の新芽のような淡い薄緑色の蛾が飛んでくる。
ナンカイキイロエダシャク
「妖精のような」とでも形容したくなる、なんとも不思議な雰囲気を持った蛾だ。
ナンカイキイロエダシャクという南西諸島で春先に現れる蛾らしい。
続いて今度は襟元がフサフサでハネに大きな模様をあしらった蛾が現れる。
カワムラトガリバ
カワムラトガリバという蛾で、これまた春に出る種。
…と言っても正直なところ、自身では名前も分からず詳しい人に教えてもらった名前だ。

気が付くと、車の周囲は蛾だらけになっている。
圧倒的に多いのがナンカイキイロエダシャクで、既に40~50頭は来ているんじゃないだろうか。だいぶ差が開いて次に多いのがカワムラトガリバで、十数頭。他の種類の蛾も色々来てはいるが、どれも数頭ずつという感じ。
しかし肝心の甲虫の姿はなく、飛んでくる虫の95%は蛾だ。
あとはアメバチやらシリアゲムシやらが少々混じる程度。
時折雨が降り出すので、その合間を縫って車の周囲を見回るが、めぼしい虫は飛んで来ていない。

…11時近くなり、そろそろケブカの飛翔タイムも収束してこようかという時間だが、残念ながら1♂たりとも飛んで来てはいない。
それでも、気付かぬうちに飛来して光の範囲外にとまっているコトもあるので、懐中電灯を手に車から出る。
蛾は相変わらず多く、ヘッドライトの範囲内を中心に、車のボディやら路面やらそこら中に貼り付いている。

…と、そんな多数の蛾の中、車の助手席側のドアノブの近くに一回り大きな影。
ユワンオオエダシャク
色合いは地味だがキタテハより大きいぐらいの立派な蛾で、画像では分かりづらいがフサフサの立派な触角をしている。

「ふ~ん…立派だし、一応採っておくか。少しぐらい蛾の標本も持っておきたいし。」
と何となく三角紙に包んだこの蛾が……


………実は大変なモノだった。


ユワンオオエダシャク。
2013年に新種として見つかった(記載された)ばかりの蛾だったのだ。
発見者が昨シーズンに20頭ぐらい採っただけで、下手したら発見者以外誰もまだ採っていなかったかもしれない種だ。
タテハサイズというのは、蛾としてはかなり大型の部類に入る(※タテハ自体は蛾じゃなくてチョウです)。
そんな種が2013年まで未発見だったというのは驚きだ。
発生が春ということで採集者がほとんど来ない時期だったことが主な理由だと思うが、こんな発見がまだ埋もれているのだと思うとワクワクする。

…さてこの時はそんな大した種だとも思わずにユワンオオエダシャクを三角紙に包み、「ケブカは来ていないものか…」と懐中電灯を持って車の周囲を歩いてみるが、見事に甲虫の姿はない。
車の反対側に回り込み同じように照らす。
そうしてライトを流しながら足元付近を照らした時、前輪タイヤにとまる特異なデザインの蛾が目に入る。
奄美キイロトゲ♀
「キイロトゲ!」
沖永良部島でも採った(→記事)が、春先にだけ現れる珍品蛾。
しかも♀は更に珍しいという話だが、どうもこの個体も♀っぽい。触角が細く、腹が太い。

何だろうねぇ、この「引き」は(笑)

せっかく飛来してくれたので、このキイロトゲエダシャクも丁寧に三角紙に包ん知り合いの蛾屋さんへのお土産にする。
…しかし結局本命のケブカコフキは1頭も飛来せず、日付が変わる頃に終了した。

来客

昨日、都内での調査を終えて19時過ぎに家に帰りつき、玄関のカギを開けようとキーを取り出し鍵穴に挿し込もうとした時、違和感を感じた。



いつもの鍵穴と、何かが違う。




よくよく見ると、鍵穴のシリンダーの上に何か付いている。

シリンダーサビキコリ
あ、サビキコリ だ。
全身が錆びたような茶色をしているコメツキムシの仲間。

どうやら廊下の明かりに飛来した個体がたまたまウチの鍵穴のシリンダーにとまったらしい。


…にしても、なんでまた偶然にも虫屋の家の玄関の鍵穴に?


虫けら屋の自宅はハイツの2階、同フロアに数軒の部屋があるのだが…

…気のせいかもしれないが、どうもウチの前に虫が落ちている確率が高いような気がしてならない。
お隣でもなく、そのまた隣でもなく、ウチの前。
春~秋は廊下の明かりに時々虫が飛んでくるのだが、ゴミムシだったりカメムシだったりどうもウチの玄関付近が多いように思えてならない。

わざわざ虫屋の家の前に飛んでくるなんて、標本にでもしてもらいたいのかね、君たちは。


プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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