簡易式ライトトラップ

先日の「奥多摩ライトトラップ(→記事)」で使用した灯火採集の機材について。
…なので、もっと大掛かりなセットを持っている方や、普段からライトトラップをやっている方などは、今回の記事はスルー推奨。

ライトトラップ-2

・バラストレス水銀灯(100w)
・クリップ付きソケット
・延長コード(20m)
・三脚
・白シーツ
・シガーソケット変換器
・電池式6w蛍光灯装置
・ケミカル蛍光灯(6w)


…これで一式。
一応、簡単に説明をば。

【バラストレス水銀灯】
バラストレス水銀灯
またの名をチョークレス水銀灯とも言い、通常の水銀灯は電源と電球の間に「安定器」という機械が必要になるのだが、このバラストレス水銀灯はそれが組み込まれているので別途接続する必要が無い。そのため家庭用電源に直接コードを挿して点灯することが出来る。
ただし、普通の水銀灯に比べて明るさは半分程度しかないので、バラストレス100wだと普通の水銀灯の50w程度の明るさしかない。しかし、250wとかのワット数の高い物を使うと車のヒューズが飛んでしまう可能性が高いので自分は100wのものを使用している。
自分が使っているのは、東芝の「チョークレス水銀ランプ BHG100 110V/100W」だが、これが唯一無二というワケではないので、色々調べてみて欲しい。インターネットで調べて購入したが、2,000~3,000円ぐらいだったと思う。

【クリップ付きソケット・延長コード】
クリップ付きソケット
普通の電球用のソケットで大丈夫だが、このクリップで三脚に電球を固定するので、クリップ必須。
またソケットに付いているコードなんて1mかそこらで、それだと車のすぐ横でしか点けられず、影側には光が飛ばないので、車から離して点灯させる必要がある。
10mでも野外だと意外と短いので、自分は20mの延長コードを使っている。
ソケットも延長コードも、確かドイトかホームセンターで買ったと記憶している。

【三脚】
電球の高さを稼ぐために、1.3mぐらいの高さのある三脚を使っている。
プラスチック製の安いものだと電球の熱で変形してしまう危険もあるかと思い、金属製のものを選んだ。
ヨドバシカメラなどカメラ専門店に行けば色々な種類がある。
自分が買ったのは7,000~8,000円ぐらいだったかな?

【白シーツ】
コンクリートを打ってあるような場所なら無くても良いが、土の上とかだとあった方が良いと思う。
白だと小さな虫も見つけやすくなるし、下に向かった光をある程度空に反射してくれる。
布団用でも生地屋さんのものでも、お好きなものを。

【シガーソケット変換器】
車のシガーソケットから家庭用電源に変換してくれる機械。
シガーソケット変換器
ライトトラップに限らず、携帯やデジカメの充電器なども繋げるので便利。
水銀灯や蛍光灯は点灯時に通常の倍ぐらいの電圧を必要とするので、その一瞬のために倍以上あるパワーのものを準備しなくてはいけない。
自分が使っているのは最大出力350w・定格出力280wのもの。
ホームセンターやドンキホーテなどのカー用品コーナーに行けば置いてある。
…一緒に写ってるCDは変換器とは全く関係無い(笑)

【電池式6w蛍光灯装置・ケミカル蛍光灯】
最初の画像で、三脚の下で青く光ってるヤツ。
これは、飛来した虫を下に落とすために地面に置いている。
…個人的な印象だが、このライトを置かないと飛来した虫が周囲に散らばってとまってしまい、採集しづらい気がする。この小さなライトを点けておくことで、飛んできた虫がかなりの確率でライトの近くに落ちてくれる。


正確な値段はもう覚えていないが、一式3万円以下で揃ったと記憶している。
量的にも段ボール一箱でほぼ収まる。


…ただし、前回の採集記事でも書いた通り、小さいセットではその分パワーも落ちる。
数百ワットの水銀灯を点けるような装置と同じような成果は当然期待できないし、使う場所の条件も変わってくる。
ワット数の大きいセットはその分開けた場所で使うのが望ましい。
周囲に落ちる個体も多いので、山に囲まれた場所の広い駐車場みたいな場所のイメージ。

一方でこのバラストレスの場合、そんな広い場所では光が弱過ぎて虫が呼べない。
そのため、使うのであれば 森の中を抜ける林道で少し開けたような場所 や、小さな谷川に掛かる橋 ですぐそばまで山や森が迫っているような比較的小さな場所がいい。
林道や谷川は夜間にそれに沿って虫が飛ぶので、そこで点灯すればそのまま虫が引き寄せられるのだ。

なお、近くに外灯などの明かりがあると虫がそっちに行ってしまうので、近くには全く光がなく、夜は自分の水銀灯だけが光っているような状況がいい。

あとは、月齢が新月に近く、付近にクワガタが多い場所であれば完璧だ。
好条件の場所であれば、こんな小さなセットでも一晩に20頭以上のクワガタが飛んできてくれるコトもある。
使い方次第で十分に楽しめるライトトラップだと思う。
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プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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