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オレンジと赤と

2月6日。
前日夜23時頃に出発して京葉道から館山道を乗り継いでひた走り、房総半島南端に近い某所に到着。
時間はまだ深夜2時半なので、しばし仮眠を摂る。

…と、朝方カラスの声に起こされた。
空を見上げて見ると、夥しい数の鳥、鳥、鳥…!

鷹柱
…だが、よく見ると飛んでいるのはカラスではない。

トビ(鳶)だ!これが鷹柱ってヤツか!

いつぞや何かの本で読んだのだが、ある条件が揃うと多数のタカが上昇気流に乗って乱舞する事があり、それを“鷹柱”と呼ぶのだそうだ。
それにしてもモノスゴイ数だ。
写真の蚊柱のようなのが全てトビ。
しかもこれで全部ではなく、写真に納まり切っていない部分にもまだいるのだ。
100頭は超えているだろう。

とりあえず、まだ夜が明けきってはいないが、天気予報が下り坂なのでさっさと支度をして探索開始。
常緑樹の葉裏を覗きこみながら探していくと、第一目的は比較的あっさりと見つかった。


オオキンカメムシ

オオキンカメムシ!

更にいないかと探しながら歩いていくと、路上に次々と…

轢死体が見つかる。
オオキンカメ轢死

風か雨で葉から落ちた個体が、そのまま通行人に踏み潰されてしまったのだろう。

生きた個体の追加を目指して更に探す…
…のだが、まだ午前中だというのに時折雨が降る。
「予報は午後からだったじゃねぇか…」

ちなみにこのポイントは年によって個体数にだいぶ差が出るようだが、今年は豊作らしい。
探してみればあっちにも、こっちにも…

オオキンカメ色々

1時間もしないうちに40頭以上が見つかった。
もっと南の地方に行けば百や千というミッシリな大集団になるようだが、房総あたりでは40頭も見られれば上々だ。
コンデジと携帯で色々撮影し、2時間ほどで切り上げて次の目的を探し始める。

第2目標の“ソイツ”はこの時期、土崖の中に潜って越冬しているので、良さそうな崖を見つけて崩していくのだが…

ムカデ。
…またムカデ。
……小さいムカデ。
………もうひとつムカデ。
…………大きいムカデ。

ムカデ以外おらんのかいっ!

…やっと出てきたのは、見るからに手掴みしたくない感じのゴミムシ。
掘り出されたばかりの寝起きだというのに、盛んにプップッと音を立てて屁をこきまくり。
噴射物が白い霧となって見える。
採集しそびれてしまったので正確な種は分からないが、多分コホソクビゴミムシだろう。
クビボソゴミムシ科に属する、いわゆる“屁っぴり虫”。
…カメムシやゴミムシなど、自分はけっこう手掴みで採ってしまう方だが、この仲間だけは勘弁だ。

それにしてもあまりにムカデばかりなので少し場所を変えて見ると、今度はニホントカゲが立て続けに4頭出てきた。
…が、やっぱり狙いの虫は出ず。
これはもう場所を変えようという事で、車で少し内陸部へとポイントを変える。


細い農道に突入してその一番奥まで突っ込むと、良さそうな崖があった。
…と、その足元にオレンジ色の死骸。
「ここにもオオキンカメいるんだなぁ…」
探してみると、高い位置の葉裏に1頭付いているのが見つかった。
……が、しかし、ここでも目的の虫は出ず。


午後に入ってもう雨は止まなくなり、小雨がずっと降り続いている。
車に戻って再び地図を睨み、ポイントを選定する。
車を停めておける場所があって、かつ細い道がある場所…
………なんとか1ヶ所目星を付け、そこへ向かう。

着いてみると、悪くはないが、今までのポイントと比べて特に良いとも思えない環境。
“これぞ!”って崖も無いし…と歩いていたら、道脇に少しだけ土崖があった。
“あまり期待は出来ないかもしれないが、ダメ元でとりあえずやってみるか…”と崩してみたら…






アカオサムシ-1
出た。
…更に崩してみたら、また出た。

アカオサムシ
…と言っても、色彩以外は普段見られるアオオサムシとちっとも変わらないのだが(…ってまぁ、エサキもオオオサも皆同じような形してるんだけど)。
でも今分類がどうなってるのか、よく分からんのよね…。
基亜種の一派に含まれてるの…?


…それにしても、どうにも自分はオサ掘りの勘が無いらしい。
一生懸命掘った場所で何も出ないのに、期待しないでダメ元で掘った場所からポロポロ出てくる。
んで、勘を掴んだ気になって近くの別の崖を掘ってみたら、やっぱり何も出ない。
う~ん…う~ん……

結局その1ヶ所の崖で8頭出てきたが、そこ以外では見つからず。
掘っていたらいきなり鮮やかな黄緑色が出てきてビックリしたらカエル(笑)

越冬カエル
シュレーゲル…でいいのかな?(自信無いけど)

両生類も冬は崖などの土に潜って越冬するものが多く、以前に三浦半島でトウキョウサンショウウオを掘り出した事もある。
とは言え両生類を持ち帰る気はないので、元いた辺りに戻しておく。
で、“8頭採ればもういいかな”と採集を切り上げて車に戻った途端に雨が本降りに。
…なんともギリギリのタイミングだった。

結局雨には降られているので“良かった”とは言えないが、まぁ採集中に本降りにならなかっただけマシだったと思っておこう。

…時間はまだ14時半過ぎだったが、雨は弱まりそうにないのでそのまま帰途に就いた。
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No title

 いいっすね~、アカオサ。私の住まうところではシナノアオですが、今年はアオオサにしては珍しい集団越冬を観察できました。ボウソウマイマイやキンカメも観に行きたいのですが、本家が千葉なので「いつでも行ける」と思って、真面目な採集には一度も出かけていないズボラな私・・。
 ところで、両生類はエーテルで〆てからホルマリン、アルコールと順に処理するのですが、飼い出したり集めだすと昆虫並みに止まりませんよ(笑)

Re: No title

>ふうけぃ☆風敬さん
両爬も好きなんですが、自分の場合、集めたり…という気にはなれないんですよね。
カエルやサンショウウオも見掛けるととりあえず捕まえて弄くり倒すんですが(笑)
キノボリトカゲやトウキョウサンショウウオ、トウキョウダルマガエルなど飼ってみたことはあるのですが、飼育がズボラな私には向かないな…と(^^;
知り合いに両爬好きは何人もいるので面白いんだろうな、とは思うのですが。

アカオサ(に限らずどのオサでも)は、冬に崖掘りするより春にBPT掛けた方が確実に採れますね…。
というか、アカオサなら春に産地を散歩するだけで見つかりそうですね(笑)
プロフィール

虫けら屋

Author:虫けら屋
もっぱら採集中心の虫屋さん。当初は東京で発生が確認されたが、後に埼玉県に移入、現在は千葉県での生息が確認されている。
肉眼で見て楽しめるぐらい大きなミーハー虫が好き。

Blog内の写真・文章等については、少しの引用的転用ぐらいならOK…と思っていたのですが、なんか最近フリー素材か何かと勘違いされているフシがあるので、今後は勝手に使わないでね。

※お問い合わせを頂く際はEメールにてお願い致します(採集ポイント等についてはお答えできかねますが…)。なお、採集遠征等により、お返事まで数日以上掛かる場合もございますので予めご了承下さい。
   ↓↓↓
akepon6464@yahoo.co.jp

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