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奄美大島に行ってきました

どうしても奄美大島に行きたくなり、2月24日(水)~27日(土)の3泊4日で行ってきました。
…が、流石にこの短期決戦ではやはりケブカコフキは厳しく、最後の晩に自動販売機の灯火で3♂を拾っただけでした。
奄美ケブカ♂
見つけた場所の周辺に発生ポイントがあるハズと急斜面の藪に入ってみたりもしましたが、虫はおらず。
あと4~5日もいられればポイントを見つけることも出来たかもしれませんが、今回は2013年の徳之島(→記事)のようなワケにもいかず、泣く泣く帰還しました。

この時期、南の奄美大島といえど冬ということで虫が少なく、必然的に副産物もあまりなく、他にまとも採った虫といえばリュウキュウアサギマダラとアシブトメミズムシぐらい。
何て言うか、今回の奄美遠征は一言で言うと、




鶏飯が美味しかったです。
















…ううむ…自分の名を付けてもらった亜種、なんとも難易度の高い虫である。
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インセクトフェスティバル

今回のフェスティバルは、結局日曜日のみ行きました。
土曜日も行こうかどうしようか迷ってはいたのですが、雨で気が乗らず…
で、日曜日の標本中心の日だけ行ってきました。

で、恒例…でもないけど、戦利品。
虫けら屋は基本的に採集好きで、購入しての収集はほとんどしていないのですが、いつか簡単な標本展示なんかもしてみたいと思っており、フェアのたびに少しずつですが標本を集めています。
今回手に入れたのも、ほとんどはそんな標本。

2016大宮戦利品-1
ケンタウルスオオカブトムシのペア
アフリカにいる大型カブトムシ。アフリカ大陸はハナムグリの仲間が反映しており、カブトムシの仲間は小型種がほとんどで、ケンタウルスは珍しく大型の種。

2016大宮戦利品-2
スカシジャノメの仲間
南米にいる、ハネが透明なチョウ。一度で良いから現地で生きている姿を見てみたい虫のひとつ。

2016大宮戦利品-4
クロカタゾウムシの仲間 と、それに擬態するカミキリムシ
クロカタゾウムシの仲間はあまりの硬さに、鳥に食べられてもほとんど未消化のまま糞と一緒に出てきてしまうとも言われる虫で、当然あまり鳥などの捕食者にも好まれない。そしてその虫が生息する地域には、それに擬態するカミキリムシがいる。

2016大宮戦利品-5
ボイレアウミヤマクワガタ と、フランスのコフキコガネの仲間
これは知り合いからタダで頂いてしまったモノ(^^;
ボイレアウミヤマは中国にいるミヤマクワガタの仲間で、日本のミヤマによく似ているけど一回り小さい。
コフキコガネの方はまだ種類を調べていないが、ヨーロッパではコフキコガネの仲間は何種類もおり、コレクター人気も高いらしい。
ケブカコフキ大好きなので、可愛いコフキコガネを見かけるとつい欲しくなってしまう(笑)


フェスの後は、知り合い数人と連れ立って近くの飲み屋へ。
大人数の飲みというのも嫌いではないのだが、疲れてしまうので、気心の知れた数人で行くのが一番楽しい…
…と思って飲み屋に入ったら、同じくフェスに来ていた知り合いが既に飲んでいた(笑)

どうやら同じ飲み屋でフェス帰りの虫屋が数組飲んでいたようで、『考えることは皆一緒か…』と思わず苦笑してしまった。
特にそちらに合流はせず、友人数人と何時間か虫話をしながら飲んで、帰途に就いた。

会うべき人、会いたかった人にも色々会え、今回のフェスも楽しめた。
やはり、インセクトフェアやインセクトフェスティバルは良い刺激になる。
…まぁ、虫の少ないこの時期に『採集に行きたい欲』が増してしまうのは難点といえば難点かもしれないが(笑)

サンカンムシ

先日のホシカムシの記事にちらっと出てきましたが、甲虫屋の専門用語(…というかスラング)に 「サンカンムシ」 という言葉があります。
甲虫に詳しい虫屋さんと一緒に採集をしていたりして、「こいつはサンカンムシだな…」と言った時には要注意。
鵜呑みにして「ほうほう、これはサンカンムシという名前の虫なのか」と思い込んではいけません。
決して、サンカンムシという名前の虫がいるワケではないのです。


先にご紹介した「原色日本甲虫図鑑」は全4巻になっており、1巻は概説、2巻はオサムシ・クワガタ・コガネムシ・ハネカクシなどの仲間、4巻はカミキリムシ・ハムシ・ゾウムシなどの仲間を掲載しており、他のマイナー甲虫の多くは第3巻に掲載されています。

…。

他のマイナー甲虫の多くは第3巻に掲載されています。

……。

…………。


…気付かれましたか?



…そう、実は「サンカンムシ」というのは、
『原色日本甲虫図鑑の3巻に載っているようなマイナー甲虫』
のこと。

サンカンムシという種類の虫ではなく、「3巻虫」 なのです。

「をいっ!」 と思わずツッコミを入れたくなりますが、虫屋の思考回路というのは時として非常に単純。
私も、初めて「サンカンムシ」という言葉を知った時には笑ってしまいました。



…ただし、タマムシ・コメツキムシ・テントウムシなんも同じ第3巻に掲載されているので、3巻に載っている虫が全てマイナーなワケでもないのですが。
タマムシの飛翔

原色日本甲虫図鑑

…更新滞りました、すみません。


さて。

久々に書籍紹介をしてみます。
虫屋(→虫屋とは)の中でも甲虫屋は必携の図鑑、

『原色日本甲虫図鑑(I)~(IV)』

原色甲虫図鑑-1
…他にも色々写り込んでますが(笑)

保育社から出版された全4巻の図鑑です。
オサムシ・クワガタムシ・カミキリムシといった有名甲虫から、ツヤヒメマキムシ・ミジンムシ・ハネカクシダマシなど「何それっ!?」というようなマイナー甲虫まで、国産甲虫全般を総括した図鑑。
何を隠そう、先日のホシカムシ(→記事)もこの図鑑を見て初めて分かった種類です。

ただこの図鑑、使うには それなりの基礎知識が必要になります。

ためしに、オサムシ科の中のゴミムシの仲間の1ページを開いてみます。
原色甲虫図鑑-2

…はい、「左のページ、全部同じに見えるんだけど」 という声が聞こえてきそうです。

昆虫というのは実は非常に種類が多く、よく似た種というのも多々います。
そういった虫をきちんと見分けるための図鑑なので、いわゆる子供向け・一般向けの昆虫図鑑とは載ってる種数が桁違いなのです。
こうなってくると、当然ながら写真だけで種類を調べるコトなど出来るハズもなく、個々の種について細かい特徴を書いた解説文を読みながら、その特徴と合致するかをひとつずつ確認していくワケです。

こうやってきちんと種類を調べるのを 同定(どうてい) と言います。
つまり、原色日本甲虫図鑑は、きちんと同定するための専門図鑑なワケです。
更に、この特徴を見ていくというのがまた大変だったりするワケですが、右ページの中央付近にある1種類、ヒラタマルゴミムシという種の解説文を抜き出してみます。

原色甲虫図鑑-3

4. ヒラタマルゴミムシ Cosmodiscus platynotus (BATES)
 8-9mm。体はやや扁平。複眼下縁は口裂に接する。前胸側片は幅広くとくに後方でいちじるしい。上翅は会合部小溝と第3間室の孔点を欠く。♀の前肢第1,2フ節は内角が棘状に突出する。稀種。本州,九州,伊豆諸島:台湾,東南アジア。Celioscesina亜族。

ポカーン…(゚д゚;) ってなりそうですよね(笑)
実際、私も最初はそうでした。
…複眼下縁? …第3間室?…は?…何ソレ?…と。

一応、図鑑の最初の方にどの名称がどの部分に当たるのかという図はありますが、それでもこれを読み解くのは簡単ではありません。
そしてこの特徴と実際の標本を比較して、違っていたらまた同じように図鑑の次の虫の解説文と比較していくという地道な作業を、当たるまで繰り返すワケです…。

ただ、これほど多くの種が載っているこの図鑑でも、全種ではないのです。
また本書は出版が昭和50~60年代ということもあり、その後に見つかった新種については残念ながら載っていません。
そんなワケでは、この図鑑をもってしても決して完璧ではないのが昆虫の世界なのであります…
更に、既に新本市場では本書の(II)(IV)は版元品切となっており、古書(中古本)でしか手に入らないという二重苦、三重苦。

…それでも、近年甲虫の中でもそれぞれのグループの専門図鑑(オサムシ図鑑とか、カミキリ図鑑とか)は色々と出版されていますが、甲虫全般を総括した本格図鑑というのは本書以降出ておらず、発行から数十年が経った今でも甲虫屋にとっては必須の図鑑なのです。




…とは言っても、この図鑑は本当に本格的に昆虫趣味に突っ込む方に必要な図鑑であって、
決して 「昆虫って面白そうだな」と入口に立ってくれた方に奨める本ではありません。

本記事はあくまでご紹介 というコトで。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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