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スギカミキリ

春の杉林と言えば、花粉をバカスカまき散らす、花粉症の人にとっては迷惑この上ない林である。
かくいう私も花粉症持ちで、目は痒くなるし鼻水は出るし、くしゃみも出るし。

しかし、そんな春の杉林の中で活動しているカミキリムシがいます。
その名も、スギカミキリ
スギカミキリ-1
黒い体に黄色い斑紋をつけたカミキリムシで、やや平べったい。
桜の咲く頃にだけ現れるカミキリムシで、名の示す通りスギの木を食害する害虫である。

夜行性で、昼間はスギの樹皮下に隠れて休み、日が暮れて林が暗くなると動き出す。
夜間に木の幹を這い回り、出遭って交尾する。
スギカミキリ-2

ちなみに、このカミキリムシの幼虫が食い入るとスギ材の品質が下がってしまうため林業家には嫌われている。
ではスギの害虫だから花粉症には救世主かと思いきや、実はこのカミキリはスギを弱らせはするものの枯らすことはあまりない。
そしてスギは、健全な状態より少し弱っている方が子孫を残そうとするのか花粉をより多く飛ばすらしい
…つまり、花粉症の人にとっても害虫 なのである。

虫が次々と姿を見せ始める時期とは言え、まだ採集したくなる虫も少なく、そこそこの大きさがある甲虫なので是非に狙いたくなる虫なのだが、一方でなんとも難儀な虫である。

…ちなみにこの虫、いる場所さえ見つければ夜に行けば比較的発見しやすいカミキリで、夜行性が強いため夜に探した方が確実に効率が良い……のは良いのだが、春とはいえまだ夜は気温も下がるので長袖長ズボン、花粉症だとマスクをしてに、懐中電灯を持って森に入り込む姿は、見つかれば「ちょっと君、何してるの?」お巡りさんに 職務質問 されても仕方がないレベル
スギカミキリPr.
狙う際には、気を付けたい。
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虫けら屋

Author:虫けら屋
夏を中心に東京農業大学の「食と農の博物館」や公立図書館で標本教室を行い、毎年大好評を頂いています。また、科学館の昆虫展の教育展示標本を手掛けたりもしています。
趣味面でも年齢=昆虫歴というぐらいの虫好きで、好きが高じて農大で昆虫学を学び、きちんと基礎を踏まえた上で教室もやっております。

なお、Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいなら構わないのですが、決してフリー素材として置いているワケではありませんので、勝手な使用はご遠慮ください。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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