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シロテンハナムグリ

クヌギ林で樹液採集をしていると、カナブンと並んで最も普通に見られる甲虫の一種です。

あまりに普通に居過ぎてつい見過ごされがちですが、実は日本産ハナムグリ亜科(シロテンハナムグリやカナブンの仲間)の中ではトップクラスに色彩変異に富んだ種で、意外とコレクション向きの虫です。
普通に見掛ける茶色系やたまに見掛ける緑色系のほか、ピンクや紫などの赤系、更にというタイプもあります。
そしてそれぞれの間もグラデーションで並ぶぐらい個体変異が様々で、集めてみると案外面白いのです。

シロテン色彩変異-1

シロテン色彩変異-2

シロテンハナムグリは成虫越冬し、春から成虫の姿を見られます。
春~初夏の樹液が少ない時期にはハルジオンなどの草本の花やクリやアカメガシワなど木本の花に来て樹液や花粉を食べ、やがてクヌギなどの樹液に多く集まるようになりますが、一回り大きなカナブンが増えてくる時期になると一時期的に数を減らし、晩夏~秋になるとまた数が増えます。

ちなみに、このシロテンハナムグリに似た種というのが意外と多く、更にそれらも樹液に集まるものが多く、見慣れていない人には他の種も「シロテンか…」とスルーされている事が多かったりします(…それどころか、全部ひっくるめて『カナブン』と呼ばれてしまう場合もありますが)。
シロテンと、よく似た種を3つほど並べてみました。

シロテンと近似種

左から、
シロテンハナムグリ
シラホシハナムグリ
ミヤマオオハナムグリ
ムラサキツヤハナムグリ

(携帯画像なので実物以上に差異が分かりにくくなってしまっていますが)こんな感じで非常に良く似ており、知らなければ全てシロテンハナムグリに見えてしまいます。
この他にも似た種はいますので、それらを含め、今後少しずつ紹介していけたらと思います。


クヌギ林の常連、シロテンハナムグリ。
駄虫だ外道だと言わず、ちょっと目を向けてみてはいかがでしょうか?
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No title

 ハナムグリ採集はポピュラーなようで意外と採集人口が少ないうえ,全国的に個体数が豊富であることから,「とある採集ポイントでライバルとバッティング」という苦い思いをすることが無く,大変気に入っています。

 それにしても,こちらでご紹介されている赤い個体はまさに見事という言葉がふさわしい個体ですね。自分も毎年,何千・何万ものハナムグリを見ているはずですが,ほぼ真紅と呼べる個体はアオカナブンでしか見たことがありません。
 地元長野県では,シロテン・アオカナブン・ナミカナブンどれも青緑色傾向の変異の方が多いようです。

Re: No title

>ふうけぃ★風敬さん
赤紫の個体は、奈良県で採集したものです。
同所で似たような色のものを3~4頭採集したので、その地域では一応見られる色のようですが、それでも確率は1/100ぐらいでした。

アオカナブンの赤個体は憧れです!羨ましい。

ナミカナブンも色彩変異が素晴らしいですよね。
私もポツポツと色コレクションしています。

こういう色彩変異のある虫って、クワガタのようなサイズ変異の虫とはまた違った楽しさがありますよね。

教えて下さい

シロテンハナムグリとシラホシハナムグリの見分け方が難しいのですが、何で判別可能ですか

Re: 教えて下さい

>たけさん
はじめまして。
シロテンとシラホシですが、最初は分かりづらいですよね。
blog内のシラホシの方の記事で外見的な見分け方を書いてみましたが(シラホシハナムグリ:http://lucanidae.blog.fc2.com/blog-entry-190.html)が、もし標本にされるのでしたら下翅の色でも見分けられます。
本土のシラホシは下翅が黒いのに対し、シロテンは薄い飴色をしていますので、下翅を引っ張り出してみると分かりますよ。

シロテン

シロテンハナムグリは、ホントにド普通種のイメージがありましたが赤系のシロテンの標本の画像を見た時凄いと思いました!
よく見つけそして捕獲されましたね!
今年の8月の後半頃にクロカナブンを求めて近くの緑地公園に行った時、樹液のでているクヌギに大量のシロテンハナムグリとカナブンがいて、その中に綺麗な緑色のハナムグリも沢山いました。
最初この緑色のハナムグリはシロテンじゃなく別種のハナムグリかと思いましたが、シロテンの緑色系だったのですね!
数としては緑色系も結構大量にいましたけど赤系のシロテンは、まだお目にかかったことはありません。
その採集の日はクロカナブンが二匹とれましたがクロカナは色彩変異個体なんてまずいないでしょうね(笑)

Re: シロテン

>ポリタさん
シロテンの赤系は、関西の友人宅に遊びに行った際に見つけました。
そこでは赤系が数頭採れましたが、そこ以外では自分もまだ見たことがないので、見られる地域はけっこう限られているのかもしれません。
シロテンハナムグリとカナブンはどちらも雑木林の常連ですが、実はどちらも素晴らしい色彩変異を持っている虫なので、集めてみると面白いですよ。
オススメです。

…クロカナブンは…光沢に多少の変異ぐらいあるかもしれませんが、明らかな色彩変異というのは見たコトないですね(笑)

かつて捕まえたシロテンハナムグリだと思ってた甲虫が4匹中3匹がシラホシと判明しました(^^;;
以外といるとこにはいるんですね、シラホシ^ ^

Re: タイトルなし

>蜂屋さん
近年、東京港野鳥公園や山梨県韮崎周辺など、どうも外来らしいシラホシがかなり増えているみたいです。
特に野鳥公園の周辺はシラホシとリュウキュウツヤハナムグリだらけだそうで…。

蜂屋さんが採集されたシラホシが侵入前の在来個体群なら貴重ですし、外来のものなら侵入・拡大の記録のひとつに…
どちらにしても、標本で残しておいた方が良さそうです。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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