コルリクワガタ

コルリクワガタ-2

コバルトブルーに輝くこの小さな虫、実はクワガタです。

ただし、姿もクワガタらしくなければ生態も全く違います。

クワガタというと一般には夏に現れて、夜にクヌギなどの樹液に集まるというのが常識。
…しかし、このコルリクワガタは春に現れます

標高1000mを超えるような山地で、まだ日陰に残雪の残る5月下旬から6月頃に現れ、太陽照りつける昼間に盛んに活動します。
いわゆる樹液には集まらず、開き始めたブナなどの新芽に潜り込み、付け根を齧ってその汁を吸います。

コルリクワガタ-1

そして、発生期間はせいぜい2週間ほど。
発生期間が短い分多くの個体が一度に現れるため、発生ピークに当たればかなりの数の成虫を見る事ができます。
実際、2011年6月に採集に行った際は3桁以上の成虫を見つける事ができました。

新緑の中、暑い程の陽射しを受けて活動する瑠璃色のクワガタは思いのほか美しく、夏のクワガタ採集とはまた違った楽しさがあります。

コルリクワガタは北に行くほど美しい色になる傾向があり、福島・新潟・長野あたりに生息している原名亜種(基亜種)が最も美しい瑠璃色になります。
関東周辺の個体は緑がかった色になり、関西へ行くと更に黄色味が強くなり小型になっていきます。


…ちなみに、100~200頭に1頭ぐらいの割合で全身が真っ黒になる色彩変異個体が現れるようで、本来輝く美しさを誇るコルリクワガタでありながら非常にシブい格好良さがあります。

黒コルリ




※余談※
近年、コルリクワガタは♂交尾器の内袋(ないたい)で分類が細分化され、今回の画像のコルリクワガタはユキグニコルリクワガタという種であるとされています。
…が、この分類に関しては賛否両論あり、かく言う私もどちらかというと否定派。
なので、今回のタイトルもただの「コルリクワガタ」となっており、また分布の話も旧来のコルリクワガタという種を前提に書いております。
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No title

岡山にいるコルリはニシコルリになりますが新芽採集はしたことが無いのでやってみます。生息地が自分の家からかなり遠く離れているので大変です。

No title

コルリは県北に行かないと採れないし部活があって時間がないので 虫けら屋さんはいいなぁ。       コルリのコバルトブルーはきれいですよね!体は小さくても迫力があってカッコイイですよね。

Re: No title

>インセクトさん
新芽採集は北の方がしやすいという話を聞きますが、どうなんでしょうね。
東京や神奈川でもトウカイコルリを採集していますが、それらは自分は材採でした。

>虫採りハンターさん
いや、自分は埼玉在住なんで、このコルリ採集は車で何時間もかけて行っていますよ…。
奥多摩でもトウカイコルリを採集はしていますが、それも車で何時間もかかる距離です…。
近隣で気軽に採集したワケではないです…

No title

 こんばんは。

私は宮城県ですが、山形県で採集しています。
ユキグニになります。
黒いのはまだ見たことがありません。

Re: No title

>ひさ@くわがたさん
こんにちは。
黒コルリはかなり率は低いようで、発生ピークに当たっても1~2頭採れるかどうか、という感じじゃないでしょうか。
今年は、ここにきて一気に気温が上がっているので、昨年よりは少し発生早そうですね。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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