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ヨーロッパオニヤンマ

南仏で出遭った、もうひとつの印象的だったトンボ。

ヨーロッパミヤマクワガタの頭を見つけた森の切れ間、ある日そこで狭い範囲をパトロール飛行するヤンマを見つけた。
黄色と黒で、先日のコウテイギンヤンマとは明らかに違う種類だ。
サイズはギンヤンマより少し小さいぐらい。だが、飛び方からしてこれもヤンマらしい。
となると、ミルンヤンマとか、その辺に近い仲間…?
今回は金属竿を持っている ので、勝負を挑んでみる。

悠然と同じところを往復するこの飛び方…
どこかで見たような気がするが、何だったか…

網を低く構えて腰を落とし、何度か往復するその飛行ルートを確認し、ここだ!というタイミングで網を振り上げると見事に一発で入った。
バサササッ!という力強いハネの擦れ音がたまらない。
やっぱりこのネットインした瞬間の暴れる音がヤンマ採集の醍醐味である。

網の中で暴れるヤンマを押さえ込んでみると、思ったより小さい。
日本のトンボで言うと、ヤマサナエなどの大型サナエトンボぐらいしかない。
「サナエなのか…?」と取り出してみると、

見慣れたような、でも何がおかしいようなトンボが出てきた。
ヨーロッパオニヤンマ-1

確認のため、顔を見てみる。
ヨーロッパオニヤンマ顔
オニヤンマ顔 である。
だが、何か違う。
日本のオニヤンマはもっと黒い部分が多く、こんなに黄色い印象は受けない。
体にしても、何か黄色い模様が多い。

そして何より、明らかに日本で見るオニヤンマより小さいのである。
ヨーロッパオニヤンマ-2

だが、そう思って考えてみれば、確かにあの「悠然と同じところを往復するこの飛び方」はオニヤンマのそれである。
後に調べてみたところ、ヨーロッパオニヤンマCordulegaster annulatusという種であるらしい。

試しに、日本のオニヤンマと比較画像を載せてみる。
(画像クリックで大きくなります)
オニヤンマ比較
写っている左手の大きさでだいたいの縮尺を合わせてみたが、比較してみるとフランスのオニヤンマは日本のものに比べて遥かに小さいことが分かる。そして同じものを数頭見掛けたので、この1頭だけが特別に小さいというワケではなさそう。
また細かな黄色い模様が多い。

前回のギンヤンマもそうであるが、熱帯雨林の昆虫のように「日本と全然違う」というのも楽しいが、「日本のと似てるけど、これ種類違うよね」というのもまた楽しい。
そんなことを思わせてくれた、南フランスのトンボたち。



…もうひとつ、オニヤンマのいた場所の近くの沢で飛んでいたアオハダトンボの仲間(?)。
アオハダトンボの仲間
太陽の光の下で見るとその体はブルーに輝き、とても美しい。
日本のカワトンボ等と同じように、小さな沢の周辺で数頭が群れるように飛び回っていた。
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No title

オニヤンマ日本のオニヤンマの事でありますが、子供の頃夏の昆虫の王様は特大のミヤマクワガタとオニヤンマでした。
オニヤンマは豪快に飛び回り大変綺麗なトンボで子供ながらに捕まえても大地が似合うと思い飼育は考えず観察してから逃がしていました。
最近暑く日中は虫が退散してしまうほどです。
ヒメオオは遅れていましたが日曜日の採集でサイズはでませんでしたが8♂2♀と出始めました。
先日カナブンブルータイプ採集いたしました。
委託ですがヤフオクに出品いたしました。
綺麗な濁りの一切ないブルーで標本にするか迷いましたがほしい方にと出しました。

No title

こんばんは。
この記事と関係ない話なのですが、標本教室のページにて、 都合により現在受付を停止しております。再開までお待ち下さい。 と表示されるのですが、なぜでしょうか?


Re: No title

>高山性のおじさんさん

オニヤンマ(日本の)は本当に貫禄ありますよね。
あまりに同じコースを飛んでネットインしやすいのでついつい「バカ」と言ってしまいがちですが(ヲイ)、トンボ自体は、美しい複眼といい立派な体躯と堂々とした風格のある飛び方はとても格好良いです。
体格・飛び方ともスマートなギンヤンマとはまた違った魅力ですね。

…ヒメオオ、自分は去年久しぶりに採集に行きました。
高地の心地良い気候の中での採集は、あの雰囲気も相まって楽しいですよね。

Re: No title

>虫けら屋ファン@TAROさん
すみません、こちらのミスで申し込んで頂いた方をお待たせしてしまったりして、一時止まっております。
申し訳ないです。

チョウ・トンボとも空席自体はまだあります。

プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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