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もはや針山

クワガタ展足

ここしばらく奄美の虫を展足していなかったので、本土ヒラタ(中央)と一緒にスジブトヒラタ♂(左)とアマミミヤマ♂(右上)を各1頭軟化して展足。
本土ヒラタは埼玉産53mmUPで個人的には十分大型だが、奄美のクワガタはどちらも小ぶりサイズ。
…とは言え、久しぶりに奄美の虫をいじくり回せてとても楽しかった。


奄美は、少し前までは毎年お盆の時期に渡島し、アマミミヤマクワガタを中心にクワガタを採りまくっていた。
6年以上は通ったと思う。
そのおかげか、アマミミヤマは雌雄ともに十二分に満足のいくサイズが採れたし、奄美大島産のクワガタは一応全種を採る事ができた。
自分にとって、もはや奄美大島は第二の故郷と断言できる。
(…まだ今でも“ああすれば、もっと成果が上がるんじゃないか?”とか“こんなトラップを使ったら大型個体が採れるんじゃないか?”とか思う所は色々あり、最近、また夏の奄美大島が猛烈に恋しくなってきて行きたい行きたいとホームシックに悶えつつある。)

…で、まぁ、その頃に採集したクワガタ達は、大型のものは優先的に展足して標本箱に納まっているのだけど、中型以下の個体はまだまだ大量にタトウに眠っており…(^^;
時々タトウを開けては“展足しなきゃなぁ”と思いつつ、また閉じてしまう事の繰り返し。
しかし、思っているだけでは始まらないので、とりあえず2頭だけでもやろうか…というのが今回の経緯。


ちなみに自分はクワガタ展足の際の押さえ針は基本的に「有頭シガ針 2号」を使うので、アマミミヤマぐらいの大きさになると展足後はまるで針山のようになる。
上から見る分にはまだ↓↓↓の程度だが、

アマミミヤマ展足(背面)

…これを斜めから見たりするともうクワガタの姿が隠れてしまうぐらいに針だらけ↓↓↓

アマミミヤマ展足(斜め)

特に頭部周辺は触角と前脚が重なるため、本当に針だらけになり、展足していてもどの針が何処を押さえているのか、たまに分からなくなる。
触角を押さえている針を調整しようとしたら、フ節を押さえてた針を抜いてしまったり(笑)


…ちなみに。
個人的な意見ではあるが、アマミミヤマぐらいのクワガタの場合、触角先端などは一度乾かしてから再度部分軟化して調整してやるとより美しくキマる。
部分軟化については、そのうち「クワガタの軟化」的な記事でひとまとめにして書こうと思う。
…うん、そのうち





~p.s.~

今回の記事とはまったく関係ないのですが、“なんで標本にデータラベルを付けるのか?(データラベルの意義)”という疑問を持たれている方がいらっしゃるようなので、その辺りを少し過去記事「データラベルの作り方」に追記しました。(→データラベルの作り方

まぁ、簡単に言ってしまえば、標本だからです。

「なぜ標本にラベルを付けるのか?」という疑問に対し、「標本だから」という答えではトンチのように聞こえてしまうかもしれませんが、そもそもに標本とは、動植物や鉱物などで研究用または教育用に保存されるものを指します。
つまり、それが例え個人所有の物であっても、「標本」ならば後世に誰でも学術資料として使えるようにしておく必要がある…
…と言うか、資料として使う(使える)ものを標本と呼ぶのです。

なぜラベルがあった方が良いのか?という具体的な話については上記リンクの過去記事の追記(下の方)を見て頂きたいのですが、「標本」にとって何よりも重要なのは、キレイに展足されている事ではなく、きちんとしたデータラベルが付いている事なのです。
実際、ライデン博物館だの大英博物館だのには、展足もせず脚が丸まったまま針を刺してラベルを付けただけの標本が普通にあります(…いや、まぁ私が実際に見てきたワケじゃないですケドね)。
でも、それも立派な標本なのです。
極端な人になると「ラベルの付いていない物はただの死骸」と言うぐらいで、『標本を作っているんだ』と思うのであれば、ラベルは付けるようにしましょう。

…まぁ、自身の展足した虫が、標本ではなく、モルフォの翅だけを切って作ったような“装飾額”と同じような物なんだと言うのなら、ラベルは無くても良いかもしれませんが…。
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こんばんわ!

虫けら屋さんクラスの腕でも
針山になっちゃうんですね!

No title

>クワデリさん
私が上手いかどうかはさておき(笑)、やはりどうしても“針で押さえるべき箇所”ってながありますので、形にこだわると押さえ針の数は一定以上にはなってしまいますよね。
もっとラフで良いなら、押さえ針をほとんど使わない方法もありますけど。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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