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田無にて

ちょっとした虫探しの時、こういう樹種のネームプレートの裏というのは結構ポイントになる。クチキムシや、樹液の出ているクヌギならクワガタなんかが隠れていることもある。…時にはゴキブリやヤモリなんかが見つかることもあるが。
また今時期のような晩秋ならカメムシなんかもよく隠れている。
看板チェック-1

今回も、「何か隠れていないかな?」とプレートをめくろうと近付いていくと、視界の下の方に樹皮とは違う明るめの茶色が見えた。
看板チェック-2

もう数歩近づいてみると、セミの抜け殻である。薄めの茶色で小さく、ほっそりとしている。
「あ、ツクツク(ツクツクボウシ)の抜け殻!」
もう11月も下旬であるが、あまり風雨に晒されない場所で羽化したために抜け殻がまだ残っていたようだ。
実際、条件の良い場所で羽化したセミの抜け殻は数年経っても残っていることもある。

…で、その抜け殻を見ていたら、視界の左の方、違和感を感じた。
看板チェック-4

何とはなしに視線を向けると、樹皮とちょっと違う感じがした。
色は樹皮と似たようなものなのだが、質感というか…何と言うか、まさに “違和感” である。
気になってよく見ると、タマムシのシルエットのような気がして、もう一歩近づく…

「あっ、ウバタマムシ!
看板チェック-5

ネームプレートセミの抜け殻ウバタマムシ
…昆虫を探していると、こういう妙な連鎖で見つかることもある。

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プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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lucanidae@hotmail.com

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