クワガタの標本の作り方~番外編:私のクワガタ展足~

ヒラタ展足

これはもう本当に「参考程度」に留めておいて頂きたいのですが、私の展足の形です。
やり方を書いていますが、これはあくまで私個人のやり方であり、展足の一般ルールではありません

※なお、クワガタ標本の作り方自体を知りたい方は、過去の記事を先にご覧下さい。(→クワガタの標本の作り方~基礎編~

私は、たいてい後脚から展足を始めます。
特に理由はないのですが、なんとなく後脚から順に上がっていくのがやりやすいように感じるからです。
全体の流れとしては「後脚→中脚→前脚→大アゴ→触角→前脚フ節を調整→全体の微調整」という順で整えていきます。
脚の位置の基準としては、

後脚
・後脚脛節の末端が、クワガタの上翅(鞘翅)末端とほぼ同じ位置にくる
・後脚と上翅は多少の隙間が開く
・フ節は左右平行

中脚
・腿節は、ヒラタなど脚の短い種ならほぼ真横、ミヤマなど脚の長い種は斜め上向きに出るように
・脛節は左右平行で胴体とも平行になるように
・フ節は平行か、ごく僅かにハの字に開く

前脚
・腿節はやや斜め下向きに
・脛節は左右平行に
・フ節は左右平行に

大アゴ
・軽く開く
・頭を上げ過ぎない

触角
・第1節を真横に出し、第2節以降は直角に前方に曲げる
・ミヤマなど脚の長い種は、前脚フ節と十字に交差させる

クワガタ展足参考画像

最後に小アゴひげなども左右対称になるように整えて、あとは乾燥させます。
ちなみに私の場合、クワガタムシは必ず一度カラカラに乾かしてから軟化展足しており、展足後はドライボックスに入れて10日程で乾燥終了。

1日目:展足
2日目:手を付けず
3日目:触角の横を押さえる針を抜く
4日目:触角の第1節の針を抜く
5日目:フ節の針を抜く
6日目:脛節と大アゴ以外の針を全部抜く
7日目:大アゴの針を抜く
8日目:脛節の針を抜く
9日目:予備でもう1日乾燥
10日目:ラベルを付けてマウント

…こんな感じで徐々に押さえ針を抜いていき、乾燥日数のカウントに利用しています。
(一気に全部抜くのが面倒というのもあります…(^^;))

まぁ、先にも書いた通り、これはあくまで私個人のやり方なので、これがベストとも思いませんし、人によって「好みの形」「やりやすい方法」は異なると思います。
自分の標本を見て、他人の標本を見て、また自分で展足して、そうやって続けていく事で自分の中で「理想の形」「ベストなやり方」が出来てくると思います。
私のやり方が、その探究の一助にでもなれば幸いです。
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こんばんわ♪

毎回大変勉強させて頂いています!

展足はいつも大アゴからスタートしてましたが
こんどは後脚からスタートしてみます!


自分は押さえ針だらけで
クワガタが見えなくなりそうに
なってしまいます(^^;)




おはようございます

展足は中脚から始める方もいますし、いくつか試してみて一番やりやすい方法でやるのが良いかと思います。

クワデリさんがブログに載せてる展足写真も拝見させて頂きましたが、使用している針の数はそれほど変わらないですよ。
真上から撮っているので針が少なめに見えますが、横から撮ると私の展足も針のムシロです(笑)
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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