スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

良いお年を

さて、2015年も残す所あとわずか。
Blogをご覧頂いている皆様は、どんな年だったでしょうか?

虫けら屋の方は、色々と大きな変化があった年でもありました。

2月末に結婚、虫屋のお約束でウェルカムボードをドイツ箱(中型)で自作しました。
ウェルカムボード

3月には埼玉から千葉に転居し、新たな地元にはそこそこ良い場所があるのは分かっていたので地元産昆虫の採集に注力しようと春から色々動いてきました。
その結果、地元でまさかのネクイハムシが採れたりと予想以上に良い場所でした。
(※後日同定したところ、フトネクイハムシという種でした)
ネクイハムシsp.
今年一年で、地元で350種ぐらい採集できました(…まだ未同定のものもありますが)。
しかし一方で、カラスアゲハやオオスカシバなど目撃しながらも採れなかった虫や、ゴマダラカミキリやクルマバッタなど確実にいるだろうけど出遭えなかった虫、フチグロトゲエダシャクやヒラタクワガタなど期待している虫…まだまだ来年以降もやることは多そうで、楽しみです。

また、新婚旅行(という名目)で行ったフランスでは、野生のヨーロッパミヤマクワガタの姿を見ることができ、ミヤマクワガタ好きとして夢がひとつ叶いました。
日本でヨーロッパミヤマを飼育している人はけっこういますが、現地で野生の姿を見た日本人というのは相当少ないと思いますので、これは自慢しても良いかな、と(笑)
Lucanus cervus
まぁ流石ヨーロッパと言いましょうか、なかなかに良いお値段 の旅行ではありましたが、行けて良かったと本当に思います(今後しばらくは行きづらそうですし…)

虫けら屋は来年もまた活動を続けていきたいと思っておりますので、皆々様今後ともよろしくお願い致します。
2016年が皆様にとっても、私にとっても良い年でありますように。

では、良いお年を!






~追記~

例年標本教室に来て頂いた方には年賀状をお出ししていたのですが、今年は家の方の事情で出せそうにありません。
申し訳ありません。

スポンサーサイト

採集記録を付けよう

「昆虫採集」というのは個人の趣味であると同時に、たとえ子供が作った標本であってもきちんとしたデータラベルが付いていれば学術資料として扱うことができる。虫を殺して刺して並べて悦に入るだけの趣味だと勘違いしている方も時折いるようだが、そうではない。きちんと管理された標本が、後々貴重なデータとして活きてくる事もある。
そういう意味では、専門家でなくても学問の一端に触れ、関わることができる貴重な分野でもある。
ハナムグリ箱
※「ハナムグリ箱」…この中に、10種類以上の日本産ハナムグリ(カナブンの仲間)が入っている。

自分が採集し標本にした昆虫たちを、よりきちんと扱いたい、残しておきたいと思うなら、まず採集記録を付けよう。
標本そのものに付けるデータラベルについては以前に記事にした(→記事)が、それだけではなく、採集に行った時ごとの「採集記録データ」を付けておこうということ。

昔ながらの採集手帳(フィールド手帳)を持ち歩く人も多く、採集したその日の夜にデータを記入する。
…私自身は実は手帳までは持っていないのだが、採集から帰るとすぐにパソコンで Excel にデータを入れるようにしているし、遠征で泊りがけの時は携帯などにデータをメモしておき、帰宅後に入力するようにしている。

最低限書いておく内容として、

・日付
・場所
・採った種類と数


…あたりは付けておきたい。
これを必ず付けておくようにすると、「去年の今頃は何採ったっけ?」とか「あの虫また採りに行きたいけど、いつ頃だったっけ?」など後から調べるのが容易になる。
標本にラベルを付けていれば、虫からデータを引き出すことはできるが、時期から虫を調べるというのは標本からでは難しい。
また、そうやってデータが何年も蓄積していくと、同じ虫でも「去年は早くからいた」「今年は出てくるのが遅い」など、発生の変動が見えてきたりもする。
ハナムグリ箱-2
「日付」は、ラベルを作る時と同じく西暦4桁から必ず記入し、和暦(昭和とか平成とか)は使わないようにする。
どうしても和暦を入れたい時は、別途に必ず西暦も書いておこう。

「場所」は、都道府県・区市町村・大字や字を入力し、○○公園や××山など詳細地名があればそれも書いておくとより良いだろう。離島なら島の名前も入れておこう。
また、より詳しいデータとしてGPSで緯度経度を拾って入力する人もいる。「何もそこまで…」と思うかもしれないが、市町村などは合併して名前が変わってしまうこともあり、絶対に変わらない緯度経度というのは最も確実なデータだったりする。

「採った種と数」も、あとから調べる場合に非常に重要なので、分かる限り書いておく。一見すると「数」は書かなくても良さそうにも思えるが、何度も行くようなポイントだと、「いつ頃に最も多く見られたか」などのデータにもなるので可能なら書いておきたい。

また、これらの他に「標高」「当日の天気」「当日の気温」等のより詳しいデータがあると、更に良い。
他にも「気が付いたこと」なども備考として書いておくと、後から役に立つこともある。
特定の植物から採集した虫がいるなら植物種も書いておくのも良いし、ベイトトラップや灯火など採集した方法を書いておくのも良い。
後々どんな情報が役に立つか分からないので、データはより詳しく書いておく方が吉。

また、自宅にパソコンがあるなら、ぜひとも Excel にもデータを入れておこう。
記事中にも触れたが、Excel は順序を並べ替える機能があるので、画像のように日付順に入力しておいても、例えば「都道府県別」とか、「年は関係なしに同じ日付でデータを集める」とかいうことも出来る。
そのため、紙の手帳よりデータを調べやすい事も多い(もちろん、一長一短あるけど)。
また、Excelデータにしておくことで持ち運びもしやすくなり、必要に応じてコピーして移したりということも可能になる。

ちなみに、私の Excel 入力の仕方はこんな感じ。※クリックすると大きな画像が出ます。
採集データ
…ただ、これは見本ではなくあくまで一例なので、ぜひとも自分なりに改良して頂きたい。

更に上級になると、標本1頭ずつに番号を付けて、それを1つずつ Excel データに入れて管理する。
そうすることでデータはより一層利用しやすくなりベストなのであるが、恥ずかしながら私自身もそこまではやっていない。
標本の数がそれなりに多いので、番号とデータを付けようにも膨大でヤル気が起きず、そうするうちに更に標本は増えていき…という悪循環…(^^;


標本を残すだけでなく、それをデータ化しておくことは自分の採集に役立つだけでなく、後世に残すことでまた別の人の役に立つ可能性もある。
自分が死んだ後も、集めた虫や記した情報が後世に残り記録として扱われていく。
昆虫という分野はそうした膨大な記録が蓄積し、今の図鑑や研究の元にもなっていたりする。
記録は貴重かどうかだけでなく、小さなものでも蓄積していくことがとても大切である。
「自分程度の記録なんて…」と思わず、たとえ自宅の前で拾ったアオドウガネでも、できるなら標本にして記録を付けておきたい。

ナベブタムシ

指先に乗ってしまう小さな丸い虫、これは ナベブタムシ という。
ナベブタムシ

鍋の蓋のように丸くて平べったく、また似たような色合いをしていることから名付けられたとよく分かるこの虫だが、体長1cm足らずと小さいもののタガメ(→記事)やミズカマキリなどと同じ水生カメムシの仲間。
ただ、タガメやミズカマキリと違い、この虫は流れの速い場所を好む。
川底の石や砂利にしがみつきながら水中生活を送っているのである。
流れのあまりない止水を好むタガメ等とは好む環境が異なるのだが、どちらも比較的キレイな水場を好むのは共通しており、全く同じ場所では見つからないが、近くで見つかることはある。
条件が良い場所ではかなりの数が生息していることがあり、見つけた場所もその「良い場所」のひとつらしかった。
流れの底の小石ごとゴリゴリをこそぐように網で掬い上げると…

ナベブタムシ多数

一掬いで20頭ぐらい平気で入ってくる。
すぐ横を同じように掬えばまた20頭。ちょっと離れて同じように掬えばまた…
流れ全体ではどれほどの数が生息しているのか、ちょっと見当もつかない。

以前に喜界島の採集記(→記事)の中で登場した「アシブトメミズムシ」に通じる可愛らしさがあって、好きな虫のひとつである。
アシブトメミズムシ-2

…ところで、タガメやミズカマキリと言えば呼吸管(おしりの先)を水面に出して呼吸をする姿を思い浮かべる人もいると思うが、このナベブタムシくんは実はそれをしない。
なんと彼らはエラもないのに、プラストロン呼吸という特殊な方法により 水面に上がらなくても息ができる のである。

体にいっぱい生やした細かな毛に空気を纏わりつかせることで、いわば酸素ボンベを作り、その空気で呼吸する。
更に、その空気の中の酸素が少なくなると、周囲の水の中からその空気の中に自然と酸素が溶け込み、わざわざ水面に上がって酸素の補給をする必要がないのである。
他の水生昆虫もプラストロン呼吸も利用しているのだが、それだけでは足りず外気から直接酸素を取り込む。
しかし、このナベブタムシは、ことプラストロン呼吸に関しては特に優れているようだ。

ちなみに、プラストロン呼吸とは違うがゲンゴロウも水中の酸素を取り込むという方法を利用しており、水槽で飼育されているゲンゴロウがおしりの先に小さな泡を付けているのは、その泡の中に水中の酸素を取り込んでいるのである。
ただ、これもやはりその酸素取り込みだけでは呼吸がもたないので時々水面に上がりおしりを上げて、外気を取り込む。
ゲンゴロウが水中でおしりの先に泡を付けているのは、遊んでいるのではなく、実は水中でより長く活動するための工夫なのである。

たかが昆虫、されど昆虫。

彼らは生きていくために、実に様々な工夫をしているのである。

まだ頑張る

12月11日、夜。
朝方までの強い雨は昼前にはやみ、12月としては異様なほど暖かくなった日。
夜になっても気温があまり下がらず、上着がなくても平気なんかじゃないかというぐらい温かく、夜間は久しく鳴かなくなっていたカネタタキも活発に鳴いている。
なので、せっかくなので近所の灯火を見回りに行ってみた。

…灯火に越冬中の蛾が来ていないかと期待したのだが、もっと大きな影があった。

「まだいたのか!」

虫網の柄でつつき落としてみると、やはり オオカマキリ

20151212オオカマキリ
ごく稀に年明けまで生き残るような個体もいるらしいので、12月中旬なら極端に遅い記録というワケではないと思うが、それでもこんな時期にオオカマキリを見たのは自分では初めて。
2年ほど前の同じ頃にハラビロカマキリは見たことがあった(→記事:12月のカマキリ)ので、12月に見るカマキリは2種類目。

ハラビロは本当に満身創痍という感じで、いかにも“かろうじて生きてます”な感じだったのだが、今回のオオカマキリは前脚(カマ)の先がほんの少し欠けているぐらいでさほどの傷もなく、さほど老いている感じではなかった。
成虫になった時期がそもそもに遅かったのかもしれない。

シーズン真っ只中の虫を見つけるのはもちろん楽しいのだが、こういう季節外れの虫を見つけると、なんだかちょっとラッキーな気がして嬉しくなる。

離島遠征に行ってみよう(2)

※本記事は前回記事の続きです。
最初から読みたい方は、以下リンクからどうぞ。
 ↓↓↓

離島遠征に行ってみよう(その1)


…さて、行きたい島・行く時期・狙う虫が決まったら、いよいよ具体的な予約へと計画を進める。
ナガサキアゲハ(2)
1~数泊ぐらいなら、まずはJTBなどのパックツアーのパンフレットをかき集めよう。
大きめの駅なら旅行パンフを置いてある場所も多く、他にもデパートなどでもツアー会社のテナントが入っていることが多いので、機会があればついでに見てみよう。

パックツアーは飛行機・宿がセットになっており、レンタカーも一緒に付いているコトが多い。
一度の予約で全部を押さえられる上、割引が掛かるのでお得なのである。
…ただ、ひとつ注意しておきたいのは、パンフレットを見て「フリープラン」のものを選ぶということ。
中には観光地を巡る旅行行程をガッチリ決められてしまっているようなツアーもあるので、採集目的で行く場合には間違ってそういうのを予約しないように気を付けたい。
宿(ホテル)は複数から選べるが、それぞれ価格が異なるコトもある。
値段とも相談しながら、メイン採集ポイントに決めた場所に近いホテルを選ぼう。

食事は朝夕ついてくる事が多いが、選べるなら夕食は外してもいい。
その場合、夕飯は外食するなり商店で調達するなりする事になるが、特に夜間採集をやる場合、宿の夕食の時間がネックになることもあるので、考えてから決めよう。

レンタカープランが付いていれば、免許を持っているなら利用した方がいい。別々に予約するより割引が利いて安くなる。

予約の方法はパンフレットに詳しく書かれているので、それを読んだまま実行すればいい。
要するに、パックツアーを利用する場合は「ホテルは選択肢の中から立地で選ぶ」「夕食をどうするか」をメインに決めることになる。

徳之島ケブカ♂-2

さて一方、幸運にも1週間以上の長期で日程を取れる場合は、ツアープランを利用する他に「自分で全て手配する」という選択肢も出てくる。
パックツアーを予約するのと違って、飛行機、宿、レンタカー、とそれぞれ手配しなければいけないので面倒ではあるが、宿の選択肢も広がり、立地やランクなどより自分の都合に合わせた宿を選ぶことができる。
民宿などはホテルより安いことも多いし、素泊まりで1泊2,000円なんて安宿が見つかることもある。
「キレイじゃなくても寝泊りできれば十分」というなら、こういう安宿を利用する手もある。
宿を探す際は、普通に「奄美 宿泊」などのキーワードで検索する他、「奄美 民宿」などより限定的なキーワードで調べると絞り込んで調べられるし、そういうのをまとめたサイトなんかもHitするので活用できる。
また、学生の頃なんかは仲間でテント担いでキャンプ場泊まりして宿泊費を浮かす、という人もいた。

レンタカーは、そこそこの島なら複数社があることが多く、値段やその他の条件を比較して決めよう。
狭い道を走ったりする虫屋は、保険加入は必須。「事故ったりしないからダイジョブだよ」なんて入らなかったりすると、枝や小石でついた傷で修理費を取られてイタい目に遭う可能性もあるので、必ず加入しよう。
…かくいう私は、2013年に奄美大島で自走不能に陥り、この保険のおかげで免責50,000円のみで済んだ(保険に入っていなければ多分数十万円取られてた…)という経験(→奄美大島採集記2013秋~その4~)があるので、保険加入は絶対にしておいた方がいい。

航空券の手配は、航空会社のホームページから行える。
…ちなみに、別に会員になっていなくても誰でも予約できる
恥ずかしながら私は、当初はマイレージなりJAL会員なりになっていないとホームページから予約できないと思っていた(^^;)のだが、決してそんなことはなく、会員特典が付かないだけで予約購入は誰でも出来る。
支払いも、別にクレジットカード必須ではなく、コンビニ支払いなども選択できる。

プロペラ

JAL・ANAの二大航空会社のほか、最近ではスカイマークや、バニラエアやピーチなどの格安航空会社も出てきているので、目的地に合わせて選ぼう。私自身はまだ格安航空会社は利用したことはないのだが、前3社に比べて遅延はしやすいようなので、安い分の覚悟はしておこう。

基本的にホームページで「出発地」「目的地」「日時」を入れればその日に飛ぶ便が表示される。
時期や時間によって値段が違うので、日程や懐具合に合わせて選ぶ。
早朝や夜間の便は安く、良い時間帯の便は高めに設定されていることが多いが、島によっては1日1便しか飛んでいないこともある。
私の場合、選択肢があるなら可能な限り早朝の便を選ぶことが多い。
早起きしなくていけないが、その分早い時間に現地に着けるので初日から採集に時間を使える。
…ただし、あまり早い時間にしてしまうと始発電車で空港に向かっても間に合わなかったりすることもあるので、チェックイン等も含めて1時間ぐらいは余裕を見ておいた方が良いだろう。
通常は航空券の購入は2ヶ月前ぐらいからだったと思うが、最近は超早割など何ヶ月も前から予約できる割引サービスもある。
予定が早いうちから確定できたなら、そういうのを利用するのも手である。

アママル♂-1

航空券・宿・レンタカーの3つを予約して、支払いが済んだら、このテの準備は完了。
あとは当日まで、現地情報を集めたり、虫の情報を集めたり、具体的な行動について計画を練ろう。


…そうそう、当日、空港には離陸時刻の1時間前には着いておくようにしたい。
飛行機は電車と違い、空港に着いたらチケットを見せてそのまま乗れるワケではない。
チェックインカウンターで大きな荷物を預ける手荷物検査搭乗口へ…という手順があるため、搭乗まで時間が掛かる。
行く途中で電車が遅れたり、時間帯によっては空港の手荷物検査場が激混雑していてハラハラさせられるコトもあるし、ギリギリに着いたりするともうチェックインを締め切られてしまうこともある。
運良く間に合って乗れたとしても、そのせいで離陸時刻が遅れたりすると大変な迷惑になる。
時間には余裕を持って行くようにしたい。
可能なら1時間半前到着が理想だが、せめて1時間前には着いていたいところだ。

遠征採集に行ってみよう(その1)

沖縄島、石垣島、沖永良部島、奄美大島…
名を聞くだけで、その文字を見るだけで心がワクワクと踊りだす、南の島々。
多くの虫屋(→虫屋とは)が訪れ、魅力的な数々の虫を採集してきた。
ヒカゲヘゴと青空
しかし一方で、離島未経験の頃には、強く憧れる一方でハードルも高く、「行ってみたいけど、一体何をどうすりゃイイの?」的な方も少なくないのではないだろうか。
私自身、今でこそあちこちに採集遠征を重ねて精神的なハードルというのはかなり低くなった(※タガがはずれたとも言う)が、はじめの頃は離島遠征というものは 壮大な大冒険 のような気がしており、そう簡単に踏み出せるものではなかった。

…余談になるが、初めて離島らしい離島に採集に行ったのは、まだ採集禁止になる前のミクラミヤマクワガタ(御蔵島)だった。
(※現在はミクラミヤマクワガタは採集禁止です)
ずっと「行きづらい島」だと思い込んでいたのだが、ある時たまたまネットで御蔵島のことを検索したら、浜松町の竹芝桟橋から直行のフェリーが出ているという。
「なんだ、行きやすくなってるんじゃないか!」と気付いたが、一人旅などしたこともなく、まだそんな度胸もなかったため友人Y氏を巻き込んだ。で、ここまできてようやく重い腰を上げて、船や宿の予約方法などネットで調べまくった。
すると、島の宿は電話で予約をしなくてはいけない。
…電話が死ぬほど苦手だった自分は、たかが予約の電話一本に携帯を握ったまま開けたり閉めたり、電話番号を1ケタ押しては取り消し、2ケタ押しては取り消し、…結局一時間ぐらいモゾモゾモゾモゾしていた(笑)
ミクラミヤマ

…と、 脱線はこのぐらいにして、だ。
こんな感じで遠征を大冒険のように思えて壁を感じてしまっている方の精神ハードルを少しでも下げられれば、というのが記事の主旨。


採集遠征をする場合、まずは 行く時期何を狙うか を選定する必要がある。
この時、大きく分けて 「時期日程優先」「虫都合優先」 の2つのパターンがあるかと思う。
多くの方は「連休利用」や「休暇が取れる時期に」という場合が多く時期日程優先のことが多いと思うが、その場合、その時期にどんな虫が採れるかを調べ、その中からメインターゲットを決める。

一方、「どうしても採りたい虫がいる」など明確な狙いがある場合はその虫のシーズンに合わせて計画を立てる必要がある。
虫に合わせて採集に行けるなんて、なんて贅沢な…と思うかもしれないが、中には休暇が取れない中でクワガタを採りたいがために一泊二日で沖縄に行って一晩採集して帰ってくる とかいう馬鹿野郎(※褒め言葉)の知り合いもいるので、そこは人次第(笑)


さて、時期が決まったら次は日程である。
時期日程優先の場合は必然的に時期と同時に日程も決まってしまうことが多いが、ゴールデンウィークなど長期連休があれば、その中のどの日程で遠征に行くかという選択はある。
金銭都合や仕事・学業の都合などなど様々な都合と相談して、何泊で行くかを決める。


遠征のターゲットと日程が決まったら、慌てて予約を入れるのではなく、まず メインの採集ポイントを決めよう
それによって、宿を選ぶ際にポイントに行きやすい立地の宿という条件が出てくる。
小さめの島で、「何か南っぽいのが採れればいいや」ぐらいなら現地に着いてからポイントを探しても良いが、大きな島だとそう簡単にはいかない。
例えば、(虫屋の憧れ)奄美大島にしても、島の北端から南端まで行こうと思ったら車でも3時間やそこらはかかるので、北部に宿をとって南部のポイントに行こうと思ったら往復だけで6時間も消費にしてしまうことになる。まして島全部をガッツリというのは難しい。限られた期間の中で採集するなら、移動時間は短く抑えておきたいところ。
スジブトとアカボシ
無理に全部やろうとしても、結局ウロウロして時間ばかり経ってしまい、どこもイマイチだった…なんて事になってしまう。
そこで、詳しい友人に尋ねる(※注1)・過去の採集案内等を探す・地形図などで睨む…などしてメインで採集する場所を決めよう。
詳細情報がないなら「○×山の辺り」などアバウトでも構わないが、クワガタを採るのに森もない浜辺に行っても仕方ないし、海浜昆虫を採るのに山には行かないから、ターゲットが決まっているならその虫がいそうな場所を選定しよう。

採りたい虫をきちんと調べ、どういう場所にいるのか等の情報を得るのは、採集ではとても大切。
そうして得た知識は他の採集でも役立つことが多いし、保護をしたいと思った時にも『 こういう条件の場所で採れるそういう環境を好むその環境を残すことが大切 』と正しい保護をすることができる。
知識も持たずに自己正義感だけで「保護だから採集禁止だ!」と声高に叫んでおきながら生息地は開発で潰しました、なんて馬鹿な話も起きなくなる………ハズ。

…話を戻そう。
そうやって知り得た情報が古い場合は、ポイント決定の前に、Googleマップや国土地理院の地形図などで今でもそこの環境が残っているかを確認ぐらいはしておいた方が良い。
開発などでポイントが消えてしまうことは多々あるし、逆に放置されて自然遷移が進み、草地が荒れ地になり森になってしまうこともある。
素敵な森があると思ってウキウキして行ってみたら住宅地になっていました、では目も当てられない。

さて、遠征日程と行きたい島、島の中のメイン採集ポイントが決まったらいよいよ具体的な予約へと計画を進めていこう。


…というところで、次回につづく(笑)







※注1
友人・知人から情報を得る場合、親しい仲なら「場所を教えて」と聞いても良いが、そうでないなら具体的なポイントを聞くのは嫌がられることも多いので気を付けよう。採集ポイントというのは本人が苦労して見つけたり、信頼できる人から教えてもらったりした大切な場所であるコトも多く、そんな場所を大して親しくもない人に簡単に教えてあげようと思う人は少ない。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
今までに来た虫好きさん
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。