山梨県韮崎市という場所

クワガタムシのメッカ、山梨県韮崎市。
かつてオオクワガタの一大産地として有名になった場所で、道沿いにもかの有名な台場クヌギが見られ、そこらじゅうがクヌギ林。

韮崎の台場クヌギ

夏になればそこかしこの樹から樹液が溢れ出し、昼は国蝶オオムラサキが飛び交い、樹液に集う。
そして夜にはその樹液にカブトムシ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタがわんさと集まり、もしかしたらオオクワガタも見つかるかもしれない夢のクワガタ天国…







そんな幻想抱いていませんか?




確かに、山梨県韮崎市周辺はかつての農法により台場クヌギがそこらじゅうに立ち並び、夏には樹液を溢れさせています。7月中旬以降だとオオムラサキも簡単に見られます。

…が、そこまで

ハッキリ言って、“行けば簡単に大きなクワガタが採れるクワガタ天国”などというのは、もはや幻想

初めて行って車で簡単に見られるような樹は、他の人もガッツリ見ています
コクワガタぐらいならともかく、ノコギリやミヤマの大型個体などは、そんな場所にいたら一瞬で見つかって採られてしまいます。

例えば、自分が何度かゼフィルスというチョウを採りに行っているポイント。
クヌギも多い場所ですが、ここのポイント入口で車中泊をしていたところ、日没後クワガタ・タイムが始まると、わずか1時間の間に6組もの採集者が入れ替わり立ち替わり現れては消えて行きました。
単純計算すれば10分に1組の採集者が来ていた事になります。

つまり、自分達は夜になってワクワクして樹液を見に来たつもりが、わずか10分前に人が来てクワガタ採って行っちゃった後なんです。

…まぁここまでの集中は多少極端な例かもしれませんが、他の場所でも、分かりやすいような場所は似たようなものだと思います。
つまり、採集圧が高過ぎるんです。
いくらクワガタの宝庫と言えど、毎日何人もの採集者が来てクワガタを採っていったら、いくらクワガタが多いったって、そりゃ採集は厳しいワケです。

…無論、人のあまり来ないような場所を見つければミヤマもノコギリもまだまだいますし、人によってはオオクワガタも採集しています。
しかし、それはかなり採集に慣れた人です。
「韮崎市って場所が有名らしいから、行けば採れるんじゃないか?」なんて初めて行って採れるような場所ではありません。
有名という事は、逆に言えば 誰でも知ってるし、みんな採りに行く場所 という事なんです。


「韮崎産」という産地にこだわりたいという希望があるならともかく、「クワガタを採りたい」という思いだけならば、正直言って個人的には【自宅から1時間以内の広葉樹林】を探してそこで探索した方が良いと思います。
東京都市部からでも、1時間以内の場所でコクワ、ノコ、ヒラタまではいます(見つけられるかどうかは腕次第ですが)。

私も夏に数回韮崎周辺に採集に行きますが、クワガタはついでに探す程度で、ハナムグリ、ゼフィルスなどその他の虫が狙い。本気でクワガタを狙って韮崎に行こうとは思いません。


…まぁなんでこんな事を記事にしているのかというと、正直、さっき他の人が見回ったばかりの樹液を照らして「クワガタいないねぇ…」って言っている親子連れを見る度に、『ここまでのガソリン代使うぐらいなら、もっと家の近所で見つかるハズなのに…』と思ってしまうから。

ただ、もちろん韮崎周辺だと採りやすい虫というのもいます。
ミンミンゼミのミカド型(→ミカド様)やアカマダラハナムグリ、最近増えてきているシラホシハナムグリなど。
そういった虫を狙うのであれば韮崎という選択は良いと思います。

言いたいのは、
有名でクヌギが多いからと言ってあまり韮崎を神格化せず、“虫採りポイントのひとつ”ぐらいに思っておきましょう
…というコト。




山梨のクワガタポイント 山梨でクワガタとれる 韮崎クワガタ
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まとめ【山梨県韮崎市という場】

クワガタムシのメッカ、山梨県韮崎市。かつてオオクワガタの一大産地として有名になった場所で、道沿いに

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No title

 ウバタマがいっぱい飛んでいたり、ミミズでオオオサがホイホイ落ちるイメージを焼き付けられた私は、来年は張るかもしれません(爆)

>ふうけぃ☆風敬さん
オオオサは確かにホイホイ落ちますよ(笑)
コップ5×3=15個で1日で10頭ぐらい落ちたんで、ガチでやったらそれなりに成果上がるハズです。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

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