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喜界島(&他)遠征記2014~05~

2月23日、昨夜でケブカのポイントも掴めたし、島の感じもだいたい分かったので、今日から昼間は少し余裕がある。
それならばと、クロマルカブトムシ(クロマルコガネ)が採れているという場所に向かってみる。
クロマルは港周辺の灯火で拾われているらしいので、その近くで発生しているのではなかろうか、と。
今は成虫時期ではないが、幼虫の発生場所を見つけられたら…という淡い期待を込めて行ってみる。

喜界島の港
こんくりぃぃぃぃぃと!
もうビックリするぐらいコンクリート。
こんな場所の、一体どこでクロマルが発生しているというのか…と少し彷徨ってみると、倉庫の裏手に公園があるのを見つけた。
喜界島の港裏
…正直、「ここで採集しよう」とはとても思えない人工的な緑地だが、あのコンクリ港の灯火に飛来するらしい事を考えると、ここで発生しているとしか考えられない。
しかし一体この公園の何処で…?
考えながらフラフラしていると、岸壁に目が行く。

喜界島のカワセミ
カワセミか。
地元の関東でも見られることから自分の中で内地の鳥のイメージが強いが、実は奄美でも普通に見られる鳥。
清流のイメージがあるせいか、どうもこういう海と岸壁という景色にカワセミは違和感を感じる。
(…まぁ、以前に田んぼに墜落して飛び上がれなくなって水に浸かったままバチャバチャやってる個体とか見ているので、案外こいつら 馬鹿 なんだなとかいうイメージもあったりなかったり…)

しばし眺めていると、急に飛んだかと思うと海に向かって一直線に飛び込み、小魚を咥えて同じ場所に戻ってきた。
で、その小魚を飲み込むと、また海面に向かってダイブ。
…なるほど、ここはカワセミの狩り場になっているらしい。

岸壁の下の磯はサンゴでゴツゴツしており、そこにできた潮溜まりにクモヒトデやらガンガゼやら。
クモヒトデ&ガンガゼ

…そうして数時間探してみたところ、朽ち果てたソテツの株の根元からクロマル成虫の死骸が出土。
クロマル死骸
これは! と思って探しまくったものの、なぜか死骸ばかりで幼虫は1頭も見つけられず…。
一体ナゼ…


夜は再び昨夜のポイントへ。
やはり活発に動き出すのは20時10分近くになってから。

…だが、少ない。
昨夜より明らかに少ない。
しばらく探し回ってようやく羽音がして1♂、という感じ。
何て言うか…嫌な予感、満載。
この減り方は…記憶にある。
少ない♂を摘まみながらなんとか林内を探索するものの、この状況は正直…キビシい…。

離れた葉裏にピカピカ光るものが見える。
「ナナキンか…」
灌木に掴まりながら、よっこらしょと斜面を登って近付くと、やはり。
喜界島ナナキン
ナナキンこと、ナナホシキンカメムシ
秋の石垣島なんかでは大集団を見掛けるが、奄美周辺ではそこまで個体数が多くない。
それでも、越冬時期にはこうして小集団になっているようだ。
これでもかというぐらいピッカピカの金緑色の体だが、このキンカメムシの仲間の金属色は標本するとどうしても変わってしまう。
良くてもくすんだ暗い金緑、場合によっては真っ青になってしまう。
…まぁその色もその色で美しいっちゃ美しいのだが、やはり自然の色で残って欲しいもの。

崖を回り込んで降りてみたり、逆に斜面を登ってみたりと林内をかなり彷徨ってみたものの、♀の姿は見られない。
そうこうするうちに♂の姿も見られなくなっていき、23時頃には林内は静まり返ってしまう。


2月24日、朝起きてフラフラと歩いてみると、やはりアサギマダラが吸蜜に訪れている。
…と、飛んでいる1頭のアサギマダラに違和感を感じ、目で追いかける。
やがてセンダングサの花にとまると……あっ!
慌てて車に網を取りに行く。
急いで戻ると、アサギはまだ吸蜜中。
フワリとネットインして取り出してみると、
喜界島マークアサギ-1
落書きされた マーキングされたアサギマダラだ。
アサギマダラは1000km以上もの距離を季節によって移動していく「渡り」をするチョウで、その渡りを調べるために毎年各地で調査が行われている。
主に行われる方法は「マーキング」と言って、捕まえたチョウのハネに「いつ・何処で・誰が」マークしたかをペンで書き込み、再び放すという方法。
そのマーキングされた個体が飛んでいき、また別の場所で捕獲されたら「何日間でどのぐらいの距離を飛んで行ったか」が分かるというワケだ。
…とは言えその再捕獲率は決して高くはなく、全国合わせたらおそらく毎年“万”に近い数がマーキングされているだろうに、再捕獲されるのはせいぜい数十頭。
虫けら屋自身は今まで一度もマーキングされたアサギマダラを見たコトがなかった。
さてさて初めて見つけたマーキングアサギ、一体何処から飛んできたのかな…と期待を込めて文字を読む。

キカイ MF(?) 026
1/7 ユ


キカイ……きかい……喜界…って、

移動してねーじゃねーか!Σ(゚Д゚;)

このチョウ、1ヶ月半以上喜界島に居っぱなし。ほとんど移動していないというコトになる。
期待させやがってコノヤロウ。
初めて見つけたマーキングアサギが、1ヶ月半以上前に同じ島でマーキングされた個体とは…。
せめて九州本土とかから来てたら嬉しかったんだけどなぁ…。
ため息混じりにリリース。

その他には、イシガケチョウ
喜界島イシガケチョウ
英語で「Mapping Butterfly(地図チョウ)」と呼ばれるだけあって、そのハネの模様はまるで地図のようである。

昼間は、昨日の場所を中心に再度クロマルカブトムシを探してみるも、やはり成虫の死骸数頭を見つけたのみ…。
正直、昨日成虫の死骸をいくつも掘り出した事で、かなり幼虫の居場所に近付けた気がしていたので、この結果には肩透かしを食らったような気分だった。

そして夜。

…。

……。

…………。

減っている…。

昨夜と同じか、やや少ないか。
明らかに、ピークを過ぎてしまったとしか思えない。
喜界島ケブカ-4

う~ん…キビシい…
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プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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akepon6464@yahoo.co.jp

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