12月4日・奥多摩材採集

12月3日(土)夜出で奥多摩へ向かい、現地ポイント入口で車中泊。
明けて翌日4日、朝起きると良い天気。
まだ夜の寒さが空気に残っているが、装備を整えて林道という名の登山道に入る。

車での道すがらは紅葉した葉が見られたが、ポイントは標高が高いため既に紅葉も終わり、茶色くなった葉がわずかに木に残るのみ
12/4奥多摩

登山道を進む事しばし、道を外れて斜面にある倒木を目指す。
…この木は、1~2年前に来た際にルリクワガタ系の産卵痕があるのを見つけたものの、当時はまだ材が固く、採集を見送ったもの。
今回は程良く柔らかくなっており、手斧(土牛の“無限大”)で割っていくと、成虫が姿を現す。
ルリクワガタ
予想通り、ルリクワガタだ。
ルリクワガタというと“立ち枯れ”のイメージが強いのだが、倒木でも産むようで、太い倒木にも産卵マークはポツポツと散見される。

…ちなみに、ルリクワガタ系は独特の産卵マークを残す。
ルリクワ産卵痕
向かい合った三日月マークとでもいうか、見れば一発で「あ、コレか!」と分かる。
(…が、これだけハッキリと跡があるのは新しい産卵痕で、こういう材を割っても成虫はあまり出ない。)

ルリ4♂を採集したものの♀が出ない…
…が、今回はホソツヤルリも狙いたかったので、とりあえず移動する事にする。
ホソツヤは更に標高を上げないと難しいらしいので、尾根道方向に進む。

…と、しばし登った辺りで苔むした針葉樹の倒木。
しかも赤腐れ。

もしやと思いつつも割ってみると、クワガタの幼虫が出てきた。
残念ながら幼虫の種判別は出来ないのだが、状況から考えて“アレ”の可能性が高いんじゃないだろうか。
近くの赤腐れ材を割ってみると、ポロッと…

ツヤハダ(裏)

…ぶっちゃけ、最初はゴミムシの仲間かと思った。
が、しかし、妙に厚みがあるので、じゃあゴミムシダマシの仲間かと思った。

が、拾い上げてみれば間違いない立派な大アゴが付いている。
ツヤハダクワガタ

ツヤハダじゃん!

前から採りたいと思いつつも、今まで採れていなかったクワガタだ。
…まぁ、それを狙って赤腐れを割ったのだけど、まさか本当に採れるとは思わなかった。
その上、まさかツヤハダクワガタの初採集が東京ラベルになろうとは思いもしなかった。

成虫1♂1♀と幼虫十数頭を割り出したところで、ふと気が付くとなんだか薄暗くなり始めているような…と時計を見ると、あれれ既に16時半じゃないか。
このままでは山中で真っ暗になってしまう!と急いで支度を整えて下山する。

…車まで戻る頃には既に月明かりで自分の影ができるぐらいまで暗くなっていたが、なんとか戻って一息ついて、岐路に就いた。



自分は、イオウマメとオオクワを除く東京都産クワガタ全種の自己採集をひとつの目標に掲げているため、今回のルリクワとツヤハダは嬉しい2種追加。
奥多摩産のクワガタだと、あとオニとマダラとホソツヤルリを採っていないが、今回ルリ♀は採れなかったし、ヒメオオもまだ♀しか採っていないので……奥多摩もまだ何度か通わなければならないようだ。

あとは小笠原だよなぁ…。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

こんばんわ~♪

東京都産というだけでかなり難易度高そうですね。

林道という名の登山道、かなりの急斜面ですね。
画像でこの感じだと上から見るとかなりの急勾配に見えますね。

針葉樹の材にクワの幼虫がいるとは知りませんでした(^^;

それにしても狙った獲物GETできてよい採集になりましたね!

採集は最高に楽しいです(^^

こんばんは。

>クワキチさん
材採に慣れた人ならそう難しくはないのでしょうが、自分は材採が苦手なのでナカナカに難易度高いです…
(だからって他の採集が得意なワケでもないですが…(笑))

尾根に上がる道なんかは、それなりにキッツイ勾配ですね。
また、道自体は勾配が無くても、材は斜面の途中にあったりするので道を外れて斜面を降りて行ったりとか、その斜面の途中で踏ん張って材割ったりとか。

今回、数は少ないながら目的の虫をしっかり採集できたので非常に嬉しかったです。
しかもツヤハダは自己初採集なので尚更です。

こんばんわ!

東京都産ツヤハダ採集うらやましいです!
ルリとか狙って何度か奥多摩から丹波山に材採行きましたが未だ何も採れません…(センスナイダケデス!バク)

こんばんは

>クワデリさん
ルリ系は、一度見つけるまでは難しいのですが、逆に一度見つけるとなんとなく探し方が分かり、ポツポツと産卵マークを見つけられるようになりますよ。
私も、最初に見つけるまでは「一体どうやったら採れるんだ…!?」とずっと思っていました。

奥多摩ぐらいなら、タイミングが合えば“ご一緒に行きましょうか”なんてのもアリですねv(^^)
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
今までに来た虫好きさん
検索フォーム
リンク