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コガネオサムシの一種

南フランスでよく目にしたコガネオサムシの仲間。
コガネオサムシ-2
スプレンデンスコガネオサムシCarabus splendens)…だろうか?

最初に見たのは、林道脇の大きな倒木の上だった。
昼間に散策していた時、直径1mはありそうな大きなヨーロッパブナの伐採木があり、一部の樹皮が剥がれていた。
伐採木の上にあった15cm四方ぐらいの小さな樹皮片を何とはなしにヒョイと持ち上げたところ、その下にピッカピカに輝くオサムシがいた。
コガネオサムシ-1
鞘翅にはほとんど点刻がなくツルリとしてピッカピカに輝いている。その色は、角度によって赤っぽくも緑っぽくも見える。
明らかにオサムシなのだが、日本のオサムシは点刻や条があるのでずいぶんと雰囲気が違う。
それにしても美しい…。

掴んでみると、そこはやはりオサムシ。
日本のアオオサムシと変わらない“あのニオイ”がしっかりと指に染み付いた。

このオサムシはヨーロッパミヤマクワガタを探している時も時々見かけた。
林道を歩いていることもあれば、木を登っていることもあり、木の根元で虫かナメクジかよく分からないようなモノを捕食しているのも見掛けた。
どうやら、自分が探索に行った辺りのオサムシの中では最も普通な種類らしかった。
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No title

>アマミシカマニアさん

種類によりけりですね…。
スプレンデンスとかは大丈夫だったと思いますが、コルシカキアゲハなんて当然アウトですし。

…。

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プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

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