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喜界島(&他)遠征記2014~02~

2月18日、予定より1時間ほど遅れて入港した奄美海運のフェリーに乗り込む。
フェリー船室
東海汽船とよく似た二等船室だが、こちらの方がフェリー自体が小さいからか船室も手狭。
しかし客は軒並み奄美大島で下船してしまったため、二等船室はほとんど貸し切り状態。

凪の海を船は穏やかに進み、いくつかの港に寄港しつつ南下していく。
…実は事前にY氏から「冬のフェリーはぐわんぐわんに揺れてゲロ船らしいから覚悟しといた方がいいよ」とさんざん言われていたため正直かなりビビッていたのだが、実際乗ってみるとさして揺れない。
これなら5月に乗った東海汽船の八丈島航路の方がまだ揺れていたように思う。
三角紙折りの続きをやっていたら流石に少し酔いそうになったが、普通にしていれば何ら問題ないレベル。
これでゲロ船だなんて、奄美の人は船に弱いのだろうか…?

…と思っていた、この時は。


夕方、7時間の船旅を終え、船はさしたる揺れもないまま目的地である沖永良部島に到着する。
本来なら南部の知名港に入港する予定だったが、気象の関係で中部の和泊港の方に入港。
レンタカーを受け取り、さっそく走り出す。

沖永良部島は奄美大島より更に南、沖縄本島の少し北にある島だ。
行政区分ではその下の与論島まで沖縄ではなく鹿児島県に含まれる。
島の大部分はサトウキビ畑などで開墾されており、まとまった森林は西部の大山越山という2つの山ぐらいしかない。
…であれば、まずは一番大きな森がある大山に向かってみる。
沖永良部島-大山
環境は悪くないが、リュウキュウチクはあまりない。
もしケブカコフキコガネがいるとすれば、奄美亜種の方が可能性が高い……か?
環境を見つつ少し朽ち木を割ってみると、ネブトクワガタの幼虫がポツポツと見つかる。
オキノエラブネブト幼虫
…幼虫が見つかると、成虫を見つけたくなる。
いつしかそっちに注力していたものの、しかし成虫は見つからない……が、代わりにヒラタの幼虫は出てきた。
ヒラタもネブトも沖永良部島亜種になっているので、島の特産亜種になる。
しかし、結局成虫の姿は拝めないまま薄暗くなってきたので夜は簡単なライトトラップをしてみるが、そんな簡単にケブカコフキコガネは飛んで来てはくれない。
少し林道を歩いてみるが、獲物はヒメマルゴキブリぐらい。

そんな事をしながら島で2泊。
なんとかネブトの小さな成虫ぐらいは見つけたが…
オキノエラブネブト成虫
いや、嬉しいんだけど…小さいなぁ…
…う~ん…


…が、沖永良部島3日目の朝、思わぬモノが採れる。
キイロトゲエダシャク沖永良部島産
キイロトゲエダシャク、しかも

早春の短期間にのみ発生することもあってそれなりに珍品の蛾で、♀は更に珍品。
某方から「キイロトゲの♀をリリースしたなんて言ったら、蛾屋さんにブン殴られるよ」と聞いているので、ここで 敢えて逃がす というネタをブチかましたい欲求を抑え、知り合いの蛾屋さんへの土産に丁寧に三角紙に収める。

…にしても、沖永良部島でキイロトゲエダシャクの採集記録ってあるんだろうか?

さて今日はこれから船(フェリー)で喜界島まで渡る予定。
飛行機の方が遥かに早く行けるのだが、値段が倍ぐらいに跳ね上がるため今回は船を使ってみようと思ったのだ(運行日のタイミングも悪くなかったので)。
森の中の道脇で荷物を整理して支度を済ませ、港のある町に向かってのんびりと車を走らせる。

…と、電話が鳴る。
番号を見ると知らない番号だが、市外局番がどうやら奄美周辺の番号らしい。
というコトは、この遠征に関わる何かの会社からという可能性が高い。
しかし今電話が掛かってくるような心当たりもない。
…少し迷いつつ電話に出てみると、今日これから乗る予定のフェリーの件の電話だった。


「はい、虫けら屋です」
「もしもし?本日フェリーのご予約を頂いている虫けら屋様でよろしいしょうか?」
「はい、そうですけど…」
「本日、天候不良で喜界島は 条件付き出航 になってますけど、乗りますか?」

はい…?

「条件付き出航」とは、とりあえず向かってはみるけど、天候など条件が悪いと接岸出来ない(島で下りられない)かもしれませんよ、という事。

それ困る。
とっても困る。

が、しかし、何にしても事務所で支払いなどの手続きをしなければならないとの事なので、まずは知名の町中にある事務所に向かう。
行きの船は、乗船後に支払い手続きであったが、今回は島にある事務所で先に手続きをするらしい。
着いて詳しい話を聞いてみると、

・天候が良くないので、喜界島には寄港出来ない可能性がある
・ただし、下り便は寄港できた

…との事。
話の感じからすると、まぁ「多分着けそう」な感じではある。
ただ、会社の人も「着けると思いますよ」なんて軽く言ってしまうと、万一着けなかった時にクレームになりかねないのでその辺を明言はしてくれないのだが。
しかし乗らない事にはどうしようもないので、予定通り手続きをする。

予定時刻(15:20)近くなってもフェリーの影も形もないので心配していたら、先程の事務所から「1時間遅れ」との連絡が入る。
やがて少しずつ人が集まりだし、接岸作業員と思しき人も姿を見せたので、ちょっと話し掛けてみる。
「船、そろそろ来ますかね…?」
「予定じゃ4:15ってコトになってるけどねー。まぁ 予定は未定みたいなモンだからねー

…サラッと言いましたね、今。


やがて到着予定時刻になろうかという頃、港にフェリーがぬっと姿を現す。
そしてそこでぐるりと展開して、接岸。
フェリー転回

今回のメイン目的である喜界島に向け、フェリーに乗り込んだ。
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虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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akepon6464@yahoo.co.jp

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