スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ご近所回り

都区内では既にカエデの花も散ってしまったものが多いが、季節がやや遅いウチの地元では満開の木もある。

カエデの花
小さい花なので注意していないと気付かないが、一度覚えてしまえば開花時には違和感を感じるようになる。
葉の間に小さな赤いツブツブが目に付くようになる。

このカエデの花というのは人間の目には大して魅力も無いように映るが、虫にはとても魅力的らしい。
山間でこういう状態の木を虫網で花をガサガサと掬ってみると、良い場所にある木なら、ハナカミキリやトラカミキリ、ヒゲナガコバネカミキリなどの中~小型のカミキリムシや、ハムシ・ハチ・カメムシ等々色々な虫が網に入ってくる。

そんな春のカミキリムシを狙って近所のカエデを掬いに来た………のだが、しかし、これがちっとも入らない。
地元は山間ではないものの雑木林などの環境があり、色々なカミキリが来ているのではないかと期待していた……
…のだが、どうもアテが外れたようだ。
ケバエやハバチなどがいくつも入るのだが、カミキリと名の付く虫はひとつも入らない。
仕方がないので林の花を少し歩いてみる…と、冬場の間ずっと樹液を出していたコナラの木にオレンジと黒の塊が付いているのが目に飛び込んできた。
オオスズメ♀2016-1

きたきたきたきたぁぁぁあッ!!

一気にテンションが上がって慌てて駆け寄る。

オオスズメ♀2016-2
オオスズメバチっ!!
暖かくなって活動を開始したオオスズメバチの女王蜂である。
比較的暖かかったとはいえ、昼頃まで晴れていた空が曇り始めてオオスズメバチが活動するにはやや気温が低かったのか、動きはかなり鈍かった。

それにしても…相変わらず格好良い虫だ。
「究極の機能美」とでも言おうか、洗練された無駄のないスタイル。
しっかりと採集してから再び歩いていると、足元の草にコガネムシの仲間が止まっているのが目についた。
キスジコガネ-1
セマダラコガネの背面の黒紋が消失したタイプ………と思ったのだが、何か違和感を感じる。
セマダラにしては光沢が強過ぎるし…う~ん…?
よくよく見ると、周囲にいくつも同種と思われるものがとまっている。
触角を拡げているものが多く、どうも全て♂らしい。
そして、全ての個体が同じ色合いをしている。
…セマダラコガネは背面の模様が千差万別で、1頭ごとに異なると言っていい。
しかし、ここにいるこのコガネムシは6頭すべてが同じ模様をしているのだ。

「これは何か違う気がする…」虫屋の勘 が言う。
キスジコガネ-2

…採集して帰り、図鑑を引っ張り出して調べてみたら案の定。
キスジコガネ という種類のコガネムシらしい。
地元初採集なのはもちろんだが、自己初採集 である。

「たかが近所の採集、たかが普通種」と思わず。じっくりと会えるものである。
スポンサーサイト

集団

春先の虫を求めて夜な夜な彷徨っております虫けら屋です、こんにちは。
昨夜、いつものように灯火を巡回している最中、小さな社の前に生えた立派なスダジイの木に、妙な色を見つけた。

ホソアシナガバチ集団-1
最初は、変なキノコか着生植物か…?と思ったのだが、気になったので正体を確認しようと近付き…

正体に気付いた時、さずかにちょっとゾワッとした。



…アップの画像はそれなりにショッキングなので、一応「続きを読む」にしておく。
覚悟のできた人だけ、下をクリックして頂きたい。

↓↓↓

続きを読む

スギカミキリ

春の杉林と言えば、花粉をバカスカまき散らす、花粉症の人にとっては迷惑この上ない林である。
かくいう私も花粉症持ちで、目は痒くなるし鼻水は出るし、くしゃみも出るし。

しかし、そんな春の杉林の中で活動しているカミキリムシがいます。
その名も、スギカミキリ
スギカミキリ-1
黒い体に黄色い斑紋をつけたカミキリムシで、やや平べったい。
桜の咲く頃にだけ現れるカミキリムシで、名の示す通りスギの木を食害する害虫である。

夜行性で、昼間はスギの樹皮下に隠れて休み、日が暮れて林が暗くなると動き出す。
夜間に木の幹を這い回り、出遭って交尾する。
スギカミキリ-2

ちなみに、このカミキリムシの幼虫が食い入るとスギ材の品質が下がってしまうため林業家には嫌われている。
ではスギの害虫だから花粉症には救世主かと思いきや、実はこのカミキリはスギを弱らせはするものの枯らすことはあまりない。
そしてスギは、健全な状態より少し弱っている方が子孫を残そうとするのか花粉をより多く飛ばすらしい
…つまり、花粉症の人にとっても害虫 なのである。

虫が次々と姿を見せ始める時期とは言え、まだ採集したくなる虫も少なく、そこそこの大きさがある甲虫なので是非に狙いたくなる虫なのだが、一方でなんとも難儀な虫である。

…ちなみにこの虫、いる場所さえ見つければ夜に行けば比較的発見しやすいカミキリで、夜行性が強いため夜に探した方が確実に効率が良い……のは良いのだが、春とはいえまだ夜は気温も下がるので長袖長ズボン、花粉症だとマスクをしてに、懐中電灯を持って森に入り込む姿は、見つかれば「ちょっと君、何してるの?」お巡りさんに 職務質問 されても仕方がないレベル
スギカミキリPr.
狙う際には、気を付けたい。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
今までに来た虫好きさん
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。