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クロジャコウカミキリ、その後

すっかりシーズンも終わってしまいましたが、クロジャコウカミキリ
クロジャコウ-1

月刊むしに記事が掲載されたり、TVニュースで取り上げられたこともあって今年は虫屋さんに情報が行き渡り、相当な数の方が採集に来ていたみたいですね。
平日でも10人近い人が来ていた日もあったとか?
…私も御多分にもれず採集したクチですが、自宅からさほど遠くないということで近場の利点を生かし、ちょくちょく通って数を稼ぎました。
シーズン通して18頭ぐらい採ったかな…?
なかなかホクホク少しは駆除に貢献できたかな、と。

ただ、今年は昨年と異なり被害の大きい発生木は下画像のように青ネットでグルグル巻きにされてカミキリを取り出せなくなっており、現地に行ってから
「ナンデストー!?Σ(゚Д゚;)」
…となった方も多かった模様。
クロジャコウのネット

…にしても、ネットのかかっていない木でも既に成虫が羽脱しているものや、幼虫の食いカスが木から噴き出しているものなど被害は相当なもの。
昨年紹介した際には本気で採り続ければ数年で駆逐できるのではないだろうかなんて楽観的な事を書いていましたが、今年採ってみた感想として、これは とても無理
被害は思っていた以上で、正直なところ被害木を全伐しない限り根絶は出来ないんじゃないだろうか、とさえ思えます。
しかし、この場所の桜並木は歴史のあるものらしく伐採は最低限しかしたくないようなので、正直まだまだ被害は広がりそうな気が…。

…ちなみに、このカミキリには殺虫剤は効かないという話がありますが、これは間違い。
確かに他の虫に比べて多少“効き”が遅い気はしますが、ちゃんと死にます。
クロジャコウ-2

…で、数は採れたものの、件の青ネットが写り込んでしまったり、思うような場所にとまっていなかったりと思うような生態写真は撮れず、当記事のクロジャコウの画像は2枚とも採集後に改めて木に付けて撮影したヤラセ生態写真です。
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No title

外来種を18頭も駆除(?)できて良かったですね!
クロジャコウカミキリ、どんなのかと思って検索したらけっこう大きい種ですね。
樹液を見てまわっていると、たまにドリルで開けたような穴を見かけますが、カミキリが出てきた穴なのでしょうね。
私以前は人間が開けたのかなと思っていて、けしからんとか考えていました。
こんな穴を開けまくられたら、木はたまらないだろうなぁ。

私はカミキリは採集目的にしていないので、灯下まわりで見かけるとがっかりしちゃいます。
おっ!あの大型の虫は…?!と思って近づくとミヤマカミキリ。
好きな人には申し訳ないけど、お前じゃないんだよーと思ってしまうのです。

先日から作成しているスジクワガタ♀の標本ですが、2週間くらい経つのでそろそろ乾いてきた頃かなと思います。
いよいよ標本箱に入れて眺められるかなとワクワクしています。
ところで乾燥は100円ショップで買った適当なタッパーに乾燥剤と防虫剤入れて行っていたのですが、パッキンの付いた密閉できる容器で行うべきなのでしょうか?

Re: No title

>Taku34歳さん
1cm前後の丸い穴が開いていたら、ほぼ間違いなくカミキリムシですね。
カミキリムシはクワガタより遥かに種類も多く、集めてみると面白いですよ。
…まぁ、私も灯火下にノコギリカミキリとか落ちていると、一瞬の期待の後のガッカリ感はハンパないですが(笑)

スジクワガタ♀、生乾燥だと2週間だとギリギリかな…という気も。
もう1週間ぐらい乾燥させた方が確実かもしれません。

No title

2週間、やっぱりギリギリでしょうか。
ここは万全を期して3週間以上乾かすことにします。

Re: No title

>Taku34歳さん
そうですね。
乾燥が不十分だとカビ等の原因になってしまうこともあるので、乾燥期間は十分に取った方が良いかと思います。

ヨコヅナサシガメに任せてみれば?

外来種ですが、埼玉県まで肉食のヨコヅナサシガメが進出していれば、カミキリの幼虫を駆除してくれるかも知れません。神奈川県では何年か前から見かけます。

ヨコヅナサシガメは通常 桜の木にいます。主に毛虫などの体液を集団で吸っています。樹皮下に何がいたのかは知りませんが、樹皮の隙間から複数匹が口の管を伸ばして食事中…の姿を見た事がありますので、樹皮下の昆虫も察知できるみたいです。

カミキリの幼虫が食べかすをトンネルの外に押し出す(?)ため、何度も樹皮近くにお出ましになるのであれば、サシガメの餌になる機会も多いのではと思います。

経験上、(ヤニサシガメとは違い)このサシガメ自体はおっとりとしていて人間を見ると怖がり、撮影時、数ミリの位置に指があっても襲ってくる事は無く、気づくとノタノタ逃げて行きましたが、保護色で目立たないため、過って触れると刺される可能性もあり、そうとう痛いそうです。

外来種ゆえ、こいつも増え過ぎると環境への影響がどうの…と言われる事に成るのでしょうが、少なくとも桜の木を守りたい立場の人からみれば益虫です。

Re: ヨコヅナサシガメに任せてみれば?

>nmspecさん
ヨコヅナサシガメはこの辺りでも既に普通に見られる程度にすっかり広まっています。
クロジャコウの加害木にも時々付いてます。

ただ、彼らは材の中にいる虫を襲う例は知られておらず、カミキリムシへの天敵対応は難しいんじゃないかな…と。
クロジャコウの木屑は奥から押し出してトコロテン式に噴き出しているでしょうから、仮にある程度表面に近い場所まで来ているとしても、サシガメの口吻が届くほどの所までは来ていないと思われます。

原産国であれば寄生蜂など本種に対する天敵も何かいるのでしょうけど、それが入っていない日本では現在のところ人的駆除しか方法はなさそうです。
同所的に生息する生き物で、カミキリの個体数を抑え込めるほど捕食などしてくれるモノがいれば良いのですが、外来種が増える場合というのは「そういう生き物がいないから」という事が多いので、なかなか難しい問題ですよね…

ヨコヅナサシガメ…カミキリムシへの天敵対応は難しい~の件

ヨコヅナサシガメの守備範囲は桜古木の樹皮下コルク層までではと感じています。ここでの話題があったので以前撮って歯牙にも掛けていなかった樹皮下の獲物に群がるヨコヅナサシガメの写真を探し出しウィキメディアにUploadしてみました。後ろから2枚と成ります。
https://commons.wikimedia.org/wiki/Agriosphodrus_dohrni?uselang=ja


私はカミキリはおろか昆虫からも遠ざかって久しい状態なので机上で調べてみました。

クロジャコウとは別の種類だとは思いますが、他のサイト「むしキチ三平 虫図録」
http://mushikiti-2.blog.so-net.ne.jp/
のカミキリの項で見た印象では、まだしっかりしている桜の切り株の場合でも樹皮下にいる者も多く、総合的には材の部屋との間を頻繁に行き来しているらしい事が書かれていました。

その他のサイトの写真を見る限りでは、リンゴの若枝では木質の中心にいる者ばかりでした。これは住友化学園芸のカミキリムシ[食害性害虫]の頁
http://www.sc-engei.co.jp/navi/gaichu08.html
に書かれている「樹勢が強いとヤニなどで甲虫類の幼虫は生育でき」ない事の現れなのかも知れません。

結局のところ、ヨコヅナサシガメは「もし樹皮下のカミキリの幼虫に出会えれば遠慮なく食させて頂きます」と言うレベルで、虫けら屋さんの言われる通り「カミキリムシへの天敵対応は難しい」が正解かと思います。
また、絶対的な天敵がそう簡単に現れてくれても昆虫愛好者にはつらいモノがありますよね。
「カミキリムシの天敵」
http://www9.plala.or.jp/Tengyu/enemyindex.html
の菌類を研究者に撒かれては目も当てられません。

Re: ヨコヅナサシガメ…カミキリムシへの天敵対応は難しい~の件

>nmspecさん
ヨツヅナサシガメが、これだけ完全(?)に樹皮下にいる虫も捕食するというのは知りませんでした。
樹皮直下に巣食うような虫にとっては、十分な脅威になり得るかもしれませんね。

ウマノオバチのように材の中にも産卵管を伸ばせるような虫や、侵入口から木の中へと入り込むような小さな天敵でもいればクロジャコウにも有効かもしれませんが、現地でもそこまで研究されていないかもしれませんね…。

帰化に成功した虫は一度爆発的に増えて、その後は落ち着いていくものと、ニッチを占有して増えたままになる虫(アオマツムシとか)がいるので、クロジャコウがどちらになるのか分かりませんが、人為的に徹底駆除をしないとしばらくは増え続けるでしょうね…。
原産地では桜以外のバラ科樹木も加害するようなので、今後農業害虫になってくる可能性もありますし、どこかの段階で「被害木は全伐して焼却」的な駆除になっていくのだろうな…という気はします。
…それまでにもう少し採りたい気も 駆除に貢献できるかな。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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