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窓のアリ

某所に調査に行った帰りのバスの中、ふと窓を見ると小さなアリが付いていた。

窓のアリ

もしかすると、森で調査をしていた私の体に付いてきてしまったのかもしれない。

…可哀想だが、こうなったアリはもう生きていく術(すべ)はない。

アリは女王を中心とした巣を形成し、集団で生きる虫。
単体で巣から引き離された場合、彼らに待つのは死だけだ。
他の巣に入ることは出来ないし(同じ種でも巣ごとに体の匂いが異なるため、敵とみなされ攻撃されてしまう)、もしバスから逃がしてやっても残念ながら元の巣に辿り着ける確率はこの上なく低い。
数日もしないうちに餓死してしまうだろう。

小さな生き物たちにとって、常に死の危険は隣り合わせ。
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自分のバイト先の窓にもケラが閉じ込められてましたが同じ運命を辿るのでしょうね
この場合人間の世界に入り込んでしまった不幸を恨んでもらうしかありません

Re: タイトルなし

>並人さん
閉じ込められてしまうと救出も厳しいですね…
電車に飛び込んだハチ、コンビニに飛び込んだコガネムシ…等々、彼らには厳しく寂しい末路ですよね。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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