ハンミョウ

ハンミョウ

先日のタガメ採集の際、別ポイントでハンミョウ(ナミハンミョウ)がやたらと群れていたので、携帯片手に追いかけ回して、やっと撮れた奇跡の1枚。
ズームのあるデジカメならともかく、敏感なハンミョウに対し携帯でここまで寄れたのは奇跡と言っていい。

ハンミョウは漢字で書くと「斑猫」で、斑(まだら)模様で猫のように素早く動く、という所から来ているそうな。
ちなみに英語だと「Tiger Beetle」なので、やっぱりネコ科を連想させるらしい。

人の歩く数m先を、まるで道案内でもするかのように飛んでは止まり、飛んでは止まりする様子から「ミチオシエ」とも言われる。
極彩色の背面はまるで『私を見て!』とでも言わんばかりの派手さだが、ところがどっこいコレが実は保護色なのである。
アスファルト上なら目立つその姿も、乾燥したダート道に降りた途端、その姿は地面に紛れて消える。
着地した場所を確実に目視確認していなければ、ほぼ確実に消える。
一度でも目を離せば、もう消える。
そして“たしかこの辺に降りたはず…”と1mぐらいまで近付いた途端、また飛び立つのである。

…ちなみに、漢方薬に「はんめう(はんみょう)」というのがあるが、実はこれはミドリゲンセイなど「ツチハンミョウ」という全く別の仲間。
この仲間は体内にカンタリジンという毒を持っており、皮膚に付くと炎症を起こす。
捕まえたりしても関節からもカンタリジンを染み出させるので、見つけても手では触らないようにしたい。
で、このカンタリジンが使いようによっては薬にもなる、という事。
しかしながら、同じ「ハンミョウ」と付くもののハンミョウとツチハンミョウは“科”レベルで違うグループ。
『オサムシとクワガタぐらい違う』と言えば全然違うグル―プである事が分かるだろう。

…なので、写真の“ハンミョウ”は毒もないし、いくら集めても残念ながら漢方薬にはならないのである。
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虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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