スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クロシデムシの飛翔

…正直、シデムシという虫はあまり好きになれない。
腐った肉を食べ、危険が迫ると出すニオイがまさに腐臭そのものなのだ。
その中でも、クロシデムシ というヤツはとりわけ大型で真っ黒、オマケに必ずと言って良いほど大量のダニを乗せている。
クロシデムシ
灯火採集をしていて、これが来ると一瞬クワガタかと期待した後の気持ちの落差は言い表せない程だ。

だがしかし。
彼らは、飛翔の瞬間、思いもしない形態をとる。

普通、コガネムシなど甲虫類の飛翔と言えば鞘翅(上バネ)を広げて、下翅を羽ばたかせるというのが基本だ。
また一部にはカナブンのように鞘翅をほんの少しだけ浮かせて下翅を出し、その羽ばたきだけで飛ぶものもいる。

だが、クロシデムシを含むモンシデムシ類の飛翔形態はそのどちらとも異なる。


なんと、鞘翅を「開く」のではなく 付け根からグリンと180°近く回して内側を外に向けてしまう のである。その上で下翅を伸ばし、羽ばたいて飛翔する。
クロシデムシの飛翔

そんな妙な姿で飛翔するものだから、飛んでいる姿からはとてもシデムシだとは想像できず、「なんか謎のデカイ虫が飛んでる!」と思ってしまう。
甲虫のような蜂のような、でもこんなサイズの黒い蜂はいない…!と頭が混乱する。


モンシデムシ類がこんな形態で飛翔するというのは、大学の先輩であったspaticaさん(→blog:ふしあな日記)から教わったのだが、初めて知った時の衝撃は凄まじかった。
甲虫の鞘翅というのは“開く”ものであって、まさか“回転する”ものだなんて考えもしなかった。
だからその写真を見た時は、まさに「えええええ~ッ!?」だった。

嫌いなクロシデムシではあるが、この飛翔姿だけは正直格好良いと思ってしまう。


虫の飛び方ひとつとっても、まだまだ不思議な事だらけだ。
これだから、昆虫趣味はやめられない。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

オオクワガタ

先日標本教室でお世話になりました
日曜日栃木の山でオオクワガタをとりました
7センチあったそうです
ブログ楽しみにしています

よよよ~

灯火によく飛んで来ますがこんな飛翔形態だったんですね~
初めて知りました~、、、けど赤いダニは気持ち悪いですね

>そらさん
現在泊まりがけで環境調査に出ておりますため、お返事が遅くなりすみません。
オオクワガタ採集とのこと、おめでとうございます。
大切にしてあげて下さい。


>クワデリさん
そうなんです。
この飛翔形態はビックリですよね。
…とはいえ、腐臭とダニはやっぱり好きになれないですよね…。

No title

カウンタックのドアみたいだ…ww
これでクロシデムシのイメージアップを図りましょうww

>並人さん
この飛翔の姿だけは文句ナシに格好良いんですよねぇ。
これで普段から格好良かったら最高なのに…
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
今までに来た虫好きさん
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。