ギンヤンマの銀

夏、明るい池の上を颯爽と飛ぶギンヤンマ
市街地でも多少の緑地と池があると比較的普通に見られるヤンマながら、その姿は美しく、思わず見惚れてしまう。
若草色の頭と体に♂は腰の明るい水色が良く目立つ。
ギンヤンマ
その美しくも精錬された姿と風を切り颯爽と飛ぶ格好良さ…身近なスーパースター昆虫のひとつだと思う。
目が良く、また頭も良いのか、縄張りを張っている♂は一度網を振り逃すと次からギリギリ網の射程の外を飛ぶようになる。
その悠然とした姿がまた悔しくて、歯噛みさせられる。


さて、そんなギンヤンマだが、
なぜこのトンボが「ギンヤンマ」という名前なのかご存知だろうか?


名前に色が入る昆虫は、たいていその色の特徴を持っている。
ルリボシカミキリは瑠璃色(というか水色だけど)に黒い星があり、コムラサキは青紫色の輝きを、キイロスズメバチは他のスズメバチより黄色っぽい色をしている。

ではギンヤンマはどうだろう?

ギンヤンマのギンは「銀」であり、銀色のこと。
でも、最初の画像を見る限り銀色なんてありそうもない。
飛んでいる姿を想像しても、あまり銀色は思い浮かばない。

…でも実は、銀色が在る のである。

では一体どこが銀色なのかと言えば…







ギンヤンマの銀色


えっ、そこ!?
…と思われるかもしれない。

でも、そうなのだ。
ギンヤンマの「銀」の由来は、この部分の銀色なのである。

正直、「そこから名前取らなくても、他に何か名付けようがあったんじゃないの?」と私も思う。

小さい頃は『オニヤンマが一番で、ギンヤンマが二番目だから「金→銀→銅」的な意味でギンヤンマなのかな』とか思ったりもしていたので、初めてこの由来を知った時には結構ショックだった。

ギンヤンマという名前はすごく格好良く、またこのトンボにしっくり来るので今更変えて欲しいとは思わないが、一方でしかし由来から考えると もうちょっと他の名前があったんじゃないの?とも思う、そんなギンヤンマ。
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No title

昨日親戚の家に行ったとき、昼に捕まえたよと尾の根の所が水色のトンボをもらいました。写真を撮らずに逃がしましたが、今回の画像とそっくりです。沖縄にもギンヤンマがいるのかな?

>親子でクワ好きさん
沖縄にもギンヤンマいますよ。
…ただし、沖縄では3種類のギンヤンマ(ギン・リュウキュウギン・オオギン)が見られますので、きちんと見ないと種類を断定はできなかったりします…

ギンヤンマ

そこから名前が来てたんですか!!
初めて知りました。
そこから名前が来るなら、ミドリヤンマ
のほうがしっくりきそうですね。

Re: ギンヤンマ

>モモンガさん
でも、緑を青と読むと、アオヤンマというヤンマは別にいるんですよね。
難しいもので…
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虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

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