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子持ち蝉

まずは下のミンミンゼミの画像を見て下さい。

セミヤドリガー1

…何か違和感を感じませんか?
同じような写真をもう1枚。

セミヤドリガー2

…ミンミンゼミの腹部に、白い塊がくっ付いているのが分かるかと思います。
これ、実は虫の幼虫です。
上写真は全部で4頭(1頭は薄茶色)、下写真は3頭の幼虫が付いています。
そんなワケで、タイトルが子持ち蝉なワケです。

…と言っても、これはセミの幼虫ではありません。
では何の幼虫かと言うと、実は蛾の幼虫
その名もセミヤドリガという、セミに寄生する蛾なんです。

幼虫はセミの体液を吸って育ち、やがて成熟するとセミから離れて繭を作って蛹化し、羽化します。
羽化した成虫はすぐさま産卵し、そのまま次の世代へと命が引き継がれていくそうです。
「羽化してすぐ」ということは交尾もしないという事で、この蛾は♀だけで単為生殖すると言われています。

…なお、この蛾は野外で成虫を見つけるのは非常に困難らしく、私もまだ見た事がありません。
成虫を得ようと思ったら、写真のように白い蝋物質をまとった幼虫が付いたセミを捕まえ、蛾を羽化させるのが一番だそうです。

昆虫には、このように変わった生態、変わった姿、面白い行動のものがたくさんいます。
そういった虫達も、今後少しずつ紹介していけたらと思います。



…ちなみに、セミヤドリガは野外で見られる幼虫のうち99%以上がヒグラシに寄生しているそうですが、ヒグラシが見られない都市部などではアブラゼミやミンミンゼミに寄生しているのも見られます。
写真は2枚とも、千代田区の某神社の周辺で撮影したものです。
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こんばんわ♪

知りませんでした~。
すごい昆虫がいるものですね。
お山に行く機会はひと一倍多いので、
今年はひぐらしも追いかけてみたいと思います(^^

Re: こんばんわ♪

>まー坊さん
興味を広げてみると、昆虫は実に色々なのがいます。
「マジで!?」と言いたくなるような生態や形態のものも沢山いて、とても面白いです。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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