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コガタルリハムシ

春の河川敷。
菜の花が咲き、モンキチョウなどの春羽化やキタテハなどの越冬したチョウたちが姿を見せています。
そんな河川敷を歩いていると、ひときわ大きな葉の株状の草を目にします。
ギシギシ
ギシギシという面白い名の草ですが、この時期によく見てみると、小さな青い甲虫がたくさん付いているのが見つかります。
コガタルリハムシ
コガタルリハムシ という、ハムシの一種です。

本来の姿はまぁ普通のハムシなのですが、♀は腹の中に卵が大量に詰まって異様なほどパンパンに膨らんでいます。
「たくさんいるなぁ…」と観察していると、♀を奪い合って、その♀の背中の上で争う迷惑な♂たち…。
コガタルリハムシ-2

しばらく見ていると、背中の上でのケンカに耐え切れずに肝心の♀が落ちてしまった。

♂たちよ…
お前ら、それで良いのか…
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ヨーロッパの平均台

標本作製のための道具の一つとして、以前に「平均台(→記事)」を紹介しました。
今回は、同じ平均台でもヨーロッパ製の平均台。
金属平均台-1
海外で昆虫関係の用品なんかの製造や販売をしている Watkins & Doncaster という会社が作っている物。
以前に紹介した日本製は階段状になって底の高さが一律で揃っていたのですが、こちらは金属のブロックに深さの違う穴を掘った形になっています。
金属平均台-2
使い方は基本的に同じで、各穴に針を差し込むことでラベルや標本の高さを揃える事ができるというもの。
一番上の穴は背合わせ用。
この平均台の利点は、何と言っても

(1)金属なので、針で穴が掘れて高さが変わる心配がない

(2)横穴から埃などのゴミを取れるので、穴が埋まって高さが変わる心配がない

…の2つ。
日本の志賀昆虫製の平均台は木製のため安価で手頃なのだが、一方で使い続けると毎回尖った針を差し込むので僅かずつだが穴の底が掘れて深くなってしまったり、逆に穴の底にクズや埃などが溜まって穴が埋まってしまったりするという欠点がある。
まぁ微々たるものといえばそうなのだが、気になると言えば気になる。
そんなワケで、この平均台は非常に良い……




…のだが、万事OKといかないのが世の常、人の常。
この平均台を使ってラベルを揃えるとどうなるのか、試験的にラベル代わりの紙と標本代わりのペフ片で試しに刺してみた。

金属平均台-3

志賀製と高さが全く違う。

…正直、今までさんざん志賀の平均台で高さを合わせ標本を作ってきた自分には致命的である。
「これから標本を始める」または「まだあまり数を作っていない」のであれば、この金属製平均台で今後すべて作ってしまえば良いと思うのだが、さんざん志賀製平均台を愛用して標本を作ってきた自分には、この高さ違いはどうにも…

いただいちゃいました

クワガタ好きならご存知の方も多いと思われる、クワガタ採集記HPへっぽこ採集記 ミヤマの呪縛の魔琴さん。
良いクワガタを採集しても現地でリリースして帰ってくることで有名(!?)な方である。

…で、そんな魔琴さんがこのたびご自身の記念で作られた写真集を、嬉しいことにいただいてしまった
へっぽこ写真集-1
郵送で送られてきたのだが、届いてみてビックリ。
ハードカバーでケース付き、どこからどう見ても立派な「本」である。
…自分が以前に作ったコピー&ホチキスの採集記なんかとはワケが違う

『すげぇの作ったなぁ…』というのが、正直な第一印象(良い意味で)。普通に書店の棚に並んでいたって、他の書籍と何ら遜色ないレベルの装丁。

開いてパラパラと中をめくると、現地で見た・採集したクワガタの画像だけでなく、場所ごとの風景や特産物などの写真も入っており、魔琴さんが採集だけでなく遠征を旅として楽しんでいるのだなぁ…というコトが伝わってくる。
自分は採集と言うともう「すべてを虫に注ぎ込むべし」であって、旅として楽しもうという意識はあまりない。よくギャグ(?)として言うのは、
「島行ってきた。…え?海?…ああ!車窓から見たよ!
…である。(奄美以外では)食事もごくごく簡単に済ませ、さっさとポイントへ向かってしまう。
しかし、魔琴さんは旅そのものを楽しんでおり、この写真集からもそんな雰囲気が伝わってくる。
自分が行った島の写真もあり、「あ、コレあそこだ!」とか思わず目が留まる。
へっぽこ写真集-2
…このページではないが、2013年秋に魔琴さん(&kapiさん)と一晩だけ一緒にマルバネ探索をした時(→採集記)の画像も入っていて、「あ、この写真、魔琴さんがあの時にああして撮ってたヤツだ!」とか思いながら見ていると、なんだかその時の想いも甦ってくる。

自分は採集した虫を標本にするために持ち帰り、魔琴さんは現地でリリースしてくる……そんな方向性の違いはあれど、「採集そのものが一番楽しい」という点で共通しており、お互い販売に興味がないこともあってお喋りをしても純粋に「虫の話」が出来るのでとても楽しい。(…いつぞやファミレスでプチオフ会やったら、途中から黄金聖闘士の話になってたけど(笑))
2004年に奄美大島のY岳で偶然お会いしたのが始まりで、石垣島や奄美大島でバッタリ遭遇したり、地元でオフ会してみたりしつつもそんなに頻繁に会うワケではないのだが、楽しい交流を続けさせて頂いている。

…それにしてもこの本は印刷もキレイで、眺めていたら何だか自分も本を作りたくなってきてしまった。
“自分が作るとしたら、写真はもうちょっと少なくして、写真の状況を簡単に(面白おかしく)書き添えて…”なんて本を眺めながら考えてしまう。


魔琴さん、素敵な写真集をありがとうございました!

オオムラサキは採集禁止?

挙式から引き続き引っ越しを行い、バタバタしてまだフィールドに出られません。
もう各地からモキチョウやフチグロトゲエダシャク(→春の我を訪ねて)の話が出ており悶々としている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

新鮮なネタをまだ仕入れられていないので、今回は「国蝶オオムラサキは採集禁止か?」という話。
オオムラサキ

日本の国蝶と言われるオオムラサキは、タテハチョウの仲間で、ハネの表に青紫色の輝きがある大型のチョウです。
幼虫はエノキの葉を食べ、成虫はクヌギ・コナラ・ヤナギなどの樹液を主な餌としています。
夏のチョウですが、夏と言っても初夏に近い時期に出てくるチョウで、有名な山梨県韮崎市の辺りでは7月上旬が♂の最盛期。♀はやや遅れて7月中旬頃に多く見られます。
♂は日当たりの良い開けた場所で縄張り(テリトリー)を張る習性があり、そこに入り込んだ他の♂を追い払います。
気が強く、樹液で餌を食べるのに邪魔だとスズメバチも追い払おうとしたり、テリトリーに入ったスズメやツバメを追い払おうと追い掛けたりすることもあります。
さてそんなオオムラサキ、私もたまに採集します(立派なチョウなだけに標本もスペースを取るので、あまり採りませんが…)が、たま~に「国蝶でしょ?採って良いの?」的なことを聞かれることがあります。

採って良いです。

国蝶だからと言って採集してはいけないという法律は何処にもありません。
そもそも、オオムラサキを国蝶と定めたのはチョウ(採集を含む)が好きな人達です。
その選定基準も、「全国的にみられる」「普通にみられる」など『珍品でない』ことが理由の一つになっています。
今でこそ絶滅危惧種と言われることもありますが、本来は里山に普通に見られるチョウでしたし、今でも山梨など多数みられる地域はいくつもあります。

…ただし、地域レベルになると「○○市では保護しているため採集禁止です」という条例がある場合もありますので、そういった地域では採集しないようにしましょう。
オオムラサキは別にそこにしかいないワケではなく、各地で見られます。私も(オオムラサキを熱心に追い掛けているワケではないですが)山梨のほか東京・埼玉・神奈川・長野・北海道などでも見ています。
採集可能な場所はたくさんあります。
そういう場所で、気兼ねすることなく採りましょう(笑)

…ちなみに、オオムラサキというと最初の画像のように青紫色のイメージが強いですが、裏面は白~黄色っぽい色をしており、表とは全く違った色をしています。
オオムラサキ裏
樹液を吸っている時などはハネを閉じていることもおおく、探す時はこの裏面のイメージも頭に持っておかないと、いっぱいいるのに「全然見つけられない」なんてことになり、気付かずに樹液に近づいた途端にいきなり飛び立って、「いたの!?」なんて驚いて逃げられてしまいます。

「むしとり」はどう書く?

いやぁ、春ですなぁ。
残念ながら今日は雨模様のようですが、梅はすっかり咲き、沈丁花が少しずつ香るようになり、あんな虫やこんな虫が「そろそろ出るんじゃないか!?」とソワソワしてしまう季節。

早く行きたいなぁ……虫とり。

…という所で、「むしとり」って漢字表記する時、どう書くのが一番適しているんでしょう?
よく見かけるのは「虫取り」もしくは「虫捕り」。
前者は少し古い表記かな?
んで、後者は「虫捕り網」なんていう時によく使われている気がする。

でも、虫は「取得」や「捕獲」というより、「採集」なのだから、「むしとり」もやはり『虫採り』と書くのが一番しっくりくる気がするんですが、いかがなものでしょう?

1. 虫取り
2. 虫捕り
3. 虫採り

そんなワケで、私は「3」に一票。
…でも、この変換はまず間違いなく携帯やパソコンの辞書には登録されていないので、いつも携帯を機種変すると真っ先に登録するのがこの単語だったりします(笑)


さてこのネタ、実は何年も前に仲間内のSNSで聞いてみたことがあるんですが、blogをご覧の皆様はどう書かれます?
いつもは読んで頂くだけの皆様にも、ぜひぜひ多くの方にご意見をお聞きしてみたいです。






…恒例の(?)「記事内容に関係ない写真」は、以前に横須賀で採集したカラスアゲハの♀。
まるで八丈島亜種のような鮮やかな青色が出ていて、採集してハッとした個体。
横須賀カラスアゲハ♀
当時の携帯撮影なので、画像が荒いのはご了承を…(^^;

結婚しました

個人的なご報告になりますが、2/28(土)に浜松町のホテルで挙式しました(入籍自体は1月中にもう済)。
…と言っても、式の様子とかブログで書いても仕方ないので、虫屋的にこだわった(楽しんだ?)要素だけ、ちょこっとご紹介。
笑って頂ければ嬉しゅうございます。

【会場】
竹芝桟橋を見下ろす場所に建つホテルです。
竹芝桟橋
竹芝桟橋といえば東海汽船の発着港、御蔵島や八丈島といった伊豆諸島へ向かう出発の地です。
ミクラミヤマクワガタ(※現在採集禁止)やハチジョウノコギリクワガタも採集に行った、思い出の場所です。
10年以上前、相方さんとも御蔵島に行きました。


【ウェルカムボード】
ウェルカムボード
披露宴会場の入り口に置く、アレです。
パッと見はよくウェルカムボードに使われる箱っぽく見えますが、これ実は標本箱。虫屋の結婚式では、標本箱(中型ドイツ箱)で作るのがお約束。
中にも思い出の虫を入れてあります。
ウェルカムボードの虫
一応、相手方のゲストは虫に全く関係のない方々なので、あまり気持ち悪くない虫を選んだつもりですが…
ちなみに近年の標本箱は底に白いペフ板が敷いてありますが、昔はコルク板でした。そのため、「Wedding reception」の文字の部分はコルク貼りにしています。
また、右下の日付等は標本に付ける採集ラベルっぽくしています。


【席札】
席札
札自体は東急ハンズで購入して名前を印刷したものですが、上に付いているビーズ細工はゲスト全員分手作りしました。
市販のビーズを細いワイヤーで編んで作ったもので、画像からは分かりにくいですがピンを付けてブローチになっています。


…とまぁ、こんな感じでしょうか。他にもいくつかネタ的にぶっこみましたが、そこは割愛。
来て頂いた皆さんにも笑ってもらえたようで、仕込んだ甲斐がありました(笑)

結婚しても虫屋は続けていきますし、このブログも続けていくつもりですので、今後ともよろしくお願い致します。




…あ、そうそう、
ご祝儀はいつでも受け付けております(おい)
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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