マツムシの声

暦の上では冬に入り、実際の季節的にも秋が深まってきた今日この頃。
そこで今回は鳴く虫の声。

先日のオキナワマルバネクワガタ採集(→沖縄採集記(1)(2))の際、実はポイント林道付近の草地で多くのマツムシの声が聴こえていた。
本土にいるマツムシの亜種で、オキナワマツムシという。



本土のマツムシは「チッチリリッ」という鳴き声だが、沖縄亜種は「チッチッチッチリリッ」と最初の「チッチッ」の“溜め”が多い。
ただ、これは絶対の違いではなく、オキナワマツムシも調子が出てくると本土と同じように「チッチリリッ」と短く鳴いたりもする。
…で、こっちが本土のマツムシの声。



“溜め”の長さの違いがお分かり頂けるだろうか。

…ちなみに、「虫の声」という唱歌の中でマツムシの声は「チンチロリン」と聞きなしされているが、実際に聞いてみるともっと鋭く澄んだ声である。


個人的には、直翅系(バッタ・コオロギ・キリギリス系)の中ではこのマツムシの声が一番美しいと思う。
カンタンやエンマコオロギ等の声も美しいとは思うが、やっぱりマツムシが好きだなぁ…
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まとめ【マツムシの声】

暦の上では冬に入り、実際の季節的にも秋が深まってきた今日この頃。そこで今回は鳴く虫の声。先日のオキ

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No title

良く森で聞くこの音色はマツムシでしたか!
確かに改めて意識して聞いていますと良い声ですね!
いろんな虫が詳しくて大変参考になります。
私も今度聞いたとき、あたかも当然のように誰かに
話してみます(笑)

Re: No title

>あおさん
マツムシは草地に多い虫なので、森で聴くとしたらカネタタキ(樹上性)が多数鳴いているのかもしれません。
「チッチッ」という部分だけだとカネタタキの鳴き声にも似ており、多数の個体が鳴いていると一瞬マツムシの声のように聴こえる事もあります。
樹の上で鳴いているようならカネタタキの可能性が大です。

マツムシだと基本的に「チッチリリッ」の「チリリッ」という部分が入りますが、カネタタキは1頭の声を注意して追ってみると、ずっと同じ調子で「チッ…チッ…チッ…チッ…」と鳴き続けています。
ぜひ、よく聴いてみて下さいませませ。

No title

 マツムシは誇れる芸術性があると思うのですが(その繊細なデザインや、音色も・・・)なぜか、童謡以外で馴染みがない昆虫に収まっているという印象があります。もっと評価されてもいいと思うのですが。。。
 人によっては歳をとると昆虫の音色が聞き取りにくくなるそうですが、もし将来、この昆虫の響きを感じられなくなる日が来るとしたら、自分にとってはそれほど悲しいことはありません。(聞こえないというのは、鳴く虫があまり評価されていない理由の一つになっているのかもしれませんね)

 鳴く虫の季節には、窓を閉めることはありませんよ。朝まで聴いてしまいそうです。笑

Re: No title

>ふうけぃ☆風敬さん
野外でなかなか見つけづらくなっていて、かつスズムシと違って一般飼育がされていないのが主な要因でしょうね。
キリギリスなんかも、自分にとっては決して身近な虫ではありませんでした。
身近で見つかる鳴く虫はエンマやツヅレサセといったコオロギ類と、せいぜいクビキリギスぐらいのものでした。

秋にマツムシの声を聴きながら寝られたら……たまらない贅沢ですね。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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