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命がけのお見合い

カマキリの交尾は、♂にとっては命懸けだ。
♀に気付かれないように忍び寄り、ヒョイと飛び乗って交尾をする。
安易に前から近付こうものなら獲物と認識されて、捕まって食べられてしまう。

だが、ここに、その♀に見つかってしまった♂のコカマキリがいた。

上にいるのが♀、下にいるのが♂だ。
コカマキリお見合い-1
両者、見つめあったまま動かず。
上にいる♀は明らかに♂に気付いており、じっと睨みつけている。
カマキリは動くものしか認識しないため、獲物がじっとしていると見つけられないのだ。
♀は、獲物が動くのをじっと待っている。

一方のオスは、不用意に近付けば獲物と認識されて食べられてしまう。しかし、交尾のチャンスは逃せない。
♀が諦めて気を逸らすのをじっと待つしかない。
まさに 命懸けのお見合い である。


…♂の方が、ちょっと堪え性が無いみたいではあったが。
コカマキリお見合い-2







<オマケ>
同日見つけたコカマキリ♀(上の画像とは別個体)。
コカマキリは通常、薄茶~焦げ茶色とほとんどが褐色系の色をしているのだが、稀に緑色型がいる。
だが、どうやらこんなツートンカラーになる個体も出るらしい。
ツートンコカマキリ♀
頭や首(前胸背)は緑色で、ハネは薄い茶色。
…でも正直言って、「どうせなら全身緑になってくれよ」と思った。
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虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

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