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らいぽん

ふわふわモコモコの小さなハチ。
らいぽん
画像では分かりにくいが、お尻の先だけオレンジ色の毛が生えている。
町中でネズミモチなどが咲く頃に現れ、その花などに集まるこの黄色いハチの名は らいぽん


…もちろん、通称名で、正式な名前じゃないですよ。

一部地域では、このハチを「ライオンのような毛が生えて丸くて可愛い」的な意味合いで、らいぽんと呼ぶ。
では本来の名前はというと、コマルハナバチ

コマルハナバチと言えばこんな感じで、
コマルハナバチ
黒い体にお尻の先だけオレンジ色をしていてクマバチによく間違われるハチ(→記事)だが、実はオスはこんな黄色い色をしているのである。
コマルハナバチは春先に出てきて、初夏には繁殖も終えて姿を消してしまうハチ。そのため、季節が春から初夏へと移り変わるこの時期に、繁殖のためのオス蜂が出てくるのである。

「ハチを手掴みなんかして大丈夫なの!?」という方がいるかもしれないが、以前に「オオスズメバチの雄(→記事)」という記事で書いたように、ハチでもオスには毒針がありません。
そのため、こんなふうに手で掴む事ができるのです。
手でそっと握り込むと、手の中でモゾモゾと動きまわって何ともこそばゆい。

見つけると、つい捕まえて手の中でモゾモゾする感触を味わって遊んでしまう。
そんな初夏の風物詩、らいぽん。






…ただし、この「らいぽん=安全」はあくまで町中での話。
山地に行くと、夏に出るマルハナバチの仲間で黄色い種類等もいるため、そういったハチをらいぽんだと思って手掴みすると、バッチリ刺されます
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虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

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