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ええ、毎年の事ですが…

オオスズメバチ雄蜂(おすばち)の季節です(^^;

先日、杉並区某所を歩いていたところ、民家のツバキの花にスズメバチが飛んでくるのが見えた。
ツバキの花の蜜を吸いに来たようで、花に頭を突っ込んでしばしとまって、また飛んでは次の花にとまり…を繰り返している。
少し高い位置だったのだが、サイズ的に明らかにオオスズメバチだったので“もしや”と思ってよくよく見れば、お尻の先が尖っていない。…やはり♂だ。

網かビニール袋でも無いかとザックの中を探るが、あいにく捕獲に使えそうな物が何もない。
ならば…と、ハチが低い位置の花にとまったのを手を伸ばして 鷲掴み
杉並オオスズメバチ♂
頭や肩が黄色い花粉まみれになっているが、間違いなくオオスズメバチの♂だ。
刺す真似はするものの♂は針がないので刺せないのは先刻承知、噛まれてもさして痛くないのも先刻承知。
雄蜂は花にも来ると聞いていたが、実は花で採集したのは今回が初めて。
ついでに、手掴みで捕まえたのも実は初めて。…いつもは飛んでくるのを捕虫網で捕まえてから手で掴んでいたので、いきなり素手で捕まえたのは初めてだったりする。

そして、この個体は現在自宅にて観賞用に飼育中。
オオスズメバチ♂飼育中
クワガタ幼虫飼育に使われるポリ瓶(駄菓子屋の酢イカが入ってるようなヤツ)に、足場のティッシュペーパーと昆虫ゼリーを入れているのだが、10時~14時頃に活発にブンブンいって、その後大人しくなってゼリーを食している。
活発に飛ぼうとする時間帯は野外での観察・採集の時とだいたい同じ。そしてその前後に結構頻繁にゼリーを食べているので、活動にはかなりのエネルギーを消費するらしい。…実際、餌ナシだと1日程度で死んでしまう。

…そう考えると、個体数が多い地域であれば、林の近くにあるツバキなんかで待っていれば日に数頭ぐらいは雄蜂が飛んできそうだ。
そういうチャンスがあるなら、雄蜂の野外生態写真も撮ってみたい。
あとは、良い場所を見つけられるかどうか、だ。


採集や野外観察で分かること・飼育観察で分かること・標本観察で分かること、それぞれ異なる。
どれかひとつやっていれば完璧というものではなく、それぞれに長所も短所もある。
「捕まえなくても野外で観察して写真を撮れば良い」というのは虫の生活の一端しか見られないと思うし、標本だけ見て全て分かった気になるのも違うと思う。
虫のことをより深く知りたいと思うなら、色々な方法で観察してみることが大切。
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プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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