スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヨーロッパミヤマクワガタ~その0:計画~

※今回の記事は、海外に虫を探しに行ってみたいと思っている方に、計画の参考になるように準備計画の経験談を書いてみました。
自分が初めての場所に行く際に、事前にどんなコトをしているのか等、ご興味のある方も少しはいるかな?と。
虫についての紹介は次回以降になりますので、興味の無い方は申し訳ありませんが読み飛ばして下さいませ。



ヨーロッパミヤマクワガタ。
Lucanus cervus
今回の旅行、新婚旅行ではありますが一番の目的はコイツでした。
格好良いクワガタだとは認識していましたが、標本箱や飼育ケースの中にいるものはイマイチ食指が動かず、むしろ 野外で生きている姿を見てみたい と思う虫でした。
しかしヨーロッパは遠く、気軽に行けるような場所ではありません。
そこで、今回がちょうどピッタリの機会だったのです。

ネットで調べてみると、ヨーロッパミヤマクワガタはヨーロッパ~ロシアの方まで広く分布しているものの場所によって個体数もかなり違うようです。
フランスでは普通に見られるようですし、アニメなんかの日本文化も多く入っている国なので親日国のイメージも強く、日本人が行きやすいかなということもあって、国はフランスに定めました。
フランス地図
ただ一方で、ちょっと前に銃乱射事件なんかもあり、治安的に不安も少々…。
でも、それを言ったらヨーロッパ全体どこでも似たようなものかな…とも思い、フランスに決めました。
どうせ行くのは田舎町だし、「そういう方々 も標的にはしないだろ」という楽観視も含みつつ。


:「新婚旅行、フランスとかどう?ヨーロッパって響きも良いじゃん?」
:「フランス!?…で、どんな虫がいるの?」

即バレ…(゚∀゚;)

流石です。
もう相方の理解も得られました(※諦めとも言う)。

インターネットや文献で情報を集めますが、「南フランスに大型が多い」「黄昏時に盛んに飛翔する」などの情報は拾えるものの、具体的な場所についてはほとんど出てきません。
そこで、よく集まるとされている木を調べ、Googleマップで森っぽい場所を探してストリートビューでひたすらその木が多い場所を探す、という地道な作業を毎日のように繰り返しました。
ただ、森だ森だとあまり大きな森を選定すると迷う危険もあります(※試しに、ご自身の知っている雑木林ポイントをGoogleマップで見てみて下さい。想像以上に小さいと思います)。
そうしてフランス南部で「ここならいるだろう」という場所を自分で選定し、ここから具体的な旅行計画です。
このクワガタは日本のミヤマより発生時期が早く、6月~7月上旬がシーズンだというので、時期はそこに決めました。

さてまずは最も簡単な、「フランス南部のフリープラン・ツアー」パック旅行がないか、駅やJTBなどのパンフレットを片っ端から探します。
しかし、フランス旅行といえば出てくるのは パリ、パリパリパリParis
エッフェル塔

…日本人どんだけパリ好きなんだ、と。
こちとらパリジェンヌもシャンゼリゼも興味ありません。
誰が好き好んで言葉も通じない人混みの中になんて行きたいもんですか。
たまに行き先がパリと違うのがあっても、旅行中の観光行程が全て決められているようなものばかりで、こちらの希望にマッチしたようなパックは皆無です。

となると、いつも南西諸島に行く時にやっているような、「飛行機と宿を自分で取る」という方法しかありません。
飛行機はというと、日本の航空会社の便があればと探したのですが、パリまでの便はあるもののフランス南部への便はないようです。では南部に飛んでいる便はと調べると、フランスの航空会社「エールフランス(Air France)」の国内便があるようです。
この航空会社は日本語のホームページもあるので、なんとか予約も出来そうです。

Air France日本語ホームページ

2つの航空会社をまたぐのは予約も二度手間で面倒ですし、どうせエールフランスの予約をしなければいけないのなら、日本から全て同じ航空会社の便で行った方が少しでも手間も省けます。
便を調べてみると、夜中に羽田空港を発ち、翌早朝にパリに着く便があるようで、そこから南部行きの国内便に乗り換えれば午前中にはフランス南部まで行けそうです。
フライト

…ところがここで問題発生。

よくよく見ると、日本からの便が着く空港と、南部へ向かう空港が別なのです。
日本からの便が着くのはパリの北にあるシャルル・ド・ゴール空港、パリからフランス南部への国内便が出るのはパリの南にあるオルリー空港
つまり、乗り継ぎをするためには空港間を地上移動しなければいけないワケです。
英語ですらほんのカタコトしか喋れないのにフランス語の国で大きな荷物を持って空港間を自力で移動とか、早くも挫折しそうです

しかし、ここで諦めるワケにはいきません。
調べてみると、どうやらシャトルバスが空港同士を連絡しているようです。
それならば、乗り間違えさえしなければ町を歩いたり電車に乗ったりせずともオルリー空港まで行けそうです。
またまたインターネットで、乗り場や注意点などを調べます。
予約ではなく当日チケットを買えば良いようなので、これは後回しになりそうです。
なんとか空港間移動もできそうなので、飛行機チケットを予約します。

飛行機が決まれば次は宿です。
目的地の近くの町にあるホテルを色々調べますが、どうやって予約したものかと思っていたら、古巣の六本脚の方から「エクスペディアで予約できますよ」という情報が。
さっそく調べると、確かに日本語で世界中の宿を予約できるエクスペディアというサイトがあるではないですか。

エクスペディア(Expedia)日本語ホームページ

目星を付けていた宿も、ここで予約できるようです。
…余談ですが、10年ぐらい前にマレーシアに採集に行った際に利用した「Cameronian inn」という宿もこのサイトから予約できるようです。

支払いはと調べると、事前支払い当日支払いが選べるようで、事前に払っちゃった方が絶対に面倒が少ないです。
当日支払いは現地通貨であるユーロ払いなのに対し、事前支払いは日本円で払えます。

…しかしここでまた躊躇。

ホテルの宿泊料は当然ユーロで設定されているワケで、日本円で支払うということは ユーロ為替が変動すると金額も変わる ということです。
つまり、円が高い時に支払えば、それだけ宿泊費が安くなるということなのです。
事実、最初に見てから数日して同じ宿を見たら、最初は1泊あたり8,000円(2人1部屋)チョイだったのが、7,700円ぐらいに下がっていました。

これは、もうちょっと待ったらもっと安くなるんじゃないか…?

待ってみると、多少上下しながらも少しずつ下がり、7,500円ぐらいまで下がりました。
狙い通りです。最初の時から、一泊500円以上も安くなっています。
しかしどうでしょう?もう少し待ったら、更に下がるんじゃないでしょうか?





上がりました。


あれよあれよと言う間に9,000円近くまで上がってしまいました。
欲を出した結果が 大失敗です。
総理なにやってんだ、このやろう!です。
しかも、まだ上がりそうな勢いです。

更に上がってしまう前に、今のうちに予約してしまうべきなのか!?

迷っているうちに更に数百円上がりましたが、ここで救済措置なのか何なのか分かりませんが、割引が入りました。
値引かれて、1泊8,000円です。

また下がる可能性もゼロではありませんが、上がっちゃったら目も当てられません。
予約です。
(…実際、この後ここから200円ぐらい上がりました。)

これで、予約関係は完了です。
レンタカーを使うことも考えましたが、自分の運転免許は実はAT(オートマ)限定でMT(マニュアル)は運転できません。
対してフランスのレンタカーは基本的にMTで、ATは高値い四駆しかありません。しかも四駆は何やら走行距離制限とやらまであります。
AT免許の限定解除(MTも運転できるようにする)を受けに行くということも考えましたが、解除したばかりの腕で左ハンドル・右走行を運転できるのか…?という不安も大きく、レンタカーは諦めました。
行動範囲はぐっと狭まってしまいますが、仕方ありません。

再び毎日のようにストリートビューを見まくります。
地図はフランスの国土地理院の地形図を入手しようともしましたが日本語で手に入るところがなく、Googleマップなどを印刷します。
あとは少しでも多くの情報を得られるように、詳しそうな知人に聞いてみたり、ネットや書籍などの文献を調べてみたり。
KUWATAというクワガタ雑誌の古い号に、実際に現地に行ってきた話が載っているという情報を得て、それを入手。
KUWATA
具体的な場所は出ていないものの、南フランスの現地で撮ったという写真を穴が開くほど眺めまくり、添えられた短い文章の一字一句まで読み込み、少しでも探索のヒントになりそうな情報を探します。
そうして集めた情報から頭の中でヨーロッパミヤマの生態を想像し、出遭う妄想を繰り返しながら、やがて出発当日を迎えることとなったワケです…

ヨーロッパミヤマ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
今までに来た虫好きさん
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。