近所で虫探し

1月13日。
なにやら私事系の記事が続いていますが、“虫のタイムリーネタは出来るだけ新鮮なうちに”というのが勝手なポリシーなのでご了承下さい(…というコトは、シーズンに入れば必然的に採集系の記事が増えるってコトです、はい)。

先日、神奈川でイラガの寄生繭を探したものの今ひとつ不発で、ならば家の近所にはいないモンだろうかと自転車で探し回ってみた。

…だがしかし、古い空繭は見つかるものの、セイボウの寄生痕のある繭はおろか中身が入った繭が皆無。
何ヶ所か心当たりの梅林などを探してみるが、どこも中身が入った繭自体が見つからない。
今住んでいる辺りはおそらくここ10~20年で急速に開発が進んだ地域のため、もしかするとそれに伴ってイラガは激減か、絶ってしまったのかもしれない…。

見つからないとどうしても浮気をしたくなってくるもので、樹皮がボロボロになったケヤキを見つけてペリペリと樹皮剥がしなど始めてしまう。

ケヤキ樹皮

ケヤキは大木になると樹皮がヒビ割れて剥がれていくのだが、この剥がれかけた樹皮の下というのは小さな昆虫たちにとって格好の越冬場所となる。
そのため、浮いた樹皮を剥がしていくと色々な虫達を見つけられる。

…いたいた、チビタマムシだ。
チビタマムシsp.

体長2mm程度の小さな虫なので、携帯のマクロ撮影機能でもこの程度にしか写らないが、写真の中心にいる灰色っぽいマダラ模様のヤツがそうだ。
ルーペ撮影をすればもう少し大きく写せるのだが、あいにく持ち合わせておらず。

…さらに剥がすと、いきなりヤモリ。
越冬ヤモリ

出てくるとは思わず、小さな虫に目が慣れていたので突然の巨大な姿にビックリしてしまった。
…野外だとこんな所で越冬するのね。
せっかく寝ていたところをゴメンよ…。

その他に、雑甲虫やらグンバイムシなんかも出てきたが、期待していたヒシモンナガタマムシは出ず。
残念。

…ちなみに、樹皮剥がしは昆虫採集の方法のひとつではあるが、昆虫たちの越冬場所を破壊してしまうし、やり過ぎれば樹木自体を傷める可能性もある。
観察程度なら良いと思うが、片っ端から全部剥がしてしまうようなのは控えておきましょう。


そんなこんなで、ふと見れば富士の向こうに夕日は沈んでしまった。
富士と日没

…ってトコロで、ようやくイラガの中身入り繭を発見。
まだ生き残っていましたか!

分単位で暗くなっていく中、なんとか中身入りの繭を3つ発見できた。

イラガ寄生繭(川)

上の写真の繭は間違いなく“当たり”のセイボウ寄生だと思うが、残り2つは寄生痕なのかただの汚れなのか微妙…。
まぁイラガが出ちゃったら、それはそれで標本にしておけばいいか。


自分は、他で既に採っている虫でも、“地元産”など特定のラベルの虫というのは集めたくなってしまう(…と言っても、そんなに一生懸命に集めてるワケじゃないけど)。
以前、千代田区の某会社に勤めていた頃は、昼休みに千代田区某所で昆虫採集をして「千代田区某所ラベルの虫」なんて集めていたりもした。
おかげで、千代田区産のヤマトタマムシなんて標本を複数頭持っていたりする。

なかなか千代田区ラベルのタマムシを持っている人はいなかろう…と時々悦に浸ったりして(笑)
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非公開コメント

No title

 虫けら屋さんは、イラガの繭はどんなふうに探されていますか。
 どうも自分にはセンスが無いのか・・・私は、なかなか見つけることが出来ず、同でもいい時期に抜け殻を良く見かけたりします。イラガのほうの観察が圧倒的に足りてないです。
 明日は少し注意を強くして、散歩します。

No title

>ふうけぃ☆風敬さん
イラガの繭って、見る角度が変わると意外なほどに溶け込むんですよね。
「見つけた!」って思って反対側に回り込むと「どこだっけ?」とか。
なので、

・同じ枝でも色々な角度から見る
・枝先まで一本ずつ見る
・真近からだけでなく、2mぐらい離れた位置からも見てみる

…という感じで、「見落としをなくす」ぐらいしか手は無いですね。
細枝の股部分に付いていることが多いですが、幹に付いている場合や、普通に枝の途中に付いている場合もあるので、とにかく“ねちっこく”見るしかないです。
あと、1つ見つけたら同じ木に2~3個付いていることも多いので、より念入りに、という感じでしょうか。

No title

 なるほど、まず一つ見つけるというのは重要なんですね。今後は見かけた時には、その周囲を念入りに調べてみたいと思います。
 ありがとうございました。

Re: No title

>ふうけぃ☆風敬さん
いえいえ。
私もまだまだ観察不足で、あまり役に立つアドバイスが出来なくてすみません。
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
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akepon6464@yahoo.co.jp

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