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ナナホシキンカメムシ

ナナホシキンカメムシ生態

カメムシというと、地味で、クサくて、突然部屋に入ってきたり洗濯物に付いてきたり、時は農作物に害を与えたり…と害虫的なイメージが強い。
しかし、中にはこんな美しい種もいる(…やっぱり臭いニオイは出すんだけど)。

南西諸島に生息するナナホシキンカメムシは、とにかくもうめたくそに金ピカ。
あんまりピカピカなもんだから、カメラだとなかなか色が表現しづらいほど。
この美しさは、ちょっと感激だ。
沖縄本島や奄美大島でも見ているけど、南に行くほど数が多くなるようで秋の石垣島では大集団を何度も見ている。
林内の沢沿いなんかでよく大集団が見られ、マルバネクワガタを採集していると出くわしやすい。
この写真も、よく見ると背景の葉に多数の個体が付いているのが分かる。
正面の1頭だけではないのである。
そして、腰下ぐらいの低い木に100頭以上が集まっていたりする。
集団越冬のためらしいけど、マルバネの発生時期だとまだ比較的暖かく、集まってはいるものの結構活発に活動する。

カメムシの中でもこのナナホシキンカメムシが含まれる「キンカメムシ科」というグループは、金属光沢をもつ美しい仲間が多い。
本土でもよく見掛けるアカスジキンカメムシや、それを十倍以上ゴージャスにしたようなニシキキンカメムシ、オレンジと黒の模様に薄い紫の膜のような光沢がのるオオキンカメムシなど。

アカスジキンカメムシ

ところで、彼らの背中は一見すると他のカメムシと大きく異なっている。
実はこれは小楯板(しょうじゅんばん)と呼ばれる部位が大きく発達して背中全体を覆っているためで、それにより他のカメムシとは異なって見える。
(ちなみに小楯板というのは、カブト・クワガタでいうと上翅の付け根の三角形の部分に当たる)

カメムシの小楯板

時に、その金属光沢と背中の様子からコガネムシと勘違いされることもある程だ。
実際、採集中にアカスジキンカメを「これ、コガネムシ?」と聞かれた事が複数回あるが、コガネムシと違って背中に上翅会合線(左右の上翅の合わせ目の線)はない。
飛ぶための翅は、他のカメムシでは半分以上露出しているが、キンカメムシの仲間はこの小楯板の下に畳んでしまっている。

ちなみに、カメムシは常日頃から臭いワケではなく、身の危険を感じた時に脚の付け根近くにある臭腺という場所からあの独特の臭気を放ち(ゴミムシの仲間と違って、お尻からではないのだ)、外敵から身を守る。
なので、もし腕や服などにとまった場合、摘まんだり無理に手で払ったりするとカメムシが危険と判断して必殺の“カメムシsmell(フレグランスKamemushiでも可)”を出されてしまう可能性が高いので、息で吹きとばしたり、近くの葉に移らせたりした方が安全にカメムシを取ることができる。
慌てず、落ち着いて対処しよう。

あちらさんも別に好き好んで人に止まるワケではないし、洗濯物に付くのも越冬場所と勘違いしての事。
穏便に済ませるのが、どちらも嫌な思いをせずに済むので一番である。
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虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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