ヒゲの主

謎のヒゲ

Q. 梅の枝の裏から覗くこの立派な触角は一体何者でしょう?

蛾?
…いえいえ、蛾ではありません。
こう見えて、甲虫(カブトムシやカミキリムシなどの仲間)です。

触角が立派な甲虫と言えばカミキリムシ?
…いえいえ、カミキリムシでもありません。
日本には、ここまで立派な櫛歯状の触角をしたカミキリムシはいません。

じゃあ、ヒゲコガネ?
…これも残念。
確かにヒゲコガネも立派な触角をしていますが、以前に紹介したケブカコフキコガネ(→ケブカコフキコガネ)のような形で、櫛歯状ではありません。

正体はこの虫。
  ↓↓↓
ヒゲコメツキ

A. ヒゲコメツキといいます。
晩春から現れるコメツキムシの一種で、♂だけがこの立派な触角を持っています。
♀は普通の触角で、一見して他のコメツキムシと差はありません。
ただし、体の模様は♂と同じく茶色地に白斑を散らした姿をしているので、見ればすぐに本種の♀と分かります。


♂の触角だけが大きく発達する種というのは、ほとんどが♀の匂いを嗅ぎつけるためで、1頭の♀に何頭もの♂が集まっている事もあります。
このヒゲコメツキも例外ではなく、1頭の♀に4~5頭の♂がワラワラと群がっているのを見た事があります。
何頭もの♂がこの立派な触角を振り振りしながら♀に集まる姿はなかなかに壮観でした。
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No title

コメツキは身近にいるためコレクションしていますがヒゲコメツキは種類はだいたいわかりますがクシコメツキは同定は難しいです。博物館の収蔵庫の標本と比べても難しいです。

Re: No title

>インセクトさん
ヒゲコメツキ属の日本産3種は分布域が重なってないですからね。
採れた場所さえ分かれば…
でも、ラベル無しで同定となると、自分は図鑑見ないと自信無いですね。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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