夏を中心に外灯に集まってくる丸っこい甲虫は十把一絡げ(じっぱひとからげ)で
コガネムシ と呼ばれることが多いですが、その中にあって、これこそが
「The コガネムシ」 、○○コガネという名前ではなく和名自体が
コガネムシ という種類です。

コガネムシの仲間は多く、以前に紹介した
アオドウガネ(→
記事)などもその仲間ですが、その中でもキラキラと緑に輝く本種はかなり美しい。
ギシギシ、ノイバラ、イタドリなど河川敷や土手に多く生える植物を食べるのでそういった場所で見掛けることが多く、5月~7月頃に橋の灯火やその近くのコンビニ灯火などに落ちているのを拾うことが多い。
夜に明かりの下で見ると黒っぽく見えることもあるが、日の光の下で見る本種はこちらの顔が写り込むぐらいツヤツヤと輝くグリーンで、思わず「おおっ!」というぐらい美しいので、もし見つけたらぜひよく観察してみてほしい。

…ただ、この
コガネムシはアオドウガネほど何処にでもいる虫ではないようで、雑草の生える河川敷など条件の合った場所でないとあまり姿を見られない。
6月が発生シーズンなので虫けら屋の自宅周辺灯火ではポツポツ拾えており、見つけるとちょっと嬉しくなる虫の一つ。
…で、まぁこの緑色系のコガネムシの仲間の多くには色彩変異があるようで、先のアオドウガネと同じように赤い個体がいる。

コンデジで撮るとどうしても本来そのままの色が出ない。
実物はもう少し明るく、キレイな赤紫色なのだが…。
ちなみに、もっと色が濃くなりブドウ色、更にはほとんど黒というような色彩の個体もいるらしい。
…尤も、そんな個体は数千~数万頭に1頭だろうけど。
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