第22回 埼玉インセクトフェスティバル

来月 2016年2月20日(土)&21日(日)、大宮ソニックシティにて毎年恒例の
埼玉インセクトフェスティバル が開催されます(※写真は2011年のもの)。
毎年9月23日(秋分の日)に開催される大手町インセクトフェアと並ぶ、有名な昆虫フェア(即売会)です。

大宮フェア2012

<詳細>
大宮ソニックシティ 第一展示会場
〒330-8669 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5

2月20日(土) 生き虫中心 13:00~17:00
2月21日(日) 標本中心  10:00~17:00

日によって開始時間が異なりますのでご注意下さい。

主催のエルアイエスさんの公式HPもありますので、併せてご確認ください。
→ 第22回(2016年度)埼玉インセクトフェスティバルのご案内


各日入場料:大人500円/小人(小・中学生)300円


さて、流石に毎度毎度フェアとは何ぞやと同じコトを書くのも何なので、もしまだフェアに行ったコトがなく、どういうものなのかを知りたい方は、2014年の同フェア告知記事をお読み下さいませませ。
第20回 埼玉インセクトフェスティバル



私も、一応行こうかなーと思っています。
…昨年9月のフェアではほとんどブースから動けなかったため、多少買いたい標本などもあるので。
なので、行くとしたら出店はせず普通にお客として回るつもりです。
生き虫の日は行くかどうか迷い中ですが、そんなワケで標本の日は多分行くと思います。
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ご近所河川敷採集

…新年第3回目にして去年の話(笑)


2015年12月25日
この日は比較的暖かかったこともあり、2015年最後に地元産のマイマイカブリでも探しに行ってみようかと思い立ち、午後から近くの河川敷に向かった。

マイマイカブリはオサムシの仲間で日本特産の虫だ。
カタツムリの殻に頭を突っ込んで食べる姿がマイマイ(カタツムリ)をかぶっているように見えることからその名が付いた。
飛ぶことができないため地域ごとに特化しており、自分が住む千葉の辺りにいるのはヒメマイマイカブリという亜種(→亜種とは)。

自宅から自転車で10分程の河川敷には、河畔林…というほどもない、河畔並木ぐらいのヤナギがある。
近所の河畔ヤナギ

秋頃には群飛していた赤トンボもすっかり姿を消し、すっかり葉を落としたヤナギが季節を物語る。
…春にこの近くで1頭を拾っているので生息しているのは間違いなく、良い材があれば中で越冬しているハズである。
藪を踏み分けながらヤナギの根元周辺を探していくが、センダングサがあちこちに生えており、あっという間にズボンがタネだらけ。
ゲンナリしつつも探していくと、枯れて腐ったヤナギの朽木が転がっているのが見つかった。
ヤナギの朽木

持ってきた手斧で崩してみると、外側はまだしっかりしているものの中は腐ってボロボロになり、一部は中空になっている。
こんな感じの状態なら、狙いの虫が中で越冬していてもおかしくない……
…のだが、どうやらアリの巣を当ててしまったらしく、何百何千という数のアリがその朽木の中から噴き出してくる。
こりゃタマラン…とアリの少なそうな辺りを狙って更に崩していくと、いきなり大きなモノが動いた。
地元産マイマイカブリ-1

艶消しの黒いボディに細い脚、大きさからしてオサムシの仲間なのは間違いない。
この時点でほぼ確信はしていたが、全体を確認するまでは喜ぶのは我慢。
…騙されてヌカ喜びすると、ダメージもデカイから…。

手近な枯れ枝を拾って中の虫を掻き出し、その細脚を掴んで外に引っ張り出す。
地元産マイマイカブリ-2

「いよっしゃ!」

間違いない、マイマイカブリである。
狙って採れた地元産、喜びもひとしおである。
当のマイマイさんは眠っていたところを叩き起こされ、プゥンとあのオサムシ独特の臭気をまき散らす。

う~ん…香しきオサムシ臭…

気を良くして更に材を割っていくと、大量のアオゴミムシが出てくる出てくる。
アオゴミムシ
(撮影し忘れたので標本画像…)

河川敷でド普通種のゴミムシだが、深みのある明るい緑色の金属光沢はとても美しく、好きなゴミムシのひとつである。
しかしまぁ、割れば割るほど…という感じでアオゴミムシが出てくる。
どうもこの材はアオゴミムシの集合住宅だったようだ。

別の朽木からはこんなのも出てきて、油断できない。
越冬キイロスズメバチ

キイロスズメバチの新女王蜂だ。
スズメバチの仲間は、次世代の女王蜂だけが越冬して、翌年の晩春から活動を開始し、イチから巣作りをする。
今日が暖かかったこともあって、比較的すぐに動き出した。

…マイマイカブリを4頭掘り出したあたりで、ふと周囲を見渡すと、陽はすっかり傾き、薄暗くなり始めている。
4頭全部♀だったのは少々心残りではあるが、まぁとりあえず今回はこれぐらい採れれば十分だろう。
…50~60頭は出てきたアオゴミムシは、ほとんどを埋め戻しておいた。

土手の上に駐めた自転車の所まで戻り、今一度川面を眺める。
夕暮れの川面

暮れなずむ空と、遥か遠くに見える山並み。
なんだか、柄にもなくしんみりとした気分になってしまう。

空気もだいぶ冷えてきており、そろそろ帰るとしよう。
「これで(2015年の)採り納めかな…」
ポツリとひとりごちて、自転車のペダルを踏む足に力を込めた。

ほしかむし

最初、遠目に見た時は「…おや、クロウリハムシがまだ活動してるのか!?」 と思った。
しかし、近付いてよくよく見ると、違う。
アカクビホシカムシ-2
クロウリハムシは頭部と前胸が黄色いが、この虫は頭部が黒くて前胸が赤い。
しかも鞘翅(上バネ)も途中まで赤い(クロウリハムシの鞘翅は全部真っ黒)。

…というか、触角の先が膨らんでるし、となるとそもそも ハムシですらない

アカクビホシカムシ-3
ひっくり返してみると、腹面も律儀に同じツートンカラー。

大きさは5mmほど。
…正直、何のグループなのか、ちっとも分からない。
「…となると、サンカンムシ(※1)か…」と呟きながら図鑑を開く。
触角がなんとなくカッコウムシに似ている気もするが、カッコウムシはもっとスマートな印象だったハズ…なんて思いながらページをめくっていくと、ドンピシャリのが載っていた。

アカクビホシカムシ
アカクビホシカムシ-1

……は?(゚Д゚;)



ほしかむし…?


何じゃそりゃ。

恥ずかしながら、ホシカムシなんて虫、初めて聞いた。
そんな名前の甲虫おったんか。
図鑑の解説を読んでみると、ホシカムシはカッコウムシの仲間の一部らしい。
干物を食べるようで、干し魚なんかを食べてしまうこともあるらしい。
となると昆虫標本を食べる可能性もありそうだが、今までこの虫は見たことがない。



うぅむ…昆虫趣味の道、まだまだ長く険しい…









※1 「サンカンムシ」については、また別の機会に。記事を書いたら、そっちにリンクを繋ごうかと思います。

2016年、初虫

正月2日。
年賀状を確認しにポストへ向かった相方さんが、戻るなり「カマキリいるよ」という。

なんですと!? Σ(゚Д゚;)

パジャマのまま急いで確認しに行ってみると、玄関を出て少しの、地面スレスレの壁(というか基礎部分)に、確かに緑色したカマキリの姿。
正月カマキリ2016-1

おおおっ!!

正月カマキリ2016-2
オオカマキリさん ではないですか!
これはこれは新年早々ご挨拶にお出で頂きまして、ありがとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます m(_ _)m

…採集しようかとも思ったが、よく見るとどうやら右前脚(カマ)が欠損してしまっている様子。
折れ口も黒く壊死してしまっている。
正月カマキリ2016-3
撮影するだけにしておいた。

しかし、欠損したカマ以外ははそれほど古びた感じはなく、色もまだ瑞々しい。
寒さで動けなくはなっているが、そこまで年老いた感じはしない。
…ちなみに昨年12月に出遭ったオオカマキリは褐色型だったので、確実に別個体。

今年のこの暖冬の影響も大きいのだろうが、まさか新年早々出遭う虫がカマキリだとは思わなかった。








…ちなみにこのオオカマキリ、1月7日現在、まだ同じ辺りにいる。

謹賀新年

謹賀新年2016
あけましておめでとうございます。
虫屋の皆様にも、そうでない皆様にも楽しんで頂けるブログになるよう頑張って参りますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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